食べることでストレスを解消する習慣は早めになくした方がいい

シンプルライフ

先日、一年ぶりに中学の頃の同級生S君と会う機会があった。

そこでびっくりする事態が。

 

(え…本当にS君だよね…?)

以前はスリムな体型だったS君は、見違えるほどふくよかになっていた。

 

失礼かな?と思いふくよかと表現したのだが、

逆に分かりにくいか?とも思うので有体(ありてい)に書くと、要するに…デブになっていたのだ。

スポンサーリンク

1年で20キロの体重増→原因はストレス食い

 

「いやあ~、びっくりしたでしょ?恥ずかしい話だけどさ~、ここ1年で20キロも太っちゃってさ~。」

 

S君の見た目の変化もショックだったが、

さらにもう一つショックなことが発覚。

 

それは、S君の美しい低音ボイスが、急激に太ったせいですっかりデブ声に変わっていたのだ。

 

(目をつむったら、まるでお相撲さんと話しているみたいだろうな…。)

 

そんな想像はともかく、

なんでこんな急に太ったのか気になったので、それとなく理由を聞いてみた。

 

すると返ってきたのはこんな回答。

 

「いや~、ウチの会社って外資系でしょ?

普段から、英語でコミュニケーションとらないといけないし、公用語もほぼ英語でさ。

おまけに、新しい上司がノルマとか厳しめの人で。

気づいたら、仕事でたまったストレスを食べることで解消するようになっちゃってたってわけ。」

 

なんでも、

S君は起きている間はもちろん、寝ている間も、まるで夢遊病のように起きだしては、冷蔵庫にあるものを手当たり次第に口にしているらしい。

 

らしい…と書いたのは、S君自身状況証拠のみでそう判断しているらしく

つまり、記憶がないまま朝になると冷蔵庫が空になっているのだそうだ。

 

こりゃ、一度病院行った方がいいレベルでないの…?

でも、この場合…やっぱり精神科かな。

 

ストレス食いは新たなストレスを生むだけ

 

確かに、私もイライラした時には、

チョコレートなどの甘いものを食べてホッとしたくなることがある。

 

ただ、不食や少食がストレスを減らすのに役立つ

と考えるようになってからというもの、食べることで一時的にストレスを解消する習慣は、むしろマイナスだと思うようになった。

 

それは例えるなら、借金をして豪遊するようなものだ。

 

確かに、

心ゆくまで食べることで、一時的な快楽は手に入るかもしれない。

しかし、食べることでストレスを解消することを習慣にしちゃうと、S君がそうであるように、ほぼ間違いなく太る。

 

また太っちまった…という罪悪感とか自己嫌悪。

そして異性からもモテなくなったり。

 

他にも、体調不良やら腰痛や肩こりやら、

 

ストレス食いで太ることから生まれるストレスは、

ストレス食いで解消できるストレスとは比べ物にならないくらい大きい。

 

この事実はぜひ押さえておいてほしい。

 

先ほどの借金の話でいうなら、

1000円借りて、10万円を返さなければならないようなものだ。

まったく、どんな闇金ウ〇ジマ君だ(笑

 

全然割に合わない。

 

広告

肥満はあらゆる病気の原因

 

これは、言わなくても誰でも知っていることだと思う。

生活習慣病を始め、現代病の多くが肥満を原因に引き起こされるのだから、

 

一時的なストレスを解消するために、

食べ過ぎることの代償はあまりにも大きい…大きすぎる。

 

私も以前は体重が90キロを超えていたこともあったので、

強いストレスを食べることによってすぐにでも解消したくなる気持ちは理解できる。

 

しかし、それが後々引き起こすかもしれないリスクを

一度よく考えてみてほしい。

 

10代、20代の頃はまだいい。

しかし、30代、40代となれば、そろそろ病気のリスクと真剣に向き合う年齢だろう。

 

 

食費は固定費。減らすに越したことはない

 

もし、食事をしなくても死なない体だったら…

植物のように光合成が出来たなら…

 

子供の頃、なんとなくそんなことを空想していた。

 

しかし、もし本当に食べなくても生きていけるとしたら、

 

明日急に仕事がなくなっても、慌てる必要は無くなる。

一時的に住む家はなくなったとしても、餓死する心配はない。

 

 

食べる量を減らし、食事にかかるコストを減らすことは、

そのまま生活の不安を大きく軽減することにもつながる

 

 

その一方、

もし毎月食費に3万円必要だとすると、

少なくとも、毎月3万円分の出費についてずっと余計に心配し続けなければならない。

 

 

固定費(ただ生きているだけでかかるお金)をゼロに近づければ近づけるほど、生活の不安は少なくて済む。

 

嫌いな仕事をしなくともよくなり、

その分、好きなことに使える時間が増える。

 

このへんの考え方は、

不食という言葉の生みの親でもある山田鷹夫さんの影響が大きい。

 

さすがに無人島にいってみようという勇気はまだ湧いてこないけれど、

そのくらい自由な気持ちで生きられたら楽しそうだなと思う。

 

お金のかからないストレス解消法をみつけよう

 

お金の心配をすることはそれ自体がストレスである。

 

だから、

どうせならストレスなんてタダで解消してしまおう。

 

たとえば、

散歩やジョギングはシューズ代くらいで済むし、

 

あるいは、

近くの図書館で本や映画を借りるのもおすすめだ。

 

そのほか、インターネット上にもタダで楽しめるコンテンツが無数に転がっている。

 

・2ちゃんまとめサイトを見るとか、

・youtubeやウィキペディアを見るとか、

・お気に入りのブログを読むとか、

 

工夫次第でお金を使わずに楽しむ方法はいくらでも見つかる。

 

また、ネットに限らず、絵を描いたり小説を書いたりといった創作活動もそれほどお金がかからない。また、コミュニティに参加したりすれば、あらたな友人をつくるきっかけにもなる。

 

 

ストレス解消にお金が必要無くなれば、お金はたまる一方だし、

食べることでストレス解消していた人にとっては、ダイエットにもなる。

 

まさに、一石二鳥。メリットしかない。

 

ということをS君にも伝えたかったんだけど、

 

弁が立つ彼のことだから、

「なぜ自分にとって食べることがストレス解消に欠かせないのか」というテーマで大反論されそうだったのでやめておいた(笑

 

でも、食べる量と回数を減らすと人生変わるよ。マジで。

 

それでは、また。

 

広告