そんな相反する2つの欲望を抱えていたFX初心者時代、
ふと、すべてのトレード記録をノートに記録してみようと思いつきました。

あ、手法の話はしてませんので、あしからず。
レコーディングダイエットの考え方をそのままトレードでも実践した
トレーディング日誌を付け始めたときから、さかのぼること約半年。
当時ダイエットに励(はげ)んでいた私は、
いろんな方法を試す中で、食べたものをただノートに書き留めて見返すことが、ダイエットに劇的な効果をもたらすことを発見していました。

まあ、タダ見返しても反省しないと効果は無いけどw
太っていた頃の食生活を記録したものだから、
そこには当然アホみたいな食事の記録が残されていくことになります。

いやいや、なんで早朝に欠かさずプリン食ってるし…しかも食べたことも覚えてないぞ…。
そんな恐い症状も、食べたものを細かく記録することで初めて発見することができました。
人間は、自分のダメな部分を見続けることに耐えられない
これは、私の仮説だけれど、
トレーディング記録とレコーディングダイエットが効果的である理由の肝(きも)の部分なので、ちょっと詳しくお話しさせてください。
まずは、ダイエットの話から。
ダイエット期間中、
食事の全記録を見続ける日々を通して、
私は、自分のダメダメな食生活を嫌というほど自覚させられました。

当時は、週末にノートを開くだけで嫌な汗かいてましたっけ…。
とくに、
食欲に負けた週の週末は、
あたりまえのように自分の最新版・黒歴史をひも解くことになるわけですから、もう憂鬱(ゆううつ)で仕方がない(笑。
ハッキリ言ってせっかくの週末が台無しです。
そんな残念な週末を1か月(4回)も過ごすと、
さすがに私でも、

もう、こんなブルーな気分は味わいたくないよ…。
なんて考えるようになります。
すると、不思議なことに、
それまであんなに抑えられなかった食欲が少しずつコントロールできるようになってきました。

痛みと食欲を天秤(てんびん)にかけたってわけね。
ちょっと大げさに言うと、
それまで、コンビニに行くと必ず買っていた揚げ物やポテチが、
憂鬱(ゆううつ)な週末を作り出す悪魔の食べ物に思えてきたのです(笑
そうなると、もう頑張って食欲を抑える必要とか全然なくて、

もう揚げ物とか見るのも嫌…。
みたいな状態に。
そこから体重も右肩下がりに落ちていきましたとさ。
ざっくり言うと、
これがレコーディングダイエットの恐るべき(笑)効果なわけです。

ただし、それなりに(精神的な)痛みをともないますので、興味のある方は、それなりの覚悟をもって取り組んでみてくださいませ。
では、続いてトレードのお話。
トレード日誌も初期にはアホなトレードだらけすぎて泣けたぜ
トレード初心者時代、
つまり週や月単位で勝てない時期の記録を見返すと、
当然、やったらアカントレードのオンパレードなわけです。
損切を置かないのは当たり前、
その日1発目のトレードではルール通り入れたのに、2連敗したあたりから、感情的になってまったくルールを無視して急な値動きについていって高値つかみであえなく撃沈。
さらに、そこからドテンで往復ビンタ。
そんな忘れたい過去を週末に再確認するんだから、
もう泣きたくなります(泣
とにかく苦しくてもトレード記録だけは確認し続けた
ダイエットの経験があったので、
この痛みにはそう長く耐えられるものではないことは分かっていました。

根性の無さだけは自信がある…。
そして、案の定、ダイエットの時と同じように、
トレード記録を見返す日々の中でも、1か月ほどで

もう、こんな気分は味わいたくない!
という強い気持ちが芽生えてくることに。
そうなると、こちらも話は早くて、
それまで行っていた


いかに、入っちゃダメなところでエントリーしてたかってことがよ~くわかったよ。
まとめ
強い願望を持ち続けると、
人間に備わった潜在意識は努力せずとも必要な答えや手段を見つけるといいます。
トレードで勝ちたい!
もちろん、
そんなポジティブな願望から答えを見出す人もいるでしょう。
一方で私のように、

もういい加減ダメな自分を見続けるのはウンザリ…。
というマイナスな感情を頼りに、
答えを導き出す例もあるということです。
潜在意識という言葉がなんだかうさん臭いという方は、
人間のもつ自己を修正する能力・改善する能力と言い換えてもいいかもしれません。
明日までにトレードが上手くなることはできないけど、
明かなミスをなくすことは割とすぐにできそう。
これが、初心者から抜け出そうともがき始めたころ私が考えた事でした。
トレード記録をつければ、
改善すべき明らかなミスがすべて嫌というほどハッキリします。

なんで、オレはこんな無駄なトレードを…。
自分のダメな部分を人から指摘されたら嫌ですよね?
でも、自分のつけた記録なら、
なんとか受け止めることが出来そうな気がしませんか?
というわけで、今回はここまで。

最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは、また。