どうも、レボログです。
突然ですが、もし明日、あなたがガンだと診断されたらどうしますか?
しかも、余命3カ月というオマケつきで。

俺の人生、終わった…。
確かに、この本を読むまでは、私もそんな風に青天の霹靂というか、絶望してたと思う。
でも、この本を読んで考えがちょっと…いや、だいぶ変わったのです。
余命なんて誰にも分らない

ってマジ!?
じゃあなんで余命宣告なんてするんだよ!
この本による結論→患者を脅して手術させるためらしい。
特に、よく言われる、余命3カ月ってのが脅し文句としてなんともちょうどいい期間だそうで。
もし、今、健康でも
「3か月後にどうなってるか想像できる?」
って尋ねられたら、

分かんねえかも・・・
って気がしませんか?
これが1カ月だと
(今ぜんぜん何ともないけど…普通に歩けるし…なんかこの医者、嘘くさいな)
ってなるし、
逆に6カ月だと
(まだ半年あるし、大丈夫大丈夫。)
みたいに緊迫感がない。
ってことで3か月らしいのです。

また、余命宣告するにしてもわざと短く宣告するケースも多いみたいね。
もし、宣告した期間より早く亡くなると医療訴訟とかになる可能性もあるし、
その一方で、宣告より長く生きれば、『先生は手を尽くしてくださった…』と遺族から感謝されるというどっちに転んでも大丈夫な2段構えらしいよ。
ガンの死亡率は1960年から変わっていない

え?ガン治療って進歩してんじゃないの?
日本人の3人に1人はがんで死ぬといわれているわけで、
いつ私の身にそれが巣食わないとも限らない。
となると、どうしたって

早くガンが根治される方法とか発見されねえかな…
というのは重大な関心事なわけです。
しかし。

ここで残念なお知らせじゃ。
どうやら、がんで死亡する人の割合は1960年代から変わってないらしいのですよ、
むしろ死亡者数でいえば増えているとか。
じゃあ、何が変わったのか、まったく進歩してないの?
となると早期発見できるようにはなったらしい。
見つけられるのと治せるのは別問題

これが答えだ!
本によると、がんが命を奪う時期は、ガンの大本であるガン幹細胞(本物のがん)ができた瞬間に、少なくとも細胞ができて数カ月以内に決まってしまうそうです。
そして、それは100分の1ミリとメチャクチャ小さい。
おまけに、現在の医療水準で本物のがんが発見される頃には、
どんなに早期でも、そのガンは人間で言うとシニアくらいの時期に差し掛かっていて、
ぶっちゃけ手遅れらしい。

早期といいつつ実際は、じーさんになってから見つかるわけか。

でも、早期発見できてラッキーみたいな話ってよく聞くじゃん?

ああ、それは「がんもどき」ですね。

がんもどき?
たとえば、アメリカと日本では、ガンの定義から違うそうで。
アメリカの場合、ガンにほかの細胞に転移するような性質が確認された段階でガンと認定する。
一方、日本では転移能力の有無にかかわらず、顕微鏡で細胞を観察し、それをテンプレ化したガンの特徴(定義)に当てはめてガンがどうか認定するそう。
だから、当然日本の方が、ガンと認定される可能性が高いわけだけど、
その中には、ほかの細胞に転移しない(命に直接影響をおよぼさない)がんもどきも含まれるという話です。

ガンには本物とフェイク(偽物)の2種類があると。
出術に延命効果があるかは不明ってマジか
たとえば歌舞伎役者の中村勘三郎さんや、アナウンサーの逸見政孝さんのように
手術をしたにもかかわらず、その後わずか数カ月で命を落とすケースが後を絶ちません。
おそらく、その時代の最高水準のの医療を受けていたにも関わらず…。
勘三郎さんは、食堂摘出後の後遺症で、誤嚥性肺炎を起こして亡くなっていますし、
逸見さんは想像を絶する壮絶な苦しみの果てに亡くなったといいます。
先ほど、この本から得た知識の1つとして、
本物のガンなら、見つかった瞬間、すでに死へのカウントダウンは始まってて、
現在の医療ではそれを遅らせることは不可能ということをお伝えしました。
じゃあ、なんで、医者はそこまで手術したがるんだろ?
というと、まあ、ありていに言えばそのほうが儲かるからですよね。
もし、みんなが「手術は結構!」なんて言い出したらそれこそ商売あがったり。

大門み〇こじゃないけど、手術大好きな医者もいるかもしれないし。
ただし、早期発見→幹部を切れば治るってのはどうやら間違いらしい。
だって、本物のがん細胞は見つかった時点でとっくに・・・もういいですね。

がんもどきを切っても切らなくても余命に影響はないどころか、むしろ手術すれば、その後の後遺症や合併症で死亡するリスクが高まり、生活の質も低下し…結果、体を傷つけて損するだけのケースが多いらしい。
ガンは結果、放っておくのが一番→妙に納得した
もし、命に届くような本物のガンなら、手術しようがしまいが命運(余命)は決まっている。
また、日本でガンと診断されるうち、他の細胞に転移しないいわゆる”がんもどき”なら
放っておいても命にかかわらない。
だったら、結論ガンは放っておくのが一番なんじゃないの?
なんとなくそんな気がしてきました。

1冊の本に影響され過ぎな気も、ちょっとしつつ。
つらいのはガンじゃなくてガン治療の方なんじゃ?

ぶっちゃけ、私は、ガンの何を恐れているんだろう?
死ぬこと?
もちろん、それはある。
でも、人間いずれ死にますよね?
むしろ、突き詰めると
死の恐怖と同じか、それ以上にがんによる苦しみ…のイメージに怯えていると気づいたのです。
しかし。
この本では、ガンの苦しみ自体は意外とそうでもなくて、
むしろ、つらいのは治療による副作用の方なんだと指摘しているのです。

言われてみれば…
一言でガンの壮絶な苦しみ…というけれど、
よくよく考えてみると、それって治療による痛みや苦しみの方がメインなんじゃないの?
という気もする。
臓器を摘出するのは体にとってとんでもない自傷行為だし、
排便ができなくなったり、声がでなくなったりと尊厳にかかわることだって多い。
女性であれば、
抗がん剤の影響で髪の毛が抜け落ちたり、乳房を全摘出したり、その痛みは男の私には理解できないくらい大きなものでしょう。
その結果、
でも…延命効果は実証されてません。
じゃ全く割に合わないじゃないか!
って話です。
もし、ガンになったら…
私なら、できるだけ苦しまないで最後まで命を全うできる道を選びたいと思います。
人生は長さよりも濃さが大事
そんなことを言う人がいますが、
結局100年生きようが、1000年生きようが、最後の数日どう過ごすで、意外と人生の印象って決まっちゃうんじゃないでしょうかね。

と、この間の10連休を経験して思った人✋
だから、最後の最後でのたうち回る苦しみを味わうくらいなら、
最低限の緩和ケアだけして、あとは穏やかにその時を迎えたいかなと。
少なくとも医者の脅しに乗って、
納得できないまま、体にメスを入れるなんてことはしないでおくつもりです。
とかいいつつ、いざそのときになったら、きっとメチャクチャ動揺するんでしょうな。
だからその時の備えとして、

もしガンを宣告されたら自分ならこうする…
というのをノートに書いておいて、家族や親しい人に表明しとく。そして毎年そのノートを見返して、考えが変わってたら更新する。
といういいアイディアもこの本から教えていただきました。
それでは、また。