なんとなく、理由もなく落ち込んだ気分だった昨日の深夜2時すぎ(寝ろよ)。

いやー、そういうときに限って妙に目が冴えてしまって寝れないんですよ、困ったことに。
酒を飲むにも切らしちまってるし、コンビニに買いに行くのも寒いし…
というわけで、ぬくもりを求めてなんとなく見始めたのが
千鳥のニッポンハッピーチャンネル。
テレビ千鳥しかり、相席食堂しかり。
もう千鳥の冠番組ってだけで、安心感しかないわけで。
アマゾンプライムビデオで千鳥のオリジナル新番組が見れるってんだから、これぞまさに渡りに船(?)ですよね、とにかく見るっきゃない。
新番組『千鳥のニッポンハッピーチャンネル』11月29日(金)よりAmazon Prime Videoにて独占配信開始‼
千鳥大吾がトレンディードラマの監督兼主役!?
番組の構成は、ホントかウソか大吾が脚本&主役を務めたというトレンディードラマ(もちろん芸人ならではの笑いの要素もありつつ)を見つつ、
ゲストの又吉らが真面目に解釈してるのを横目に、ノブがワイプでツッコむというある意味オーソドックスなスタイル。なんだけど…なぜか夢中で見てしまった笑
大吾が脚本を手掛けるトレンディードラマ。もう、その時点でおもろいやん。
としか想像できなかったけれど、やっぱりおもろかった。
「最近のドラマって夢中になることってないやん
刑事ドラマ、医療ドラマ、ああいうのって言っちゃ悪いけど、夢中で見んやん?』
テーマは”夢中”やから。
ボケなのか真剣なのかわからないけど(たぶん両方)、
大吾の口にする夢中というテーマに不思議とワクワクした気持ちになる私。

ああ、こういう番組ってしばらく…いや今まで見たことなかったかも。
きっとベタなストーリーに飢えていたんだ
ちゃんとカッコつけて、
ストレートに思いを伝えて、
喧嘩して、
友情ごっこして、
そして恋愛して。
一切視聴者を裏切らず、ベタな展開をベタベタにやり通す。
もう、見てる人の感想は、十中八九

ダッサッ
みたいなやつ。
それが私のイメージするトレンディードラマ像でした。
それに比べると、今のドラマって、どこか冷めているとかいうか斜に構えているというか。
設定やキャラの特殊性でごかまして、
人間同士の暑苦しいぶつかり合いとか友情とか恋愛といった要素を避けているようにも見えて。

世間体や外見ばかり気にして本音が伝わってこないなみたいな、
結局、何の印象ものこらないよな、みたいな、人間に例えるとそんな感じ。
ダサくてもトレンディードラマには熱があった
ダサすぎて時代錯誤なトレンディードラマ。
しかし、ノブというツッコミ役と又吉という素晴らしい解釈者のおかげで、
視聴者はクソダサいトレンディードラマを堂々と見ることができるのです!
しかも2019年というこの時代に!
それが千鳥のニッポンハッピーチャンネルの恐るべきところ。
なにが恐ろしいって、
表ではダサいダサいと笑い転げながら、
心の奥の方では、90年代のストレートな感情表現を彷彿させるようなベタな展開に心底安心しつつ、その王道展開の心地よさにみるみる心がハッピーになっちまうのですよ。
これはもう、完全に合法なアレといっていい笑
もちろん、そこには笑いの要素も満載だから、2倍3倍と楽しめるんだけど
でもやっぱり、ベタって気持ちいい。
飢えてたよねこういうのに。それがこの番組の一番の魅力だと感じました。
ダサくてもいいからとにかく熱いものを欲していた昨夜の私には
この新番組、ドンピシャでした。

気持ちの沈んだ夜なんかはとくにおススメです。
正直、レスラーという映画とどっち見ようか迷ってたんだけど、
千鳥を信じて大正解。
というわけで、よかったらぜひ!
それでは、また。