どうも、レボログです。
今回は、現在NBAのヒューストンロケッツでHCを務めるマイク・ダントーニ氏が考案した(名前からしてたぶん)ダントーニシステムについての学んだことの覚書き。
今回も、また参考にさせていただいたのは、バスケドリルチャンネルさんのコチラの動画。
システムのカギは”シュート成功率”と”得点効率”
ダントーニシステムでは、
得点パターンをインサイド、ぺリメーター(中間距離)、スリーポイント
の3つに分けて考えます。
そのうち、最も得点効率が高いのが3ポイントシュート。

単純に1本決めれば3点取れるからね。
また、
スリーポイントはライン上から打てばほぼ毎回決まった位置から打つことになるため、成功率も悪くない。
というわけで、ダントーニシステムでは、とにかくスリーを打ちまくることが推奨されている。
つぎに、
最も成功率が高いのがゴール下でのシュート。

距離は近いし、ダンクにもいけるし。
というわけで、
これが3ポイントに次ぐセカンドオプションとなります。
ミドルはあまりよろしくない
それに対して、ミドルシュートはあまりよろしくないというお考えのよう。
なぜなら、
中間距離のシュートは打てるエリアが広い分、距離感やタイミングが毎回微妙に変化するため。

しかも、決めてもゴール下と同じ2点だし。

得点効率ではスリーに負けるし、成功率ではゴール下には及ばない…つまり狙うなってことね。

そう。
だったら、毎回決まった位置から打てるスリーか、より確実性の高いゴール下にしときなさい!ってことみたいですよ。
というわけで、ダントーニシステムでは、基本的に
3ポイントorゴール下で得点することを目標にプレイすることになります。

なるほど、スリーかミドルを狙うんじゃな?

違うよ、スリーかゴール下だよ。
オフェンスの中心は得点力とパスに優れたポイントガード

ナッシュやん。

もちろん、状況に合わせてミドルも打つけど…基本はその2択ってことで。
超速オフェンスを生み出す『7秒ルール』
ロケッツでは…というより、
ダントーニシステムの下では、とにかくシュートを打つまでが早い!
その裏には、7秒以内にシュートを打とう!という明確な目標タイムが設定されているといいます。
余談:ダントーニといえばサンズ!
私が、マイク・ダントーニの名前を初めて知ったのは、確か田臥勇太選手がNBAデビューを果たした2004-5シーズン、フィニックスサンズで指揮をとられていた頃だったと思います。
それまで、
シャックのいるレイカーズやツインタワーのスパーズのように、強力なインサイドプレイヤーを擁するチームがリーグを支配する時代が続いていた中、
ナッシュを司令塔に据えたサンズのバスケットボールは、衝撃的だった。

まさに新時代の到来や!
一言で言うなら、超速攻型ハイパーオフェンスチーム。
とにかく速い!

ロケッツもそうだけど、当時のサンズもオフェンス開始から8秒以内にシュートを打つことを目標にしていたらしいね。
また、ボリス・ディオウ(203センチ)がセンターを務めるなど、それまでの常識を覆すようなスモールラインナップもめちゃくちゃ斬新だった。

イタリア国籍も持ってるダントーニがもたらしたスタイルってことで
NBAにもなんだかイタリアンな新風が吹き荒れてるみたいで当時はずいぶんサンズにお熱だったよ。
アマレ・ストーダマイヤー、マリオン、ジョー・ジョンソン、Q・リチャードソンら
ナッシュ以外全員が2~4番(アマレは5番も)をこなせるほどの器用さを持ったアスリート集団がコートを縦横無尽に駆け回り、そこにナッシュがタッチダウンパスを通すバスケットは見ていて痛快そのものでした。

だからこそ、優勝してほしかった!

もともと、センターの高さに頼らない速攻主体のオフェンスでリーグを席巻したサンズ&ダントーニシステムが、
シャックの加入で機動力を失い崩壊していったと考えると…何とも皮肉なもんだぜ。
ただ、現在リーグを席巻しているウォリアーズやロケッツのスリーポイントと速攻を主体としたオフェンシブなバスケットにも、当時のサンズのスタイルが大きな影響を及ぼしているのは間違いないでしょう。

てか、ロケッツの場合、HCがダントーニ本人だからな。
個人的には、ナッシュがHCとしてどんなバスケットボールを展開するのかも見てみたい気がする。

そのときは、どうかキッドの二の舞にだけはならないで…。
まとめ
というわけで、
今回はロケッツのダントーニシステムについてお勉強しました。
それでは、また。