【R.I.P Kobe】コービー先生、どうぞ安らかに、

バスケ

1月27日の明け方。

2Kの画面に現れた1枚の写真。

 

 

モノクロのコービーと1978-2020の文字。

 

一瞬何のことか意味が分からなかった。

 

頭の中で逡巡するわずかな時間。

1978年はコービーが生まれた年で…2020年は…!

ウソだろ!

 

慌てて、ツイッターの画面を見る。

すると悪い予感は最悪の形で的中してしまった。

 

コービーがヘリの墜落事故で亡くなった。

 

そのニュースは私の頭をハンマーで思い切りぶん殴ったような衝撃と共に、悲しい現実をこの身と心に叩きつけた。

 

茫然自失。ただ私がとった行動は、まるで自分の心の平生を保とうとするかのように、誰に対してなのかもわからない冷静さを装うためであるかのように、先生のご冥福を祈る言葉をつづることだった。

 

でも、ホントはそんなこと思ってやしない。

 

ふざけんな!ウソだろ!

 

あれだけ努力を重ねて、試合中絶対に最後まで諦めなかった男が、こんなにもあっさりとこの現実世界という試合の舞台から去ってしまうなんて。

 

コービーがこの世を去った衝撃は思った以上にずっとずっと大きい。

 

家族以外を失ってこれほど悲しい思いをしたのは始めてかもしれない。それほど私の中で先生は、大きな存在で、苦しい時、挫けそうなときずっとずっと心の奥の方で、大切な支えになってくれていたのだと気づかされた。

 

先生は、あらゆる困難に打ち勝ってきた。

こんなとき先生ならどうする?

 

無意識にそんな風に自分に問いかけていたのだと思う。かけがえのない道しるべだった。

 

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コービーが望む生き方をしよう、目指そう…それしかない

 

きっと。この悲しみはすぐには癒えない。

 

昨日は、彼を知るみんなが心の中で泣いた日だ。

 

ただ、もしコービーが私たち悲しみに暮れるファンたちを見たらどんな言葉をかけてくれるだろう、とふと想像してみた。

 

「僕を愛してくれてありがとう。ただ死は誰にでも平等に訪れるものだ。タイミングも選べない。だから悲しんではいけないよ。大丈夫。僕は自分の人生に満足している。さあ、前を向いて。君は君の人生をしっかり生きなさい。今すぐに。」

 

きっと、彼ならあのビッグスマイルでそう言ってくれる。

 

そのあとで、こんな冗談も言うかもしれない。

「本音を言うと、ちょっとだけ予定が狂ってしまったかな。レブロンが僕の記録を塗り替えたせいで、現役復帰する予定が出来た矢先だったのに。やられたらやり返さないとね。」

 

 

うん、いつまでも悲しんでいるのを望む先生ではない。うつむくのはここまでにしよう。顔を上げよう。

 

強い人はみんな優しい

 

先生のことを考えると、いつもこの言葉が浮かぶ。

 

「強い人は、みな優しい」

 

 

あなたがこれからどんな風に世界を変えていくのか見てみたかったけれど、

もうすでに十分すぎるほど使命を果たされ、この世界でやりたいことはすべてやって旅立たれたのでしょう。

 

そして、先生のことだから、新たな世界で新たなチャレンジを始めるに違いありませんね。

 

バスケの次は、何ですか?コービー。

 

あなたはいつも、私のヒーローでした。これからもずっと。