
…少数精鋭が過ぎるぞ、スロベニアよ

急にどした?
だって、すごいんだもんスロベニア、男子なんてオリンピック初出場にも関わらず、ドイツを破ってベスト4進出ですよ。ドンチッチが加入してから国際試合負けなしだって、スゲ…。
果たして、このジンクスがどこまで続くのかも気になるところですが、スロベニアの人口ってたったの208万人なの知ってました?
日本の2%くらいの人口でバスケ鬼強いのなんで?
予め、言っておきますと、ハッキリしたことはわかりません。
ただ、ウィキによると、
国内には数多くのNBA選手や有名選手を輩出してきた、プレミアリーグ(通称1. A SKL)と呼ばれるプロバスケットボールリーグを持つ
とあります。
国内で他にめぼしい競技といえば、自転車競技ぐらいらしく、身体能力が高くてデカい男子がほぼ全員バスケやってると考えると人材が集まってくるのも少し納得できます。

一点集中することのすごみですよ
、たぶん
その点、メジャーな競技にはだいたい参加する日本のアスリートたちも(まあ、別にそうしようと思ってそうしているわけではないんだろうけど)すごいなーと思います。
さて、話をスロベニアの方に戻しまして、
まあ、もちろん、ルカドンチッチというイケ…神童がスロベニアに生誕したことで、今の大躍進があるというのは間違いないと思うのです、
さらにNBAの元オールスターガードでもあるゴラン・ドラジッチやその弟のゾラン・ドラジッチとタレントは豊富。

一点集中恐るべし

お前さんの中では、優秀な人材をことごとくバスケに全振りしたからスロベニアは強い、で解決したわけなw
日本のシュートがイマイチ入らないのなんで??
スロベニアバスケ強すぎ問題を考えていると、
ある日、こんなブログ記事に出会いました

むかしばなしかw

とりまスロベニアの選手って本当にスリーが正確
対して、これはずーっとなんでだろう、と思ってるんですが、日本代表のシュートってどうも決定力に欠ける印象を受けてしまうんですよね。
たいして、ヨーロッパの強国やアメリカ代表なんかはここぞ!って時にズバッと絶対に決めてくる凄みがある。

東京オリンピックのルビオなんてほんと神がかってた。
この辺、場数なのかメンタルなのか、はたまた狩猟採集民族として何万年もアーチャーとして狙いを定めてきた民族としてのエイム歴の差なのか…意外とDNAに刻まれたエイム歴の差はデカい気がするんだよな。

狩猟採集民族と農耕民族の違いかなーとか真面目に考えてしまう…
もちろん、日本トップレベルともなれば練習では高確率でシュートを沈めるのですが、
土壇場とか世界トップレベルのディフェンスのプレッシャーを受けながらのシュートというのはまだまだ経験不足なのかもしれません…とエラそうに素人が言うております。

国際試合の勝負所でだけ入らない・・・なんで??
ただ、NBAで経験を積んできた八村選手や渡辺雄太選手は、これまでの日本になかったような勝負所で決めきる力を随所で見せつけてくれた…そこはこれまでの代表にはなかったものだと思います。
とはいえ、オリンピックの選手別出場時間のトップ2がこの2人と
さすがに日本代表はNBAプレイヤーに2人にかかる負担がデカすぎましたね。

リバウンドとって、ボールも運んで、シュートも託されて、その上相手のエースをディフェンスして…そらキツイわ。
というわけで、
2人に続く選手がどんどん出てきてほしい!で1人あたりに鬼負担がかかる状況とか無くしてほしい!というのがバスケファンの率直な感想です。

アメリカはもちろんですけど、スペインはじめヨーロッパの強国ってほんと粒ぞろい。
たまたま現れた超天才に頼るでもなく、育成年代から土台がしっかりしてトップチームがあるんだろな、と感じさせられる層の厚さがあります。
システムがしっかりしてるから何年たってもずっとこのまま強豪だろうな、って感じ。
平均身長2メートルは日本バスケにとって正解なのか
日本でも、現監督であるフリオラマスの母国アルゼンチンを見習って、身長の大きさで子供たちを選抜して育成・強化しようという流れがあるようです。
もう、身体能力とかおいておいて、とりあえずデカい子は見込みアリとして鍛えてみよう…というノリらしいのですが、
これまでさんざんフィジカル無双を食らってきた経験から日本もフィジカル強化だぜ!デカくて動けて体の強い子を!というのは人情として理解できます。
ただ、同じアジアの中国が平均身長はもちろん2メートルを超えるようなラインナップ、なんなら姚明(229センチ)を擁しながらそれでも世界と互角には戦えなかった事実などを踏まえると、
やはり、圧倒的なバネをもつアメリカの黒人選手だったり、屈強なフィジカルをもつ(マジでぶつかったときの体の堅さからして違うらしい)ヨーロッパの選手相手にフィジカル勝負をするのはどうなんだろうという気がしないでもありません。
また、これは完全に個人的な好みで恐縮ですが、たとえば日本代表の富樫選手(167センチ)など小柄な選手がコートを縦横無尽に駆け回る姿にこそ、日本人が外国人相手にバスケしてる!という美しさを感じてしまう質ゆえ…

いやいや美学とかそういうのは無しの方向で…
みたいな、

身長〇〇センチ以下の選手はバスケに向いてないす!
みたいなことが暗に言われだすような世の中になったらやだな~世知辛いな~というのは絶対的にある。
今回の東京オリンピックでも、生粋のポイントガードである富樫選手を控えに回して、身長190センチの田中選手をPGにコンバートした監督の決断は、理解できなくはないけどちょっと切ないものがありました。

あー、やっぱ技術よりも、経験よりもまずは身長ゲーってことなのかと
とはいえ、
NBAでもアレンアイバーソンはじめ、アイザイアトーマスやネイト・ロビンソン、マグジーボークスなど160センチ~170センチ代でもトップレベルで活躍する選手がいましたし、
小柄だからこそ、どうやって世界と戦えるのか、というマインドを日本バスケは失ってほしくない気がするんですよね。
たとえば、漫画スラムダンクが、もし湘北に急に5人の190センチ代の1年が入ってきて、それで
とんとん拍子に強豪校になって全国へ!みたいな話だったら人気でなかっただろなーと思うんですよ。
やはり宮城リョータのような小柄なプレイヤーがいてこそ。
小さくてもやれる!だって宮城があんなに活躍したじゃないか(漫画だけどw)
ってのはバスケ少年には大事な感情移入だったと思うのです。
それが、

あーバスケね、190くらいないとスタートラインにも立てないスポーツなんでしょ?やるだけ無駄だね。
ではちょっと微妙な気がする。ま、でも海外とか見てると、勝てば人気が上がるのかもな。
そうはいっても、手っ取り早く日本が世界に通用するためには、いかに2メートル級の選手を集めて強化するか、となるのかもしれません。
ボクの個人的な希望としては、八村選手や渡辺選手らウィングのプレイヤーに加えて、NBA
でスタメン張る様なPG様が現れてくるのを早く見たくてしょうがない。
サッカーでもそうですけど、クレバーで冷静な判断ができる日本人は司令塔向きだと思っているので、ルビオやかつてのナッシュのような感じでゲームを支配できる正統派PGが爆誕するのを期待しつつ…スロベニアの話から大分脱線してしまいました。

タイトル詐欺もいいところじゃぞ。
とはいえ、本当に最初はスロベニアについて書くつもりだったのですよ、
そしたら、日本がスロベニアに大敗した試合とかフラッシュバックしてきまして…日本バスケの未来を憂う夢見る回に…失礼失礼。

ちゃんとテーマ決めてから書かないからそうなるんだぞw

…そうだね、気を付けるわ
それでは、また。