先日、珍しく母から
「タクシー運転手って映画が面白いから見てみて!」

というレコメンを食らって見てみた者です。
レボ母『タクシーに乗せた学生がやがて国の指導者になる話!』
さきのアカデミー賞で最優秀作品賞を受賞した韓国映画『パラサイト~半地下の家族~』
立ち〇ョンシーンがまだ記憶に新しいこの映画でお父さん役を務めたソン・ガンホさんがこの映画の主役
ということで黙ってても期待せずにいられない、ってところなのですが…そこにきて、
母の余計なあらすじ紹介ですよ
「ネタバレ?何それ法律で禁止されてるの?」
というデリカシーレベルで仕上がっているお方ですので、

まだ息子が見る前でしょうが!
というツッコミも無視して弾幕のごとくガンガンに感想をまくしたてるのなんのw
「日本でいうところの学生運動みたいなときにとあるタクシー運転手がたまたま助けた大学生が、将来国の大物になるっていう偶然が重なっての感動のストーリーでしかも実話なの!」
しかもしかも、
運転手はその後もずっと名もなきタクシー運転手のままで偉ぶらないでそのことは黙ってるのがカッコいいの!
だってさ。へー面白そー。
学生ばっかり注目してみちゃったじゃねえかw
まあ、母から映画を進められるのも珍しいことなので、よっぽど面白かったんだろうなーと
さっそく見てみることにはしたわけです。
とはいえ、
思いっきりネタバレを食らっているので、
見どころは最初から、おそらくラストに待ち受けるであろうショボい大学生だったボクがあなたに助けられたおかげでこんなに大きくなりました、という成り上がりエンド。

ちなみに、ボク大好物なんですよ。
軍に弾圧されていた学生が、やがて革命を起こして国のトップになるサクセスストーリー。

好みが局地的すぎんだろw
もう、目線は

どの男子がやがて国のトップになるのんかなー
ってところにすっかり固定されてしまって、
まあ、さすがに序盤で登場の若ハゲ太っちょお兄(失礼w)は違うだろとか、
コイツはドイツ人だし、ジャーナリストだしおっさんだし違うだろとか…
言ってたら現れましたよ!有望株
軍に反旗を翻す学生の中で
笑顔がステキで割とシュッとした英語堪能男子。
しかし、終盤まで粘るも軍の弾圧の前に帰らぬ人となってしまい…なぜだ…
もう、その後はとくに有望株が現れる気配もないまま、
終盤一瞬だけ、助けた学生さんが…さすがにこんなモブがね・・バランスおかしいもん。
とか思ってたら、
オチは結局、

あ、太字でもろネタバレしてるので見たくねーって人はすっ飛ばしてくださいね
あるタクシードライバーの勇気のおかげでいい取材ができたドイツ人ジャーナリストが
韓国で賞を受賞できたぜ!でも20年後に再会は叶わなかったぜ!
で終わっちまった。なんでやw
こんな思いっきりオチはき違えることってあるんか…
見終わったあと、さっそく母に

聞いてたオチと全然違ったんだけど…
と伝えたら、開口一番
「え?あっはっは!あれ?あwそういえば終盤ちょっと寝ててよく覚えてないかも」
だとw

うたた寝しながら見た映画絶賛するってどういう感性しとるん・・・
ただ、ここまで本編と違うオチ熱弁された結果、逆に記憶に残る映画になったのは事実でw
また、
今度誰かに映画ススめるとき、ワザと出鱈目なオチ言っといて
「聞いてたのと全然ちがったんだけど!w」
ってツッコまれるのをおっかなびっくり待つという迷惑甚だしい遊びもありかな…とか新しい趣味の扉が開く予感がしたので良しとしたのでしたとさ!

ただでさえ少ない友達がいなくなるぞ…

あ、映画自体はすごくハートウォーミングで良かったですよ
それでは、また。