どうも、レボログです。
今回は、プライスアクションの基本(ろうそく足編)と題して
はらみ足について、ちょこっと解説いたします。
はらみ足ってどんなんなん?
出オチみたいでなんですが、形にするとこういうヤツですね。
定義としては、
前のろうそく足の高値も安値も更新しないろうそく足
のこと。
前のろうそく足の中に完全に隠れているような形から、別名インサイドバーとも呼ばれますが、はらみ足の方が何となく人情味があって好きなのは私だけ(笑)?
ちなみに、
解説の仕方によっては、最初の大きな足をはらみ足と定義しているものもあります。

大きな足がはらみ足か、それとも小さな足がはらみ足か…それが問題か…
いやいや、そこはあまり気にしなくて大丈夫。
要するに、足1本ずつではなく、
天井(底値)圏に現れた前の足の高値も安値も更新されていないろうそく足2~3本のかたまり
をとらえて、転換のサインとみればOKです。

そう考えると、
インサイドバーって呼び名はシンプルで分かりやすいな。
はらみ足が転換のサインって本当?
はい、本当です。
プライスアクションの教科書にはそのように書いてありますから、まったく間違いというわけではありません。
ただし、これ言うと

なんでもそうじゃん
とツッコまれそうですが、
値動きのパターンに絶対はありません。
というわけで、もちろん
はらみ足を見つけたら逆張りすれば勝てる…というわけでもない…。

それなら、みんな今ごろ億万長者だぜ…。
つまり、はらみ足は、あくまで反転するかもしれないひとつのサインみたいなもの。

ツバメが低く飛んだら雨が降るかもよ…みたいなことか。
そして、
より精度の高いエントリーポイントを絞り込むためには、
などなど、他の要素も合わせて判断していく事が大切です。
はらみ足が転換のサインといわれる理由
では、なぜ、はらみ足が転換のサインと呼ばれるのでしょうか。

いいから、つべこべ言わず暗記じゃ!丸暗記!
いや、そういうの嫌いなんで(笑)。
他のサイトをみても、はらみ足=転換のサイン
とだけしか書いていなくて、なかなかその理由について納得のいく説明がなかったんですよね。
なので、
ここでちょっと相場参加者の心理面から考えてみましょう。
ただし、かなり個人的な解釈入ってますので、必ずしもこれが正解というわけではありません。
というより、真の正解は、相場参加者全員にアンケートとらないと分かりっこないので悪しからず(笑

なぜそうなるのか自分の頭で考える癖をつけると…
いろいろ応用が効くようになるよ(適当)。
例えばこんな場面。
大陽線(パワーバー)がはらみ足として登場し、そのあと小さな陽線や陰線が続くような展開を想像してみてください(ここでは、パワーバーの方をはらみ足とすることにします。)
それまで高値を更新し続けてきた流れから一転、急に値動きの勢いがなくなり、安値も高値も更新できないような状態になってしまったら、みなさんならどう考えるでしょうか?

ちょうど投げ上げたボールが最高点でとまったような状態だな。
…それまで買っていたトレーダたちが満足してポジションを利食ってしまったせいで、買いの勢力が弱まったのだろうか。てことは、ここで買ってもフォロワーも少なく高値つかみになりそうだよな。
…でも、かといって売るにしても、今まで買いに勢いがあっんだから、いきなり仕掛けるのも恐い…。
そんな風に売り買いお互いが様子見をすることによって、相場の動きが一時的に停滞している状態だと見ることができます。

上がったボールなら、あとは落ちるのみだけど…。
そう、問題はそこです。
相場(チャート)は完全に重力に支配された空間ではないため、
一度勢いがなくなっても、必ずしも落ちてくる(それまでと反対方向に動く)とは限りません。
むしろ、
買いが一段落したと思いきや、当たり前のように再上昇ということも平気で起こります。

上がって勢いがなくなったら100パー下がる…それなら楽なんだけどね。
そこで、はらみ足を見つけたら
転換というより抜けた方に動き出す可能性が高いと捉えておくと値動きの判断に役立ちます。
それはまるで、それまで買おうかどうか迷っていた奥様方が、タイムセールの張り紙が張られたことで一気に売り場に殺到するイメージ・・・。

それだと、買い一択になっちゃうけど(笑)例えとしては、まあまあ分かりやすいな。
堤下みたいなのも無かったっけ?
ツツミシタ…?
ああ、もしかしてつつみ足ですか?
つつみ足なら、こういうヤツですね。
この形もはらみ足と同じく反転のサイン…なのですが、
この話は、また次回。

最後までご覧いただきありがとうございました!
それでは、また。