今回は、NBA2k18についての近況など少々。
未だにオンライン上では、プレイしてはいないのだが、超マイペースでキャラクターの育成だけは続けている。
ただ、明らかに頭一つ抜けて”これ”というキャラクターが見つからないので、いろんなタイプを同時並行的に育ててみている。
そういえば、昨日目にした記事の中で、
ドラクエシリーズの生みの親である堀井雄二氏が、
「ゲームをデザインする際には、できることを増やし過ぎてはいけないと思う。できることは、やがてプレイヤーにとってしなければならないことになるから。」
という趣旨の発言をしていた。
それでいうと、NBA2k18はまさにできること(というか、むしろできないことと言うべきか?)を増やし過ぎた。
その結果、どのキャラクターにも嬉々として育て上げたいと思えるような、1シーズンを共にプレイしたいと思えるような魅力が欠如してしまっている。
となると数体で過去作1体分相当のキャラクターバリューに近づけるしかなくなるのだが、こうも露骨に「マネープリーズ」をされると、天邪鬼な私としては、ビタ一文たりとて払いたくなくなるから、
その結果、久遠の時を費やして、キャラクター育成という怠惰に身を窶さねばならなくなるわけだ。まあ、実際は、ゲームの方は、ほぼ放置しつつ、こうやってブログを書いたり、アニメをみたり、野暮用を済ませたりということをしているのだけれど。
実のところ、いまいちこのゲームに興味を持てない理由というのは他にもあって、それは、初期段階で私が灯明として目星をつけたトッププレイヤーたちが、軒並み2k17の方に戻るか、フェードアウトしてしまい、ロールモデルとするようなプレイヤーが見当たらなくなってしまったということがある。
毎回、ゲームを始める前というのは、そのタイトルのトッププレイヤーの動きをチェックするところから始めるのだけれど、2k18に限っては、今のところ
「こんな動きができるなら、ぜひ取り組んでみたい!」と思わせてくれるようなプレイヤーは見当たらない。
おそらく、2k側の狙いとしては、高度な技術を要するゲームとしてではなく、シンプルな操作性で初心者でもとっつきやすいゲームにスタイルをシフトしたいのだろう。
プレイヤーが群れを成し…失礼、密なコミュニケーションを取りつつ連携し、射幸心を刺激して…失礼、互いに意識し合って、金をむしり取ろうと…失礼、課金してもらおうと考えているのだろうが、
ただね、それじゃあ、多分ダメなのですよ。対戦ゲーとしてはね、全然ダメ。
確かに初心者の取り込みというのは大事で、私が尊敬するプレイヤーも多い格闘ゲーム業界を例にとると、
連打や、タメ技といったお手軽な操作で、ある程度動かせるキャラクターというのは必要なんだけど、やっぱりそれが強キャラだったら、ゲームとして育っていかないと思うわけです。
本当にトップレベルに上り詰めることを考えるなら、やはり誰もが憧れるような高度な技術や戦略は必須…ということにしないと、ある程度は戦えるけど、初心者は上級者には逆立ちしたって勝てない…言い換えれば、スキルの差が明確に勝敗に直結するようなゲームデザインにしないと、
プレイヤーたちはどんどん安きに流れていくことになると思うんですよね(ピュアシャープとか、ストレッチなんとかとか)。
その結果、トップ同士の試合と称しつつ、クソつまらねえ試合が量産されるわけで。
まあ、我が愛しきキャラクターたちがいい感じに茹で上がったら、彼らの手前少々プレイすることになるのかもしれませんが、今のところ、まったく萌えませんね(笑
というわけで、現状、とろ火でコトコト煮込んでいるといったところです。
それでは、また。