どうも、レボログです。
これまで玄米菜食に憧れつつ、なかなか実践できなかった者です。
しかし、最近ちょっと玄米を見直す出来事がありまして。
炊飯器を新調したら玄米がおいしく炊けるようになった!
そうなのです、これまで学生時代から使っていた10年選手な洗濯機…じゃなくて冷蔵庫…じゃなくて炊飯器を使っていたのですが、

白物家電は私の言語野で同列扱いなんだろな、きっと。
10年ぶりくらいに炊飯器を買い替えたところ…なんか知らないけどスゲー美味しく炊けるようになった。

白米のようにモチモチした食感で、全然パサパサもボソボソもしてない…
これでチャーハンなんか作ったら、マジ最高です。
白米よりはるかに簡単にパラパラチャーハンが作れちゃいます。

しかも美味い!美味すぎる。
玄米vs白米 ポテンシャルを比べてみた

そりゃもう、玄米の圧勝でしょう…ビタミンEとか豊富に入ってて冷え性とかもぶっ飛ばしてくれるんでしょ?
というのが期待も込めた私の予想(調べものする前)。
さて、実際のところは…

てか、その前に玄米って何なん??

そうね、たしかに精米する前のお米ってイメージだけど正確には…
というわけで、ササニシキ.comといういかにもな名前のサイトでお勉強させていただきました。
私たちが普段口にしている白米というのは、玄米から糠(ぬか)と胚芽(はいが)を取り除き、胚乳(はいにゅう)のみにしたお米だそうです。

ということで、玄米とは白米+ぬか+はいが+はいにゅうのことですね。

いや、取っちゃったらもう足せないよ。
なんでそんなこと(せっかく栄養のあるところを取ってしまう)をするのかというと、単純にその方がおいしくなるから。
果物にたとえると、皮とタネを取った方が美味しくなるよね?というシンプルな理由みたいですね。
しかし。最近は種無しで皮まで食べられるぶどうも人気ですよね。

シャインマスカットとか私も大好きです。
それと一緒で、玄米も品種改良を重ねて、美味しくたべられるものが増えてきているらしい・・・
しかも、それに加えて冒頭で書かせていただいたように炊飯器も進化しているし、このコンボはかなり玄米食べたい勢には追い風です。
ちょっと脱線しましたが、再び白米と比べた玄米のポテンシャルの話。
玄米には”いのち”が宿る
先ほどのササニシキ.comのタイトリングがインパクト大だったので、そのまんま引用させていただきました。
私も、ふだんから愛読させていただいている「食べない健康法」の著者石原医師の
「健康革命 逆転の医学―こうすれば、病気はきっと治る!」という書籍には、玄米の健康パワーについて次のように書かれています。
白米は玄米から胚芽を取り除いたものであり、文字通り粕(カス)である。表に示すように食品成分上でもかなりの差がある。
「白米に足りない栄養素を、他の野菜や豆や肉で補えば、それでよいではないか」という栄養学者の意見もあるが、そうはいかない。 玄米は播けば芽が出るが、白米は腐る。つまり玄米には生命が宿っている。「生命」とは科学も人知も及ばない最高のバランスであり、栄養素の構成上も同じである。体内にビタミンB1が少量不足すると脚気になるし、Cが不足すると壊血病になる。ことほど左様に、わずかな栄養素の不足が重篤な病気をおこすのであるから、「生命」のある食物とない食物の差は、分析的な栄養素の問題上計り知れないものがある。
もぎたてのリンゴがおいしいのも、活づくりの刺身が旨いのも、とりたての野菜の味がよいのも、すべて「生命」があるからだ。
生命が失せると活性酸素が発生して、過酸化脂質などの有害物質を作り身体に有害だ……云々、というのも一理あるが、それだけでは済まされない。地球上のあらゆる動物が、食べる物の生命をいただいて、自分の生命の灯を燃やしている。死物を食べる動物はほとんどいない。生命のない精白穀物(白米、白パン)、殺菌牛乳、無精卵、肉(動物の筋肉の一部)……化学調味料、化学薬品……など、「生命のないもの」を口にする人間に、これだけの病気が発生するのも、むべなるかな……である。
完全が「生命」なら、不完全は「不健康、病気」であるから。

…白米ちょっとボロクソ書かれ過ぎてない?
ただ、最近話題の完全食ということを考えてみても、お米を丸ごと食べたほうが健康に良いというのはなんとなくそうなんだろうなーという気はしますね。
玄米100g、白米100g中の栄養素の比較
栄養素 | 玄米 | 白米 | 効用 | |
---|---|---|---|---|
タンパク質 | 7.4g | 5.7g | 植物性タンパク質であるから、人体の消化生理には最も適したタンパクである。 | |
脂質 | 2.3g | 0.8g | 植物性脂肪(不飽和脂肪酸を多く含む)。不飽和脂肪酸は、血中のコレステロールの低下作用がある。 | |
糖質 | 72.5g | 75.5g | 玄米食の場合、繊維とともに消化されるので急速な血糖値上昇を抑える。そのため、糖尿病の予防にもなる。腹もちもよくなるため過食の害を防げる。 | |
繊維 (セルロース) | 1.0g | 0.3g | 腸壁を適度に刺激し便通をよくする。腸ガンの予防にもなる。コレステロールの多い食品を摂りすぎても、腸でのコレステロール吸収を阻止し、弁として体外へ排出してしまう。 | |
ミ ネ ラ ル | カルシウム | 10mg | 6mg | 歯骨の形成。血液をアルカリ性に保つ。神経の興奮を鎮める。血液が固まるときに必要。 |
ナトリウム | 3mg | 2mg | 細胞外液(血液など)に多く存在し、体液浸透圧との調節に重要な役割をする。 | |
リン | 300mg | 150mg | 骨や歯の成分、PHの調節、ブドウ糖の消化管の吸収を助ける。糖分の燃焼の際の助酵素として働く。 | |
鉄 | 2mg | 1mg | ヘモグロビン(赤血球内の血色素)の構成成分として、酵素運搬に重要な働きをする。体の全組織内に存在し、細胞の吸収作用に関与。 | |
ビ タ ミ ン | B1 | 0.36mg | 0.09mg | 糖が燃焼してエネルギーを出す過程に必須。不足すると疲れ、食欲不振、神経炎、心臓の肥大の脚気がおこる。 |
B2 | 0.1mg | 0.03mg | 成長促進作用、。不足すると口角炎、舌炎。 | |
B6 | 620 | 62 | タンパク・脂肪の代謝に必要。不足で口内炎、神経炎。 | |
K | + | – | 血液凝固物質(プロトロンビン)の合成に関与。 | |
L | + | – | 母乳の分泌を促進。 | |
E | + | – | 不妊・流産の予防、妊娠の継続、若返り、老化防止。 | |
ニコチン酸 | 4.1mg | 1.4mg | 不足すると、皮膚炎(ペラグラ)、消化障害、神経障害。 | |
パントテン酸 | 1.5mg | 0.75mg | TCAサイクルに関与、腸内細菌の働きを正常に保つ。 | |
ビオチン | 12 | 6 | 生の卵白と結合するので、卵白の多量摂取で欠乏症に(皮膚炎・貧血) | |
葉酸 | 20 | 3 | 不足すると悪性貧血になる。とくに妊娠中は不足しやすい。 | |
イノシトール | 111.4 | 11.0 | (イノシトール)+(リン酸)→(フェチン酸) | |
コリン | 20 | 3 | 欠乏すると脂肪肝になり、肝臓の働きが弱る。 | |
フェチン酸 | 240 | 41 | 胚芽に多く含まれる水銀などの農薬や、地球上に多量に存在するストロンチウム90(小児白血病の原因の一つになる)を体外に排出する作用 |

まとめると、タンパク質・ビタミン・ミネラルとほぼすべての栄養素において玄米が上回るという結果に。しかも白米より玄米の方が低糖質!
これは、白米→玄米に切り替えない理由がないですね。

ただ、あの独特の風味が苦手なんだよネ、ボク。

そのまんま食べるのが苦手な方でも、おにぎりにしたり、炊き込みご飯にすると風味が抑えられて美味しく食べられますよ。
私のおススメは、しそを刻んで炊き立てのご飯に混ぜる食べ方。
爽(さわ)やかなしその香りで玄米独特の風味が中和されてとても美味しい。

海苔(のり)の代わりにシソで巻いて梅干しを入れたおにぎりも美味しいですよ。
興味のある方はぜひ一度お試しあれ。
というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また。