人間関係がうまくいかないのはあなたが”くれない族”だから!?

対人関係

どうも、レボログです。

 

今回は、人間関係をスムーズに回すちょっとしたコツについてお伝えします。

 

実は

最近なんとなく手に取って読み始めた本に

レボログ
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なるほど!

ということが書いてありまして。

 

 

この本の著者である中村恒子さんは、現在89歳の精神科医。

つい最近まで、フルタイムで働かれていて、2017年からようやく週4日勤務にシフトしたというくらいエネルギッシュな方です(すごい)。

 

本の中には、ご本人のこれまでの数々の経験から、人生(とりわけ、仕事や人間関係について)に役立つ様々なアドバイスが満載。大阪弁の語り口調が何とも癒される(笑)

 

その中から、この記事では、人間関係で悩まないためのシンプルな考え方を1つ紹介します。

 

ではさっそく。

 

 

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結論:良い人間関係のコツは相手に期待するのをやめること

 

 

中村さんは、これまでの長いキャリアの中で、

人間関係で大きなトラブルを経験したことはなかったといいます。

 

本の中から気になった部分をちょっとだけ引用させてもらうと…

「職場の人間関係で悩みませんでしたか?」って質問されるけど、そんなに大きなトラブルは経験したことはなかったですなあ。

そのコツは?って言われると自分ではよくわからんのやけど、やっぱり本質的には人に多くを望まないことでしょうかね。

いい意味で期待をしない。「~してほしい」「~してくれ」と言わんことでしょう。

職場でも家庭でも、「人がくれるものだけ、ありがたくもらっておく」っていう姿勢を基本にしていると、人間関係で大きなトラブルが起きた記憶はありません。

 

 

人間関係に悩む方の多くが”くれない族”だった

 

 

中村さんのそんな考え方とは対照的に、彼女のクリニックに足を運ぶ方に多いのが

 

・上司が指導してくれない

・同僚が助けてくれない

・夫が家事を手伝ってくれない

 

というように「くれない」「くれない」を連発する「くれない」族の人たちなんだとか。

レボログ
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…うまい。

 

これは誰でも経験があることだと思いますが、

人からしつこく「~してくれ」と言われると、親しい間柄でもイヤなものです。

 

その裏に、「そんなのやってアタリマエだろ!」みたいな傲慢さを感じると余計なおさら。

 

そんな方々に対して、中村さんからこんな心の処方箋。

そもそも、人に何かしてもらうのが当然だと考えていると、感謝の気持ちを忘れてしまいますわな。「これくらいはやってもらってあたりまえ」という感覚は人間関係がうまくいかなる大きな要因の1つです。

でもね、何かをしてくれることはあたりまえではないと考えて生活できると、ちょっとしたことにも感謝できるようになりますわ。

 

人間関係って、基本思ったようにいかないもの。

そんな風にいい意味であきらめておくと、必要以上に悩んだり落ち込んだりといったことが減っていく気がいたしますね。

 

 

どうしても、相手にお願いしなきゃいけないときは…

 

とはいえ。

いくら「~してほしい」と相手に要求しない方がいいといっても、仕事や家庭でどうしても

「~してほしい」と頼まなければならない場面というのは出てきます。

 

かくいう中村さん自身もお医者さんとして、看護師やケースワーカーや事務職の人に指示を出して動いてもらう立場ですから、当然そういう場面も数多く経験されてきたといいます。

 

誰かにお願いするとき、中村さんはこんな風に言うことにしているそうです。

 

「忙しい時に悪いなあ、今ちょっとええかしら?」

 

そんなふうに、

まず相手に丁寧に都合を尋ねるところから始める。

 

それで相手の様子が、自分の話を聞いてもよさそうな感じだなと思ったら頼みごとを伝えるのだそうです。

「あの患者さんには、~したほうがええと思うんやけど、あなたに頼んでもええかなあ?」

「ここをもう少し~してみたらいいかなと思うんやけど、あんたはどう思う?」

といった感じです。

「やってもらえるか?」「どう思う?」って相手に常に意見や意志を尋ねながら一緒に考えて決めていくようにしてますね。

 

人の心って複雑なようで実はすごくシンプルだったりして、

 

同じ要求でも上から目線で押し付けられるのと、

人から頼られて信頼・尊重されていると感じるのとでは受け取り方がまったく違ってくるのだと思います。

 

レボログ
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中村さんの周りの人への接し方、ぜひぜひ見習いたいです。

 

どこまで行っても、人はひとり

レボログ
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中村さんのこのしなやかな強さってどこから来るんだろう…

と思ってパラパラと本をめくっていると、こんな一文が。

人間関係で悩む人は本当に多いですけど、、忘れてはいけません。

どこまで行ったって、人は一人なんです。

 

レボログ
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なるほど…これだ。

 

私を含め、人間関係でトラブったことのある人ってだいたい

常にだれかと一緒にいることを求めてるんだと思うんですよね。

 

言い換えると、一人で生きていく!という覚悟がイマイチ決まってないというか。

だから常にだれかに依存していて、心理的に自立してないからどこか不安定だったりイライラしていたりする。

本人は意識していなくても、どこか安定してないな…ウザいな。

周囲にむけて、そんな空気感を醸し出していることが多い気がします。

 

たとえば、親子や兄弟、夫婦、恋人、あるいは親友(と自分は思っている)との関係があったとして、ついどうしても、

・あの人なら、私のことをずっと気にかけてくれるはず

とか、

・あの人なら、私のことを全部わかってくれるはず

みたいに思いがち…あ、これは私でした(笑)

 

その一方で。

人は一人という覚悟を持っていると、

自分以外の誰かが助けてくれないのはアタリマエという感覚が芽生えます。

 

レボログ
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誰かに助けてもらう代わりに何とか自分で解決しようと思うと勉強もしなきゃいけないし、工夫も必要だからその過程でいろんな知恵や経験が身について魅力的な人間になれるのかなーとか思ったりも。

 

そうすると、自然と周りに人が集まってきていい関係が築けるのかもしれませんね。

北風と太陽じゃないけど、

あれこれ他人に要求する人より、穏やかで必死感のない暖かい太陽みたいな人のほうがあっさり目的を達成しちゃうみたいなことってあるのかもしれません。人間関係でも。

 

期待しない方がうまくいく。

 

これは、人間関係をうまくやるためのポイントとして覚えておいて損はないでしょう。

 

というわけで、今回はこのへんで。

それでは、また。