ツイッターの返信とリプライの違いに悶々としてたら、神様がやってきて教えてくれました。

身近な疑問

先日、散歩に出かけた際、たまたま立ち寄った公園で小学校高学年くらいの子供たちが、スマホ片手に何やらしきりに盛り上がっていた。

 

「やべー!それどうやってみつけんの?」

「うるせーな、後でリプしろ、リプ。」

 

「いいから、今教えてよ、リプとかめんどいからさー」

どうやら、スマホゲーのレアキャラのゲットの仕方について、片方の男子がもう一人にしきりに尋ねているらしかった。

 

にしても、リプってなんだ、リプって。

と一瞬、脳内の思考が停止する。

 

ああ、そうか。

リプライのことか。

 

子供たちは、ゲームの話題とツイッターのリプライの話題を当たり前のように無邪気に横断しているらしかった。

 

それにしても、リプってなんだ。

いや、そもそもリプライってなんなんだ。

 

リプライ…英語で書くとreply

replyは、たしか英語では応答とか、返信という意味の単語だ。

 

つまり、先ほどの会話は、

「うるせーな、後でリプしろ、リプ」ではなく、

「うるせーな、後で返信しろ」でもいいわけだ…っていや待て。

 

なぜ、最初に送る側が返信できるのだ?

そもそも送り返す対象がないではないか。

 

 

 

とかなんとか、悩んでいると、

額に「ツ」と書かれた神様が、私の足元に降りてきて

 

『なのな(書き間違いではない、本当に”なのな”と言ったのである)小僧、

リプライってのはな、
ユーザーIDの前にな、半角の@を付けることでな、
特定のユーザーに対してツイートや返信を行うことができる機能のことなんだぞ?バカかお前は?』

と親切にも教えてくれたため、ありがたくワンパンで飛ばしておいた。バカは余計だ、バカは。

 

そして、その神様は別れ際に、

『特定の個人に向けたツイートで@をつけないものを空(から)リプというから覚えとけよー』と言い残してはキラリ星になったのだった。

 

いやまて、神様も死んだら星になれるのか?

というか神様って死ぬのか?

 

それはともかく、

そのあと、”リプ”と”空リプ”とが行き違うようにグルグルと私の頭の中をめぐり続けては、

せっかくの昼休みを悩める午後のひと時に変えたのは、言うまでもない。

 

リプライの使い方に幅がありすぎる

 

そもそも、世の中のどれくらいの人がツイッターにおけるリプライという用語の意味を理解して使っているのだろうか。

 

気軽にリプしてね、と言ってる本人が

「あれ。でもリプって正確にはどういう機能かよく分かんねえけど、まあいっか、とりあえず、なんかおしゃれだし、いいや、言っとけ(笑」

みたいなク〇な真似をしていないとも限らないではないか。

 

とりわけ、私のような、理解があいまいな人間がそれを耳にすると、混乱する以外に選択肢がなくなってしまう。

 

仮にそこで、恥を忍んでは「さっき、リプしてくれって言ったじゃん?でも、リプってそもそもどういう意味?何もないところからリプするってどゆこと?」

 

とか聞こうもんなら、

(何コイツ、キモいんですけど…)

みたいな動物的な反応が返ってくる場合が多い気がして、つい二の足を踏んでしまう、

というか、何コイツきもいんですけど、じゃなくて、「実は、リプって何か僕もよく分からずに使ってました、ゴメンナサイ…」の間違いじゃないだろうか?(割

などと脳内を占める思考が説教臭くなって自分でもいよいよウンザリしてくる。

 

自分の妄想の中で居もしない誰かにディスられては傷心…そんなの愚にもつかないではないか。

 

 

とりあえず、もし仮に、リプライが単に返信の気取った言い方でしかないのなら、私もここまで悩むことはない。

そもそも、なぜ返信と言わず、リプライなどと気取った言い方をするのだろう?(笑

マック…じゃなくMac片手にスタバでドヤりたいという、例のいけ好かない見栄はりみたいなものなのだろうか?

 

いやいや、また思考が変な方向にさまよっている。

 

そうではなく、私の中で戸惑いを隠せないのは、

リプライというツイッター用語を、

どうしても”返信”と直訳しては意味が通らない文脈上で使う人種と出くわしたときなのだ。

 

例えば、まったく何の連絡ももらってない相手に、いきなり

「リプしてね~」

と言われた時などがそうだ。

 

私はこの人に、まだ、なんのメッセージももらっていないのだから、私発信で返信するのは、いかにもおかしいということになる。

 

つまり、リプライは返信という意味に加えて、こちらから@IDを先頭につけてメッセージを送るダイレクトメッセージ的な意味合いも含まれていると考えるほかあるまい。

 

いや待て、確かツイッターにはDM(ダイレクトメッセージ)機能は別にあったような…まったく、まるで入り組んだ迷路に迷い込んでしまったかのようだ。

 

返信ではない方のリプライとDMとの違い

 

まずツイッターにまつわるイメージを描く手がかりとして、こちらのサイトがとても分かりやすい解説をしてくれていた。

 

この方の説明によると、

 

リプライとは、先ほども言った通りメッセージの冒頭に@IDをつけてから内容を書き込んで送信するもの。

 

このようにすると、送ったメッセージは、自分と送った相手のタイムラインに加えて、自分とその相手の両方をフォローしている人のタイムラインにも表示されるという。

 

イメージとしては、仲のいい友達どうしが、共通の友人の前でおしゃべりしているような感じ。

 

一方で、DM(ダイレクトメッセージ)はというと、文字通り送った相手にだけ見える形でメッセージを送る機能だそうだ。要するに2人だけの秘密の手紙みたいな(笑

 

ちなみに、皆さんご存知だと思うけど、ツイッターにはもうひとつ、リツイートReTweet(引用・転送)という機能があって、これは誰かのつぶやきを自分のフォロワーに紹介する機能(だと私は思っている)。

 

リツイートの具体的な表記の仕方としては、

自分のつぶやき + RT @引用元ユーザーID 元のつぶやき

のようになる。

 

リツイートすると、それが引用した相手のタイムラインと、自分のフォロワーのタイムラインに表示される。「オレ、こんなんいいと思ったけど、よかったらどうぞ。」みたいな感じ。

 

 

リプライ=返信という文字通りの理解が問題

 

これに尽きる。

リプライは、確かに返信する機能も一面では持っているけど、全くイコールというわけではない。

もし、言葉の意味だけで、リプライ=返信と勘違いしていると、

たとえば、「こちらからリプライする」とか、初めての相手に「リプしてね」という言われ方をされた場合に高確率で混乱してしまうだろう。

 

「別に返事をしたわけじゃないのに、どうしてリプライ(返信)っていうの?」

まさにその通りだ。

 

そもそも、ツイッターのメッセージ作成画面には、『返信』、『リツイート』、『お気に入り登録』の3つしかない。リプライなんて項目はどこにもない、それが混乱の原因にもなっている。

 

「リプしてって…え?リプライなんてボタンどこにもねえけど?💦」

要するにそういうことだ。

 

ということは、さっきの神様は、短い言葉の中で、ズバッと真理を言ってくれてたんだなぁ…。さすが神様。

 

結論

 

今回の結論としては、

ツイッターにおけるリプライとは、

返信することに加えて、

最初に@IDをつけて、こちらから相手に対してメッセージを送ることという2つのことを指す。

そして、リプライされたメッセージは、送った相手と自分のタイムライン上に表示されることに加えて、自分とその相手のどちらもフォローしている共通の友人のタイムライン上にも表示される。

ということを意味する。ということになるのかな。

 

ただ、

まだまだ分かってない部分もあるんだろうな、きっと。

だって難しいことを人に分かりやすく簡単に説明できて初めて理解したってことなわけでしょう?

今ここでやってるのって、多分、その逆のことだもん(笑

 

まあね、とにかく、

返信=リプライだったら、誰も最初から混乱しないって話なので。

リプライには2つ目の意味もあるよってことだけでも覚えて帰っていただければよろしいかと思います。

 

あ、そういえば、空リプってのがまだ残ってたっけ…ま、いいや、それは次回にお任せだ(笑

 

というわけで、今回はここまで。

ずいぶん長々と書いてしまいましたが、最後までご覧いただきありがとうございました。

 

それでは、また。