ウソだろ。
「俳優の三浦春馬さんが死去、自殺か?」
数日前にツイッターのタイムラインに流れてきた目を疑うようなトピック。
ボクはとりわけ、三浦さんのファンというわけではなかったけれど、
「すごく爽やかで嫌味のないイケメンだなー」
と同性に対しては珍しく好印象を抱いていた。
映画やドラマの出演予定もずっと先まで決まっていて、8月にはセカンドシングルの発売も予定されていたりと歌手としても才能を発揮していた矢先の出来事。
本当に、信じられない。
何が彼を死に追いやったのだろう・・・
こういう報道を目にすると、
決まって
「自殺の原因はいったい何だったのだろう」
という疑問が真っ先に浮かんでくる。
そして、週刊誌やワイドショーから流れてくる
たとえば、
できるのは日常をただいつもどおり生きること
ボクが最近目にしたある動画の投稿者が、こんなことを言っていた。
「三浦さんの死を受けて、ショックを受けている人もいるかもしれない。彼の死因について、様々な憶測が飛び交っているし、どれも真実のように見える。しかし、私たちは決して彼の死の理由を知ることができない。だから、できることは自分の日常をいつも通り淡々と生きていくことだ。ボクはそうするようにしています。」
そのチャンネルでは、主にうつ病だったり、精神を病みがち、落ち込みがちな人に向けて情報発信しているのだけど、確かにその通りだと思った。
ずっとその存在を感じていた人の死の原因を、一生知ることができない。
この心理的ストレスは想像以上に大きなものなのだと、今回の件であらためて感じさせられたというのは先ほど述べた通り。
だからこそ、どうやってそのストレスを乗り越えて自分の実人生をしっかり滞りなく歩んでいくかというのは、僕らにとって結構大事なテーマになると思う。
もちろん、
「そんなこと、俺には関係ねえし。」
というワイルドな人に向けてこの文章は書かれていない。悪しからず。
自らと凡そかかわりのない人の死でも、どこかでその痛みを想像し、
心の弱り目にそれが当たれば、数日間落ち込んでしまうような繊細なあなたに向けて書かれている。
ボク自身がそんな繊細な心の持ち主かどうかはさておき、
少なくとも、不可解な死という事実がもたらす心理的負担を感じていたのは確かだと、今この文章を書きながら自覚してきている。
だからこそ、
こうやって、モヤモヤした気持ちを言葉化してスッキリしたいだけなのかもしれない。
それに不特定多数の人々を巻き込む可能性があるとすれば申し訳なさすぎるが、
その一方で1人でも心が快方に向かうきっかけになったと感じてくれれば、それ以上望むこともない。
木村花さんの死
同じくテレビ出演していた有名人の自殺ということでいうと、
テラスハウスに出演していた木村花さんの名前が思い浮かぶ。
彼女の場合は、ネットでの誹謗中傷が原因だとある程度明確に理由付けがされていたし、
おそらくその可能性が高い。
しかも、言い方は悪いかもしれないが、
テレビでの言動を見る限り、ネット民に叩かれても仕方のないふるまいをしていた点で本人にまったく問題がなかったかといえば、そうともいえないだろう。
もっとしょうもないことで叩かれている芸能人やタレントさんは山ほどいるし。
もちろん、だからといって、匿名性をたてに好き勝手罵っていいわけではない。
今回の三浦さんの死に関しても、一部報道ではSNS上で誹謗中傷があったのではないかと言われている。
もし、そうだとしたら、
心が弱っているときにたまたま心無い言葉が彼を死に向かわせる最後の一押しになってしまったとしたら、許される話ではない。
となると、ネット上での匿名の発言にも責任や罰則を負わすべきということにもなってくる。
個人的には、ネットでの攻撃的な書き込みはもう全部、実名オンリーでいいじゃん、とか暴論をかましたいところだけど(どうせそんな書き込みすることもないし読みもしないので)、
なんかうまいことならないもんかなーと。