ある時、日課のようつべ散策をこなしていたら、このような動画が目に留まった。
パレート8:2の法則は聞いたことがあるけれど、平均の法則…?なんだそりゃ。
というわけで、見事にタイトルに一本釣りされて、見入ってしまったわけであるが…
動画の説明によると、平均の法則とは、
同じことを繰り返していると、失敗や成果の上がらない状態を経験しながらも、最終的には成功へとつながるというものらしい。
おそらく、統計学か、確率論の考え方なのだろうと、素人なりに辺りはつけつつ、まだ詳しくは調べていない(笑
気が向いたら、またおいおい調べてみることにして。
ただ、この『失敗しても、その失敗したことと同じことを繰り返すことで成功につながる』という考え方は、私にとって、随分と新鮮なものだった。
これまでの凝り固まった私の考えからすると、
失敗したやり方で何度再挑戦しようとも、何か改善や変化を加えない限り、同じ結果が待っているだけだと思い込んでいたのだけど、ジャンルによっては、どうやらそうでもないらしいのだ。
その例としては、動画内のナンパの話がわかりやすいだろう。
動画内では、ナンパを仕掛ける相手として
・今、付き合っている異性がいる相手
・声をかけてくる異性に興味を示さない相手
・今まさに恋人募集中である相手
という3つのタイプが想定されていた。
ここでポイントとなるのは、ナンパが成功するかどうかは、
声のかけ方の良し悪しではなく、相手のコンディションによってほぼ決まってしまうということだ。
もちろん、イケメンであるとか、話が上手だとかそういう付加価値で多少成功確率は変わるにせよ、基本的には、3番目のタイプの相手を狙わない限り成功する確率は低くなる。
カギを握るのは、一貫して同じ行動を繰り返すこと
普通、ナンパに失敗すれば、
「ああ、俺にナンパは向かないのか・・・」
「別にイケメンでもないしな…」
そんな風に、早々にあきらめてしまう人が大半だろう。
しかし、一流のナンパ師は、そうではないことを(たぶん本能的に)知っている。
だから、数は少ないけれど、一定確率で存在する3番目の女性に出会うまで根気強く声をかけ続ける。
これは、ギャンブルなどの考え方にも通じる部分がある。
例えば、パチプロと呼ばれる人たちは、確率的に他の台よりも優位だと分かっている台を見定めたら、たとえその日全敗したとしても、その台から移らずに打ち続けることが正解であると理解している。
言い換えると、目先の勝ち負けではなく、長期的な成功法則、統計学を理解し、それに身をゆだねることが自らを勝ちに導くことを知っているということだ。
誰でも、できれば失敗したくはないし、他者に拒絶される痛みを味わいたくはないだろう、しかし、時として、それはより大きな成果を得るために避けては通れないものだったりする。
そんなとき、この平均の法則の考え方を知っていると、目先の結果に一喜一憂せず、継続的に日々やるべきことに取り組んでいけるのではないだろうか、なんてことをちょっと思ったり。
それでは、また。