初めてしんじょう君の動画をみたとき、
まず率直にかわいいと思った。
しかし。
よくあるゆるキャラの動画かな…と思いきやタイトルと言動がすごくオカシイ…
というか、カワイイからそのおかしさが2倍にも3倍にも増幅して感じられたじゃないか。
なんだ、リュウのVスキル2を救いたいって…笑
プロゲーマーでもニッチ過ぎて上げるのをためらうようなタイトルの動画を
高知県須崎市公認のゆるキャラが堂々と上げるシュールさ、好きです。
格ゲーに関しては小中学生のときにちょっとカジッた程度で今では完全に動画勢な私も、
しんじょう君のガチっぷりは解説の内容を聞いていれば大体わかる。
-フレームだとかリバサとか素人には謎すぎる用語を日常語のように駆使しつつ自身のプレイの様子を解説するしんじょう君…う~ん、まったく媚びてない。
※ゆるキャラ初のプロ格ゲーマーも十分ある話なんじゃ?
※副業禁止規定とかその辺の話はひとまず置いといて。
たとえば、しんじょう君がトパンガチャリティーカップという日本有数の大会で見事5タテしたこちらの動画
・着ぐるみで熱がこもって熱い
・視界が悪い
・音が聞こえにくい
・水分補給ができない
・コントローラーの操作もしにくい
それに加えて何よりゆるキャラという設定を壊さない立ち振る舞いをしつつ戦わなければならない窮屈さ。
この辺のハンディーをものともせずに、強豪相手に5連勝する姿に、ちょっと今までにないような熱い気持ちになった。
例えるなら、ゆるキャラとして市に雇われたマラソンランナーが着ぐるみを着て走るハンディをものともせずに大会で優勝してしまったのを見せられたような…ま、実際には見たことないんだけど。
でも、もしそれを目の当りにしたら、かわいいとかそんな感情はどっかへ飛んで行ってしまって
ただただ尊敬の念というか、よくもまあ、それだけのハンディを背負って…枷(かせ)を負って成し遂げなさった…とはやくも涙腺が崩壊する予感しかしない(最近ホント涙もろすぎる)。
対戦中に最前列で、『しんじょうく~ん』と黄色い声援を送る女性ファンたち(サクラじゃないことを祈る)もすごくいい味を出しているし…(今まで格ゲーといえばマニアックなオタクが腕組みしながら戦況を見守るイメージだった)。
もし、あんな感じで新たに全国のファンを開拓できるなら、もしかしたら誰よりも客を呼べるプロ格ゲーマーになれる可能性を持っているしんじょう君なのです。
カワウソ界では最強の格ゲーマー間違いなし笑。
しんじょう君が僕たちに教えてくれること
もう、一言でいえば、「お前ら媚びんな!計算なんかしてないでこれでもかってくらい偏愛を晒せ!ただし可愛さは正義だからな?忘れんなよ?」
ってことなのかなーと。
なんたって、市公認のゆるキャラ(公務員みたいなもん?)がマニアックでドープな格ゲーに特化した動画を連投する時代なのだから笑、しかも結構な人気。
もちろん、合間にサラーっとうまい具合に市の特産品とか紹介してはいるけれど、それは一応って感じであくまでメインテーマはザ・格ゲー愛。
これを仕掛けたのが市側でも、しんじょう君サイドでも、
しんじょう君の活動を公認(黙認?)する須崎市のことをもっと知りたいと思えたし、それはしんじょう君の動画から大好きなリュウへの熱い思いが伝わってきたからなわけで。
多分フツーに市の名産品とか紹介するだけのチャンネルだったらスルーしてたと思うわけで。
やっぱ何をやるにせよ、熱量(情熱)って大事だなーと再認識させられたのでした。
ありがとう、しんじょう君。
それでは、また。