何もしていないのに8万円!?
先日、休暇で海外旅行に行っていた友人から
「帰国とほぼ同時にスマホに8万円の請求が来た~(泣!」
という話を聞かされた。
マジで!?
8万円とか、どんだけ使ってたのよ。
と思ったのだが、その友人いわく
「いや、ほとんど使ってないし、マジで身に覚えがないんだけど…。」
ということのようだ。
以前、南極料理人という映画で通話料1分間720円!長電話は、身を亡ぼすぞ!
という描写があって驚いたことがあったけれど、
今回、友人に突きつけられた請求も、そんな感じなのだろか。
高額請求の原因はやはり通信費
その後、請求の原因が気になってちょっと調べてみると、
高額請求の謎を解くキーワードとしてデータローミングというものが浮上してきた。
roamingの原型roamには、『(あてもなく)歩き回る、 ぶらつく、 放浪する』といった意味があるらしいけど、
データローミングとは、利用している携帯電話会社の電波が届かない地域に行った際、提携している別の携帯会社の電波を利用できる仕組みのこと。
普段、私たちが日本中でスマホを違和感なく利用できるのは、日本中に電波を送受信するための基地局が設置されているから。
そのため、海外など日本の携帯電話会社の基地局が設置されていない地域では、そのままではスマホが使えないということになってしまう。
それを解消する仕組みがデータローミングというわけだ。
データローミング、つまり日本の携帯電話会社が現地で提携している通信サービスを利用することにより、私たちは、海外でも日本にいるのと遜色なくスマホを使うことができる。
しかし、ここに一つ大きな落とし穴があるという。
それは、データローミングには、日本のスマホに適用される定額料金サービスは適用されないということだ。
つまり、1パケットごとに○円、通話30秒ごとに○円というような「従量制課金」に基づいて料金が計算されていく。
そのため、知らずに使っていると、私の友人のように、後々ものすごいの請求額がのしかかる可能性がある。
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高額請求を回避するには?
”通話だけ”ならデータローミング設定をオフに
データローミングによる高額請求を回避するためには、設定をオフってしまうのが手っ取り早い。これで、ほぼ高額請求の心配とはおさらばできる。
たとえばiPhoneなら、「設定」→「モバイルデータ通信」→「通信のオプション」→「データローミング」をオフにすることで、あっという間に高額請求を回避することができる。
ネットを利用しないのであれば機内モードがおススメ
また、カメラや時計機能さえ使えればとりあえずOKという場合は、機内モードに設定するのが手っ取り早い。
iPhoneなら、「設定」→「機内モード」をオンで設定完了となる。まさに一瞬で対策完了。
これで、通話料、通信料が一切かからない状態に。
しかも、機内モードでもWi-Fiは使えるので、Wi-Fiをオンにすれば、Wi-Fiの使えるカフェやホテルで普通にインターネットに接続することが可能。Wi-Fi ルーターをレンタルしている場合も同様に使うことができる。
参照:これで高額請求の心配なし! 意外と知らない「海外でスマホを使う時」の設定と注意点
以上の点に気を付けておくと、海外でスマホの高額請求に見舞われる心配はなさそうである。ということを、タイムスリップして友人に伝えられれば良かったんだけど…残念(笑
まあ、友人のおかげでこの記事を書くことができて、それでひとつでも同じようなトラブルを未然に防ぐことができれば、8万円分の価値はあった…ということになるのかな?
とりあえず、遠出の際はお気をつけて。
それでは、また。