今、自分のトレードが上手くいっているかどうか。
もし、

それを自己評価してみろ!
と変なおじさんに難癖つけられたら、
あなたならどう答えるだろうか。

そりゃ、勝ってるかどうかじゃないの?
なるほど。
確かにそれも一つの考え方だ。
勝っているから正しい…まあ、パッと見では理にかなっている。

甘い…その考えは米国のチョコレートくらい甘すぎる…。
そう。
確かに、頭痛がするくらい甘い。
だいたいのトレーダーは、(それまで生きのこっていれば)しばらくしてそのことに気が付くのである。それも、大抵はほぼ瀕死の痛手を負って…。
投機には勝ってはいけない場面が存在するという事実
もし、FXなど投機の世界で勝とうと思えば簡単だ。
そのためには、悪魔のささやきにのって
それで、目先の勝ちは手に入る。
ただ、トレードはそこで終わらない。
100回、500回、1000回とトレードを繰り返して、
それでトータルでプラスにしていかなければ意味がない。
もし、
損切を置かなければ、1度の損失で100回分の勝ちトレードを帳消しにしてしまうだろうし、
損大利小のトレードにしても同じことだ。
つまり、ルールを破った結果手に入れた1勝は、その後の破滅を導く引き金になりうるということなのだ。

なんか恐え~よ。

そう。
どんなク〇みたいな手法でも、たまたま勝てちゃうのがFXの恐いところなのだ。
負けるべきところでしっかり負けること
以前、パチプロをしていた方からこんな話を聞いたことがある。
「台を吟味して、この台なら勝てるという優位性を確認できたとする。そうしたら、たとえその日一日中負けても、その台で打ち続けるのが正しい選択だ。」
つまり、目先の勝ち負けにとらわれず、優位性がある行動を繰り返すこと。
これは、トレードでも全く同じことである。
優位性を確認したルール(手法)を手にしたら、そのルールに従って、淡々とトレードを繰りかえす。たとえ10連敗しても決してルールを破ってはならない。
それがプロのトレーダーが備える一貫性の正体だ。
というか、トレーダとして生き残っていくつもりなら、20連敗しても揺るがないルールくらいポッケに入れていて当たり前なのだ(笑)。

10連敗したくらいで揺らいでるなら、まだまだ検証が足りない証拠だよ。

まあ、分かっちゃいるんだけどね、実際言うは易し…ってやつでね。
つまるところ、その得難い自信を手にするために、
バックテスト(過去検証)はすべてこの覚悟を身に着けるために行っているともいえる。

だからこそ、検証は大事なんだね。
まとめ
トレードは、トータルで考えよう。
これが、今回のまとめというべき考え方である。
そういうルールでやっているのなら、10回トレードすれば4回は負けるのが正解。

正しい負けって考え方が身に付くと、トレーダーとして1つレベルアップするよ。
相場は、基本われわれの予想を裏切って動くものだし、
そのとき頼りになるのは、バックテストで手に入れたルール(手法)だけだ。

相場観ってのもあるけど…これはちょっと眉唾というか、メンタルがブレると機能しない勘みたいなところがあるからな…。経験が浅いうちはあんまり過信しない方がいいと思う。
まずは、ルールをキッチリ守ってトレードすること。
それが目先の勝ち負けより1万倍大事だよって話でした。
それでは、また。