今回は本の感想をちょっとだけ
紹介するのはコチラの1冊

平均レビューの高さに釣られてみましたよと
ボクはコンビニで飲み物なんて買わないよ!
芸人さんとしても有名な厚切りジェイソン氏。
そんな彼にはIT企業の役員というもう1つの顔もあって、当然かなりの高額所得者だと予想されます。
だがしかし、そんなジェイソンさん、コンビニにはここしばらく行っていない、
理由は簡単で、すべての商品が割高だから。
「スーパーにいったら、同じものがもっとやすく買えるのに何でそうしないの?」
ごもっとも。
節約した分は生活費を差し引いて投資に全振り
コンビニにいかないエピソードから想像する通り、生活のあらゆる面でコスパ×必要性を吟味するジェイソン氏。

アイフォンってホントにいる?そっくりな中華製なら9000円だよ、とかね
もちろん、ただケチ…失礼、倹約家なだけじゃない。
普段の生活で余計な出費を極限まで削っておいて、生活費を差し引いた余剰資金は全額投資に回す。
それが彼のイズム。

…IZAM?
具体的には全米株式の禁書目録…じゃなくてインデックス投資に入れるだけ、と実にシンプル
で誰でもマネできる投資法を実践しています
バフェット『インデックス投資最強じゃね?』
投資の神様として知られるウォーレンバフェット氏。
1100億ドルの資産を有する彼が妻にあてた言葉として有名なものがあります。
『もし、私の遺産が君に渡ったら、その90%はインデックス投資に回しなさい』

インデックス投資ってなんじゃ?
インデックス投資とは簡単に言うと、
アメリカのS&P500のような特定の株価の値動きと連動して動く金融商品に投資する手法のこと
これと対を成す概念としてアクティブ投資というものがあってそれと比較するとわかりやすいと思います。
アクティブ投資とは、ごく一般にみなさんがイメージされるような
敏腕機関投資家が、自分の裁量と判断でいろんな株や金融商品を売り買いして利益を上げる投資法のこと。
当然彼らはそのスキルを買われてかなりの高給取りだし、その分彼らに任せると手数料がかさみます。
それに対して、インデックス投資は、機械的に特定の指標の値動きに連動して売り買いするので人の手がいらない分、手数料がほぼかからない。

AIが勝手に取引してるのをイメージしてもらえれば
まずもって手数料分(人件費)で大きな差があります。
しかも、皮肉なことにファンドマネージャーたちが血眼になって必死に売り買いするより
シンプルに特定の市場の値動きに連動して上下動するインデックス投資の方が圧倒的にパフォーマンスがいいことが明らかになっています。
ジェイソン氏も、このヴァフェット氏の発言とインデックス投資がアクティブ投資を成績で圧倒したという事実を重要視していて、
そこからインデックス投資一択という投資法にたどり着いたようです。
アメリカの株価は常に右肩上がり
ジェイソン氏は本の中で
全米株式のインデックス投資がおススメ
てかこれ1択でいいじゃん!
ということを伝えています。
その大きな理由として、これまでの歴史上アメリカの株価が常に右肩上がりで推移していることがあげられます。
もちろん、一時的に下落することはあるものの、最終的にはすべての局面でそれまでの最高値を更新してきているという事実は見逃せません。
ゆえにアメリカの全株価に連動したインデックス投資であるVTI(ジェイソン氏がおススメしてるやつ)も、長期的に見れば右肩上がりで推移していく可能性が高いと予想することができるのだといいます。

未来のことはわからないけど、過去の傾向から高確率で起こりそうな方に賭けるのが投資の基本ですからね
下がっても売らないよ!
これは、ジェイソン氏も本の中で指摘していることだし、
長期投資の最重要項目だとも思うのですが、
インデックス投資成功のカギは、一時的な下げの時に狼狽売りしないこと。
将来的にもきっと、リーマンショックやコロナショックのようなショッキングな出来事をきっかけに株価が下げることはあるでしょう。
しかし、そこで売ってしまうと長期投資の良さが生きません。
逆にドルコスト平均法といって、株価が底を打った時に安く買っておくと次の波に乗って大きく利益を上げることができたりするので、あくまで淡々と買い続けるが正解だと思います。

だからこそ、生活費を差し引いた余剰資金で投資すべきなんですよね。途中で切り崩さなくていいように
投資(お金を増やすこと)は生活を豊かにするための手段
投資によって、お金を増やすことで、今や投資で得た利益だけですべての生活費を賄うことができるようになったというジェイソンご一家。
「お金は、自由な生活を送るためのチケットのようなものかもしれないね」
今はやりのFIREも可能な領域に達したジェイソン氏ですが、
別にFIREにはさして興味はない様子。

うらやま
その代わり、より自分の興味がある仕事を選べるようになったし、家族のチャレンジを応援することもできる。そんな自由を手にしつつこれからもいろんな挑戦に意欲満々なご様子。

演技にも興味があるんだそうで、今後の活躍が楽しみですね
とりあえず積建NISAから初めてみる

インデックス投資に興味が出てきたけど…いった何から始めたらいいんじゃろう

そんな方には、積立NISAがおススメ
この本で取り上げられている全米株式へのインデックス投資もすぐに始められるし、
しかも投資で得た利益に対して非課税という超お得な優遇措置(※)があるので
やらないのはもったいない、と思う。