どうも、レボログです。
今回は、トレードプランと相場の値動きどちらを優先させるかというお話。
結論から言うと、
相場の値動きを優先させようということなんですが、果たしてなぜそう言えるのか。
その辺のことを私の経験を踏まえながら話していこうと思います。
予想外の展開=エントリーの根拠がすでに崩れはじめた証拠
たとえば、分かりやすいレンジ相場で逆張りで売ったと仮定してみてください。
最初に設定したターゲットはレンジの底。
しかし、その後の値動きをみてみると、
すんなり下げていかずにレンジ中ごろでもみ合う展開に。
さて、この時、あなたならどうしますか??

さてさて、どちらを選ぼうか…。
以前の私なら断然、選択肢1を選んでいた…その結果

ハイ、白状します。
すんなり下げずにもみ合う…こういう展開で粘っても、あまりいいことはありませんでした。
大抵、
長いこともみ合った挙句損切りにかかるケースがほとんどで、ふたたび下げていって利益ターゲットに届く確率はよくて2割程度だったと思います。
メンタルがブレブレなのもマイナスだった

ここだ!
というポイントでエントリーしたものの、
その後、なかなか利が乗らずにもみ合ったりすると、
やっぱりスゲーストレスが溜まってきます。

イライライライラ…。
そんでもって、
優位性とか客観性とか冷静さとかいうマインドセットはどこかにすっ飛んで行ってしまって見当たらなくなり…
あとはひたすら、

下がれー。イケー。
みたいな謎のダウントレンド応援マインドというか、
完全にお祈りトレード状態になってしまっていました。
これじゃ、相場を冷静に見ることなんてとても出来やしません。
ということで、選択肢2を選ぶようにしてみた結果
そりゃまあね、最初は抵抗ありましたよ。
というのも、選択肢1を選んでいたのにも、私なりの理由があって、
たとえば、
”人間は、損切は先延ばしにしがちで、なおかつ利食いは伸ばせない”というプロスペクト理論とか。

リスクリワード比は、必ず1対1以上!できれば1対2以上にしなければ勝てない!
そんな風に思ってましたから(今でもちょっと思ってるけど)。
でも、それを守った結果、
戦績は散々だったわけですから…。まさに論より証拠ですよね。
そこで、藁にもすがる思いで、
試しに選択肢2を選んでしばらく経過を見守ってみたわけです。
不思議と勝率も利益率もアップ
すると、どうでしょう。
不思議と勝率が15~20%アップし、
手元に残る利益が損失を上回るようになってきました。
たぶん、これまで(選択肢1のやり方でトレードしてたとき)
には多かったターゲット手前まで伸びて反転し、結果損切で終わる…みたいなケースで利益が残るようになったことが大きいのかなと思ってます。
さらに、メンタル面でも変化が・・・
ま、これは単純にトレード中、祈らなくなりました(笑)。

あ、どうやら想定した流れと違ってきたわ。
よし、ここは、いったん決済して仕切り直しだ。
そんな風に、少しずつですが
利益ターゲット到達前でも流れ次第でプランを変更できるように…。
そのおかげで、長い間もみあう展開に耐えて耐えてメンタルがクタクタ…みたいなこともなくなって、ストレスも半減。
そもそも、相場というのは、私個人のトレードプランなんて、ぜんっぜん気にしていないわけで(笑)、
そう考えると常に相場のご意向に沿ってトレードプランを変更していくというのは、生き残るために当たり前の術だったのかもしれませんね。

潮目に沿って漁場を決める、ベテラン漁師のようにね。

勝てなかった頃ってのは、
いかにも自分勝手で、相場へのリスペクトが足りてなかったのかもな。
途中もみ合った次点で、そのポジションはすでに死んでいた!?
そもそも、最初に売りでエントリーした段階で根拠となったのは、
今後もしばらくは分かりやすいレンジ相場が続くだろうという予測だったわけです。
しかし、途中で長くもみ合った…ということはプランから外れてしまった(もうエントリーの根拠となる優位性は半分くらい失われてしまった)と考えられます。
となると、いまだにポジションを持ち続けているのは、もはやただのギャンブル。
ここは冷静になって、魅力の薄れたポジションはサッサと投げてしまった方が賢い選択だといえやしませんかね?
というわけで、
プランから外れてきたら、(途中でも)いったん仕切りなおす。
そうしているうちに、やがてピタッと想定した戦略がハマる展開も現れてくるものですから、そこでしっかり利益を上げていけばいいわけです。
というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また。