これだけは守って!雪かきで死なないための3つの注意事項

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この時期、雪かきによる死亡事故が多発している。

 

特に、今年は、数年に一度レベルの最強寒波が多数日本に襲来し、各地で過去最高レベルの積雪量を記録しているため、いつにもましてより一層の注意をしなければならない。

 

そこで、今回は、雪かきで死なないための注意事項と題して、雪かき前に必ずチェックしていただきたいしてポイントを3つほど紹介させていただこうと思う。

 

 

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まずは、安全な足場を確保する

 

雪かきをする際は、重い雪を何度も運ぶことになる。

そのとき大切なのが、足場の確保だ。

 

あらかじめ雪を片付けるときに通る通路に滑りやすい場所がないかよく確かめておこう。

特に、雪の降り初めには、滑りやすい氷の上に新雪が積もり、そのような場所で作業をしいて転倒してしまう事故が起こりやすい。

なので、一度だけでなく、2度3度と、できれば足場を踏み固めるようにして安全を確保してから作業にあたっていただきたい。

 

屋根の上の雪に注意する

 

特に、玄関先や軒先の雪かきをする際、最も注意しなければならないのが、屋根の上に積もった雪が落ちてくることだ。

 

毎年、屋根からの落雪に気づかず、生き埋めになったり、硬い雪の塊が頭部を直撃することで死亡事故につながってしまう例が後をたたない。

 

もちろん、あらかじめどの辺りに雪が落ちてきそうか確認することは大事だが、あまりに屋根の上の雪が多く、危険だと感じる場合には、その下には近づかないようにするなど、まずは身の安全を確保しなければならない。

 

ただ、玄関先などどうしても通路を確保しなければならないという場合もあるだろう。

そのようなときは、ぜひ専門の業者や近所の方にお願いして、まずは先に屋根の上の雪下ろしをしてもらうことをおススメしたい。

 

自分で屋根の上の雪下ろしをする場合

この場合は、まず、雪下ろしをする前に屋根の上から地面に降りるための足場を確保することから始めなければならない。
その際は、面倒でも一度必ず実際に降りてみて安全を確認することが大切だ。

 

その際、雪が降り積もってクッションのように柔らかい状態だからと油断してはいけない。

むしろ、そのような足場の方が危険という場合もあるのだ。

 

高いところから、体重の重い男性が落下すると、その重みで体が雪の中に埋まってしまうことがある。そうなると自分では脱出することはおろか、声を発しても音が雪によって遮断されて、助けを呼べなくなって万事休すということにもなりかねない。

 

また、屋根の素材にもよるが、雪で濡れた屋根の上は、思った以上に滑りやすい。
しかも、雪が積もった状態だと、その雪自体が滑り落ちてしまい、雪下ろしをしている人も足を取られて転落してしまうという事故もよく起こっている。

 

したがって、地面で雪かきをするとき以上に、より慎重にならなければならない。

 

最低でも必ず2人以上で行うこと

 

これも、ぜひ守っていただきたい注意事項だ。

 

先ほどからお伝えしてきたとおり、

雪というのは、何もかも我々の想定を上回る存在だ。

 

思ったよりも滑り、思ったよりも固く、思った以上に危険な存在なのである。

決してナメてかかってはいけない。

 

そして、万が一、1人ではどうしようもない事態に陥ったときのために、

雪かきは必ず二人以上の人数で行うようにしよう。

 

そして、絶えずお互いの無事を確認し、声を掛け合うことが重要だ。

そうすることで、一瞬の油断が生死を分けるような状況でも、いちはやく危険を察知することにつながる。

 

終わりに

豪雪地帯に暮らす人にとって、雪かきは文字通り命がけである。

大人なら誰しもその大変さを理解しているからこそ、ともすると中々人には頼みづらいと思ってしまう。雪国出身者の控えめで真面目な性格がそうさせるということもあるだろう。

 

しかし、だからこそ、お互いに助け合って、声を掛け合っていくことを意識したい。

そうすることで、危険で大変な雪かきを少しでも、安全でローリスクなものにしていただきたいと思う。