※タイトル通りこの映画にゾンビは登場しません。

でも、ちゃんと家族そろってサバイバルしてます。
映画って大体、観る前に「こんなんじゃね?」という予想を立てるものですよね?
このサバイバルファミリーという映画の場合。
ご丁寧に、予告編も用意されていて、そこで小日向さん演じる親父が川の水飲んで腹下すみたいなバカっぽい描写があったので、

あーこりゃ、サバイバルコメディーだな。
と思いながら見始めるわけです。
パッケージの表紙もいかにもコメディータッチだし…『電気消滅!生き残れ家族!!』って(笑
まあ、これがウォーキングデッドシリーズを生み出したエンタメ大国アメリカとの差なのかよ…とか思うと若干悲しくなるけど。
でもね、結論から言うと、とても楽しい映画でした。

楽しい??…いや、いい映画でした!かな。
もし、ある日都会の快適な環境に慣れ切ったとある家族からいきなり電気とスマホを取り上げたら…
設定はそんな感じだし、基本、そこはかとなくバカっぽいんですよ、それぞれの行動がね。
でもでも。
普段エラそうなのに、実は何にもできねえと噂の親父が、子供のために頭下げたり(土下座)、
普段ボーっとして何考えてるかわかんねえな!とか家族からラベル張られてる息子が、
実は意外とサバイバル知識豊富でここぞって時に頼りになることが判明したり。
何より、今まであまりちゃんと向き合ってこなくてすれ違い気味だった家族が
これを機会に一致団結し、互いを理解していく過程は、ベタだけれども見ていてやっぱ心地いい。
ただね、途中友情出演したさわやかなあの人たちはいらなかったと思うの(違和感がスゴいw)

なんというか、そこはやはり紀香様…。
もし、明日電気とネットが使えなくなったら(しかも2年くらい)
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困る…メッサ困る…。
だって、2、3日ネットにつながらなくなったくらいでヒーヒー言ってるボクですからね。
ある日ネット環境から飛び出したら不便さと開放感が押し寄せてきた―レボログー
ただ、太陽フレアがどうのこうのとか、サイバーテロが原因だとか
どこかとってつけたような設定も、まったくあり得ない事とは言えないと思うのです。

聞いた話では、アメリカがその気になれば今すぐ日本のすべての電気を一瞬で止めるとこもできるらしいし。byスノーデン
ま、でも電気やネットの恩恵を受けまくってて言うのもなんだけど、
スマホとかタブレット端末とか、あんま見たくもないのについ見ちゃって気づいたら3時間経過…みたいな日常って、ちょっとシンドイな…と思うこともありまして。

でも、やめられない止まらない…。
だから、
便利さと引き換えにちょっと不幸(不自由)になってる現状から脱出して、
スマホをポイっと投げ捨てて、不便だけど幸福度が高いちょっと昔風の世界へトリップしてみたいな…2時間くらい。
きっと心のどこかにそんな願望があったんだと思う。
そして、
そんなひそかな願いを叶えてくれたのがこの映画だったんだなと。
今コレを書きながら、ふと気がつきましたとさ。

実際に体験するのはちょっと…
だから映画見ながら妄想するくらいがちょうどいいのです。
これからこの映画を観る予定のあなたへ(ちょいネタばれ)
ぜひ、スマホの電源を切って、カツラの人はカツラを外してご覧ください。
2時間後、ちょっとだけ世界の観方が変わるかもしれませんよ?

あと、高速道路を自転車で全力ダッシュしてみたくなる!
それでは、また。
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