「最近、子供が授業中居眠りばかりしてて困ってんだよね。」
先日、中学校で英語の教師をしている高校時代の友人から、電話でそんな話を聞かされた。
私が高校生の頃も、よく深夜まで意味もなく起きていたり、どうしても好きな深夜ラジオとか聞きたくて、
次の日、寝坊しては学校に遅刻しそうになる…ということがよくあったなあ…とちょっと懐かしく思い出した。
それと同時に、イマドキの
子供の睡眠時間について、ちょっとだけ気になったんだぜ。
というのが今回の記事のテーマです。
睡眠時間の理想と現実~子供の場合~
私が子供の頃から、小中学生といえども、塾に習い事にと忙しく、見たいテレビがあったり、ちょっとボーっとして油断していると、気づいたら睡眠不足ということにもなりかねなかった。
それに加えて、
今の子供たちは、ベットに入ってからでも、スマホでネット世界を自由に散策することができてしまうため、私の予想では、おそらく過去最高に睡眠が不足しがちな年代なのではないかと。理由は、単純に娯楽や誘惑が多すぎるから。
もし、今の時代に私が中学生とかなら、きっと、永遠と深夜遅くまでスマホで遊んでそうで怖い…つくづく自分がまだ幼い子供の時代に、スマホが無くて良かったと思う(よほどの自制心が無いとアレを扱うのは子供じゃムリでしょ)。
と、大分脱線してしまってゴメンナサイ。
話を本筋に戻すと…本スジ?
そうそう、テーマは、子供の睡眠時間のこと
一般的に、成長期の理想的な睡眠時間は
小学校中高学年、中学生でともに9時間。
高校生でだいたい8時間。
といわれているようだ。
それに対し、2000年(大分昔のデータしか見つけられず、残念)に行われたある調査によると、
小学校中高学年の児童の平均睡眠時間は、8時間43分
中学生の平均睡眠時間は、7時間51分
高校生の平均睡眠時間は、6時間54分
という結果が示された。なるほど。
今から17年も前のデータにも関わらず、中高生では、理想的な睡眠時間から1時間以上も少ないことが発覚したというわけか。
こりゃ、スマホが当たり前の現在に至っては、さらに睡眠時間は減少していることが予想される。
そういえば、2017年についに、これまで右肩あがりだった平均身長の伸びが止まったというニュースを目にしたけれど、
もしかして、子供たちの睡眠時間の減少と何か関係があるのかもしれない。
睡眠時間を延ばす方向で考えるのは、現実的ではない。
とはいえ、
今後ますますスマホに代表されるような小型のデバイスが進化し、24時間ネットにつながる環境以上のもの(携帯を体内に埋め込んじゃうとか)が出てくれば、(大人よりも)誘惑に弱い子供たちが、睡眠時間を削ってでも、そういった魅力的なツールに触れていたい!と考えるのは当然と言えば当然だ。
もちろん、時間が来たらスマホの電源を切って、さっさとベットに入ってグッスリというのが理想ではあるけれど、なかなかそうもいかないと思う。
となると、重要なのは睡眠の量ではなく、むしろ質ということになるんじゃないだろうか。
つまりは、短時間でも、集中して深い眠りにつけるような環境をつくること。
例えば、寝る前1時間は、テレビや電子機器のブルーライトに当たらないようにして、脳を覚醒状態から睡眠モードに切り替えるとか、それが難しければ、せめて質の高い寝具を用意するとか。
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もちろん、睡眠不足は、子供だけの問題ではない。
大人だって、質の高い睡眠が日々の健康につながるのだから、運動や食事と並んで、しっかりぐっすり眠っていかなければならない。
といいながら、どうも最近、腰の調子があまりよろしくない私としては、
ここでいっちょ奮発して、いいマットレスを買おうかどうか本気で迷っているところだったりするのですヨ…。
睡眠は、大事だからね、大人も子供も、ホントに。
それでは、また。