世の中の人の多くは、お金のために働いている。
僕だってそう、僕のおじいさんも、お父さんも基本的にはそうだった。
だけど、どうやらそんな風に考えていては、お金持ちになるのは難しいみたいなんだ。
だって、お金持ちたちは、全く違った風に考えているんだから。
お金のためじゃなく、お金に働いてもらう。
お金に働いてもらうって、いったいどういうことだろう?
お金に手と足が生えて、僕が寝てる間にせっせと汗水たらして…ってそんなことあるわけないよね。
そうじゃなくて、お金に働いてもらうってのは、つまり、頭とお金を使って(投資して)、自分があくせく働かなくても、お金が自分のところへやってくる仕組みを作ることと言い換えることができる。
じゃあ、その仕組みって何…?
当然気になるよね。それはね、例えばこんなことさ。
たとえば、本を読むことも立派な投資の一つ
本を読むことは、今まで知らなかった知識を得ること。
そして、その知識は、自分が忘れない限り、誰もその人から奪うことができない。
知らないことを知ることで、新しい可能性が見えてくる。
それは、お金を生み出す仕組みを見つけることにしたって例外じゃない。
つまり、読書は立派な先行投資なんだ。
1万円札の裏にどんな絵が描いてあるのか覚える?
ある人がこんなことを言った。
「お金もちになりたかったら、まず、お金を大好きにならなきゃいけない。それはつまりお金のことについて誰よりも詳しくなるってことなんだ。」
それは、つまり、お金について学ぶこと。お金の製造過程から、どんな風に流通して、自分のところまでやってくるのか。そして、自分の元から去っていった後、どうなるのか。
そもそも、お金ってなんだろう?
お金が好きなことってなんだろう?
どんなところに集まるんだろう?
お金に愛されるための第一歩は、
そんな疑問に一つ一つ自分で答えを見つけることから始まっていくんじゃないかな。
自分が好きな女の子とどうやったらデートできるか考えるときのようにね。
ただし、最初は小さくはじめよう
どんなことも、最初からうまくいくことって少ないよね。
それは、お金についていろいろと学ぶときも同じ。
お金について学ぶときには、時に自分のお金を使って、実際にお金がお金を生むということがどういうことなのか確かめなくちゃいけないタイミングが必ずやってくる。
そのとき、最初から大きな額で始めてしまうと、最初の失敗で、二度とやり直すことができなくなってしまう。
せっかく、学び始めばかりなのに、それじゃもったいない。
だから、最初は小さな額から始めよう。
そうすれば、もし、失敗したとしても、そこから新しいことを学んで、またやり直すことだってできるから。
リスクを冒さないリスク
もちろん、お金に働いてもらうのも、決して楽なことじゃない。
先行投資するにもお金はかかるし、それなりにリスクだってある。
無難に石橋を叩いて渡りたい人には、向いていないのかもしれない。
だけど、もし、ある日突然、その石橋ごと崩れてしまったら…?
そんな想像は常にどこかでしといた方がいいと思うんだ。
リスクを冒さないことが、最大のリスクに変わることもあるってことをね。