例年にもまして、積雪量の多い今年の冬。
「雪が積もって玄関から出られない」
「ガレージの雪をかき出さないと車が出し入れできない。」
「というか、車のタイヤが溝に挟まって抜け出せねえぞ(泣」
そんな悲鳴が各地で聞こえる中、
マストアイテムとして欠かせないのが雪かきグッズではないでしょうか。
ただ、ホームセンターに行ってみると、思いのほか種類が多く、
初めはどれを選んでいいかわからないもの。
そこで、今回は、雪かきに欠かせない便利グッズの紹介とその用途別使い分け方についてお伝えいたします。
よかったら、どうぞ参考にしてみてください。
それでは、さっそく。
スコップ(剣スコ、角スコ)
まずは、定番中の定番、スコップについて。
一口にスコップと言っても、用途によってさまざまなタイプのものがあります。
ちなみに、私が主に雪かきで使用しているのは、先の丸いタイプのものと、四角く平らなタイプのもの(角スコ)。
まず、丸スコップ
これは、硬い雪や氷を削り出すのに向いています。
また、先のとがった剣スコップ呼ばれるタイプのものもあり、こちらは先が丸いスコップよりもさらにザクザクと雪に突き刺すようにして掘り進めていけます。
次に、角スコップ
こちらは、先が四角い形状になっているタイプのものです。
丸スコップよりも一度に多くの雪を運ぶことができ、しかも平らな形状をしているため、手当たり次第に掘って凸凹になってしまった雪面や通路を整える(整地する)のにも向いています。
スコップの用途別、使い分け方。
先ほどもお伝えした通り、
基本的に、硬い雪は、先のとがったもしくは丸いスコップで切り崩していきます。イメージとしては、アイスピックで氷を削り、かき氷にするような感じ(あくまで、そういう気分でやっているというだけですけど笑)。
そして、割と柔らかめの雪や軽めの雪の場合は、角スコップで一気に雪を切り出しつつ、同時並行的に整地までこなしていきます。
丸スコップが切り込み隊長なら、角スコップは、その調整役兼オールラウンダーといった感じでしょうか(どんなだよ笑)。
ただし、調子に乗って、腕力だけでガシガシやっていると、腰を痛めることにもつながるため、くれぐれもご注意ください。
ポイントは、できるだけ腕を曲げて体幹から近い位置に保ち、体全体で雪を持ち上げるようにすること。また、雪を投げる動作をする際にも、ムリに腰をひねらずに腕と胴体が一体になっているかのようなイメージで行うと腰を痛めにくいと思います。
この辺りは古武術介護の考えに通じるところもあるかもしれません。
スノーダンプ(ママさんダンプ)
雪かきをするなら、豪雪地帯では、定番すぎるくらい定番なのが、このスノーダンプ(通称※ママさんダンプ)です。
スコップよりも遥かに多くの雪を一度に運ぶことができ、しかも、テコの原理を利用した軽さに加えて、そこそこ小回りも効くという、まさに雪かきグッズ界の革命児的存在。
そのため、一家に一台は、もはや雪国では当たり前(笑。
※なぜ”ママさんダンプ”と呼ばれるようになったのかについて。
開発当時、新潟県では男性が冬季に出稼ぎで不在なことが多く、除雪は女性の仕事だった。 そのような女性の労力を軽減するために、軽量素材を使用し、女性の体格に合う柄の長さにするなど、女性が使いやすい商品として開発を行った。「 ママでもダンプカーのように雪が運べる」ことにちなんで、この名称が付けられた。 ウィキペディアより
ラッセル(プッシャー)
これも、ちょっとした雪片づけには、あると便利なグッズのひとつです。
特に玄関先など、スノーダンプで運ぶにはちょっと狭い場所でも、このラッセルを使えば一気に雪をかき出すことができます。
また、見てもらえば分かる通り、スコップよりも、より雪をかき出す(押し出す)ことに特化した形状をしているため、朝出かける前に通路だけでも確保したいというときには非常に頼もしい存在。
また、スコップとちがい、上に持ち上げる必要がないので、力の弱い女性やお年寄りにも扱いやすいところも人気の理由です。
一見、プラスチック製で、地面を擦るとすぐに逝ってしまわれそうな気もするんですけど、壊れにくい素材(強化プラスチックなど)が使われているため、思いのほか丈夫で長持ちします。
除雪機(電動)
除雪アイテムのリーサルウェポン(最終兵器)といえば、やはりコレ。
そう、電動除雪機です。
圧倒的な高火力で、一面を火の海に…じゃなくて(笑、
圧倒的な除雪能力で、ちょっとしたお庭ならあっという間に除雪完了となります。
その性能から、雪国の人々の間では、文字通り喉から手が出るほど欲しい逸品ですが、HONDA製の新品ともなると最低価格20万円からとなかなか勇気のいるお買物。
まあ、小型でキャタピラ駆動のため、女性やお年寄りでも簡単に圧倒的な除雪作業が実現できる(というか、もともとがそういう目的でつくられたのだものね)、まさに最終兵器です。
ちなみに、アマゾンなどでは、その10分の1ほどの値段で販売されている製品もある模様。
評価の方も、上々みたいなので、20万円はちょっと手が出ない…という方も、電動除雪入門機として購入を検討してみる価値はアリだと思います(腰なんか痛めたら、手術代でその何倍もの費用がかかってしまうからなあ…)。
というわけで、何か少しでも参考にしていただけたら。
最後まで、ご覧いただきありがとうございました!