どうも、レボログです。
先日亡くなられた木村花さんの件をきっかけに、
ネット上の誹謗中傷についてなんとなく考えていた者です。
有名税という考え方がよくわからない
ネット上の誹謗中傷が有名税だという発想がよくわからない。リアルなら人の家に侵入しただけで犯罪なのに、ネット上なら土足で入り込んで好き放題してもむしろ不用心だと家主が咎められて侵入者はお咎めなしとか。
— レボログ (@revolog_T) June 9, 2020
たとえば、これがリアルで人の家に侵入したら
何も取らなくても、誰に危害を加えなくても犯罪なわけです。
ボクは、ネット上のブログやユーチューブなどの個人で情報発信する媒体は、インターネット上の家のようなものだと思っているので(独自ドメインを取得しているブログなどはとくに)、
まず人のブログなりユーチューブなりにコメントするのは、他人の家にお邪魔するような行為だと考えています。
そのうえで、
「いいお庭ですね!」
とか
「よく手入れがされてますね」
とかならともかく、

それだって、いきなり人の家に入ってきたらだいぶヤバいやつだけどね。
「だっせー家だなw」
なんて見ず知らずのヤツがいきなり拙宅を酷評しだして、

いいから帰ってー
といっても居座り続けたら
多分、警察沙汰になっていくと思う。
ただ、おもしろいことに現状ネットだとそれがフツーのことのように扱われているわけです。
他人の家に土足で侵入しても、不用心なのが悪いでしょみたいな。
自由には責任が伴うもの
確か、学校の先生がそんな話をしてましたが、これは間違ってないと思います。
責任というのもそうだし、まあ、リスクですよね。
自由に行動してもいいけど、あるラインを超えたら捕まるからね?とか罰金払ってね?とか。
そういう意味で(死ぬことすら恐れない)無敵の人にはもう何も言うことはできないから…まあ、怖いんだけどさ。
京アニとかの事件もそうだけど、
もう命すらどうでもいい、みたいな人間を止めることってすごく難しい。

もちろん許せるわけではないけど。
ただ、彼を死刑にしたところで、失われた命が戻ってくるわけではないので、何だかなーという感じがしてしまうのです。
ただまあ、ネット上の言動に対する取り締まりは、リアルと比較してあまりに原始的だと思うので、
もう少しなんとかならないものでしょうか。
言論の自由というものは担保しなきゃならないから、
まあ、完全実名とかはありえないにしても、
でも、やはりもう少し過激な発言を思いとどまらせる装置や仕組みは整備した方がいい気がする。

過激な発言を自由に行えることがリターンだとして、現状リスク:リターンが不均衡すぎるんですよね、ネット社会は
まあ、結論、情報開示手続きを超シンプルにすればいいのだと思う。
たとえば、
リアルなら侮辱(ぶじょく)罪や名誉棄損(きそん)に当たるレベルの書き込みに対しては、数千円で開示請求(相手の名前と住所を特定)できるとかね。
現状、弁護士を介した開示手続きで相手を特定するだけで50万円以上かかっちゃうから、
それで相手が高校生とかで損賠も取れねーで泣き寝入りとか、バカバカしくてやってらんないもん。

リアルに置き換えたら…知らねえ奴に急に腹パンされても泣き寝入り…みたいな。

それは、だいぶイライラしそうだなw
結局、匿名の書き込みは観ないのが一番
とりあえず、現状これが一番ラクな解決策だと思う。

制度が整ってくれることを常に祈っているんだけど、
こればかりは国が動いてくれない限り個人ではどうしようもないことなので。
なぜなら、自分の発言に責任を持っている人はだいたい本名か少なくとも何らかのハンドルネームを設けて、批判や苦情を受ける覚悟を持って発言しているので。
そういう覚悟のない人の発言には何の重みの感じなくていいと思うのです、だって責任負おうとしてない無責任な発言なわけだし。
あるコメンテーターが
「ネットの問題点は、リングと観衆という構図が見えにくくなってしまうところ。リングと観衆という構造を理解してないと、リングに上がってない観衆にやじられてるにすぎないのに、目の前で殴られているように感じてしまう。」
ということを発言されていて、

なるほど
と唸(うな)らされました。

たとえば、ホリエモンとかは、こういう構造を熟知していて、
よく観客から安心してヤジってるやつをリングに引っ張り上げてボコボコにしているwという話…ああ、あれのことねwと一人で納得。
木村花さんもおそらく、
ネットでの匿名の誹謗中傷なんて所詮(しょせん)、リングに上がってない観客にやじられてるだけ、という構造を意識してたら、もう少し冷静に心無い発言もスルーすることもできたのかな…と思うと残念でなりません。
というわけで、彼女のご冥福を心から祈るとともに、
今後同じような形で若い命が失われることがありませんように。
それでは、また。