シンプルなFXの世界で9割のトレーダーが勝てない理由

FX

どうも、レボログです。

 

今回は、なぜ本来とてもシンプルなはずのFXの世界で9割の人が負けてしまうのか、その理由を探りつつ、じゃあどうやったらその9割から抜け出せるのかについて考えてみたいと思います。

 

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勝てる手法なんてその辺に落ちてるよ?

 

 

レボログ
レボログ

ねえ、師匠、ラクに勝てる手法を教えてくださいよ。

あるとき、師匠(わたしにFXを教えてくれた)にそんな無茶そうなお願いをしたら、20個くらいバーッと手法を紹介されて面食らったことがあります。

 

「こん中からどれでも好きなの1つ選べよ、全部勝てるから。」

だそう。

 

とはいえ、見ると、どれも1度は目にしたことのあるようなシンプルなモノばかり。

レボログ
レボログ

例えばMAが長期→中期→短期の順に並んだのを確認して短期MAの下でロウソク足が確定したら入るとか

 

(え~、でも、こんなん全部知ってますし…。こういうんじゃなくて、もっと師匠しか知らないスペシャルなやつを…。)

 

「そんなん、あるわけねえだろ!」

 

私の顔色からスケベ心を察してか、

師匠がピシャリと言い放った痛烈な一言でした。

 

どいつもこいつも守破離の守が守れなさすぎる

 

「いいか、レボ。今俺が紹介した20個の手法は、俺が自分でテストして、それで利益が出る(優位性がある)と判断して紹介したもんだ。」

レボログ
レボログ

はい…。

 

「で、今お前は勝ててねえんだよな?

ってことは、間違いなくお前はこの20個のうち1つも身についてねえってことだよ。

知ってることとそれを使えることは全く違うんだよ。」

レボログ
レボログ

…!

 

「あ、言っとくけどな、

この20個全部身に着けたら最高に利益が出るなんて思いあがるんじゃねえぞ?

それをやるとおそらく、最高に悲しい結果になる。平凡な1人のトレーダーが使える手法なんてせいぜい1つか2つくらいだ。まずはそれを徹底して磨いてみろよ。それが守破離の守だよ。」

 

 

成績が伸びる受験生と伸び悩む受験生の違い

以前、受験指導をしている方から、

「ねえ、レボログ氏。成績が伸びる受験生とそうでない受験生のたった1つの違いって何か分かる?」

と聞かれたことがありました。

レボログ
レボログ

う~ん、勉強してるかしてないか?

というのは冗談で、

当然みんな一生懸命勉強している前提でそれでも明確な違いがあるというのです。

 

「それはね、コレって決めたらブレないことなんだ。

反対に、伸びない受験生というのは、いっつもどこか自分の勉強法に疑問を持ってるの。

あ~こっちの問題集の方が分かりやすそうだなー。あっちの塾の教え方の方がイイって聞くぞ…。

みたいに。そうやって問題集や塾をとっかえひっかえ。

でもそれってあぶはち取らずで、結局何1つ確実な力が身につかないから、

基礎的な学力はもちろん、応用力も身につかないんだよね、結果偏差値も伸びない。

 

レボログ
レボログ

あー、私も身に覚えがあるー、受験生時代はついつい色々浮気しちゃって、先生とかにこれだけやっとけ!と言われてもなかなか信じられずにいろんな参考書に手を出して結局は身につかなかったって経験がありますな。

 

その点、成績が伸びる受験生というのは、素直に1つの問題集を何度も何度も反復して完璧にモノにする子が多い。もちろん、問題集で解いた問題がそのまま入試に出るわけじゃないけど、必要な基礎がしっかり身についているから、初見の応用問題にもしっかり対応できるんだ。」

 

ハッキリしたデータや根拠があるわけではないのですが、

おそらく全受験生の中で偏差値70を超えてずば抜けて成績を伸ばす子とそうでない受験生の割合も1:9くらいになるのではないでしょうか。

 

そう考えると、FXとの共通点も見えてきます。

つまりブレずに1つの手法(問題集)を完璧にモノにすること。

 

そう考えると、

受験も、FXも成績を伸ばす方法はシンプル。

でも9割の人はそれが達成できない。

レボログ
レボログ

なんでだろ…?

 

そこで

次にちょっと考えてみたいのがメンタルについて。

 

強いメンタル=必要なことをやり抜く力

 

よく、FXではメンタルが大事と言われます。

でも、じゃあ、メンタルって何?

と聞かれて答えられる人って意外と少ない気もします。

 

レボログ
レボログ

メンタル…日本語にすると精神力とか意志力といった感じでしょうかね。

先ほどの受験勉強の話でいうと、

・まず1つの問題集をしっかりとマスターすれば合格できると信じること

そして、

・やると決めたら、脇目もふらずにひたすらそれに徹すること

 

レボログ
レボログ

うーん、言うは易し行うは難しそうだな…

 

もちろん、それでまったく何の壁も感じずにスイスイーっと成績が上がっていけばいいんですよ。

でも、どんな受験生にも1度や2度スランプはやってくるのが普通でしょう。

 

そんなときに友達から、

「いやー、この問題集やっといてよかったわー、この間の模試でまんま同じ問題出てさ。」

なんて聞かされたら、もうかなりメンタルはブレブレになる可能性が高い。

 

0.1でも偏差値を上げたい受験生なら

その問題集買ってみたくなるのが人情ってもんです。

でも、それが泥沼の始まりです。

レボログ
レボログ

そこで自分のやり方を信じられるかが勝負の分かれ目。

 

これはFXでも全く同じで、なかなか成績が上がらない月に、

「この手法を使って今月+〇百万円達成でしました!!」

みたいな情報に触れると、

レボログ
レボログ

もしかして俺の手法がよくねえのかな…

と迷ってしまいがち。

でも、それが泥沼の入り口なのでこのブログを目にしたアナタは

何としても踏みとどまりましょう。

 

要するに、

1つのことだけやり続けるのは飽きるし、1つの手法をコツコツとバックテスト(検証)するのってめんどくさい

 

これが多くの人がFXで勝てない理由だと思うのです。

裏を返せば、これさえできればFXで勝てるようになるとも言えます。

 

 

必ず訪れるスランプを乗り切る自信の育て方

 

 

じゃあ、その手法を信じられるためには何をするべきかって話になると思うんですが、

これはもう自分で手を動かして汗をかいて検証するしかないですよね。

 

いくら他の人から75%勝てる手法!

だと進められても7連敗した時に何の疑問を持たずに、ルールを守って使い続けるのってよっぽどだと思うのです。

 

もし私なら(なんの検証もしてないとして)、

レボログ
レボログ

もっと、ここをこうした方が勝てんじゃね?

みたいにいじくりたくなっちゃう。

 

でも、それってもうアウトで、先ほどの例だと他の勉強法や参考書に手を出してしまう受験生と一緒なのです。

 

隣の芝生は青く見えるもの。

 

・どんな時も勝てる手法など存在しない。
・相場の原理原則に則った手法なら長期的には必ずプラスになる。

 

そう信じて成績を爆発的に伸ばす受験生のように一つの問題集もとい1つの手法を徹底して磨きぬきましょう。
そして、そのためには、過去のデータを使ってひたすら1つの手法のいいところも悪いところも知り尽くすのが近道だと思います。

 

その中で、イレギュラーな大ドローダウンなんかも経験しつつ、それでもそこから立ち直ってプラスに戻す経験などを積めばちょっとやそっとじゃ揺るがない自信も育まれていくことでしょう。

 

守破離の破離はある日突然やってくる

さて。

ここまで書いてきて、

ふとこんな言葉を思い出しました。

 

「守破離の破離にいつ到達できるかは自分でコントロールできるものではないんですよ。

まずはキホンとなる型を徹底的に体に覚えこませる。無意識に体が動いてしまうくらいまでやりこむ。そうすることであるとき自然と応用が利くようになり(破)、やがて型を離れて自在に立ち回れるようになる(離)。」

 

これは、ある歌舞伎役者の方が以前インタビューでおっしゃっていて印象的だった言葉ですが…

とにかく、受験でもFXでも
レボログ
レボログ

もう守の段階はクリアしたっしょ?

と勝手に早合点して、
応用を効かせようとする人があまりに多い気がします(私も含め)。

 

でも、ホントは基礎すら全然身についてないわけですよ。
だから、自分では自在にふるまってるつもりがその実、相場に振り回されてるだけでほとんどの人が早晩退場していくことになる。
友人A君
友人A君

キホン(型)ができてないのにテキトーにふるまうか、型をしっかり身に着けたうえでその1歩先へ進めるようになるのか。

レボログ
レボログ

形無しと型破りは似てるようで全く異なるということですね。

 

だから一見遠回りのようでも、
少なくとも自分が思う10倍くらいは徹底して1つの手法を繰り返し繰り返し使ってみることが結局は最短ルートということなのでしょうね。

 

というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また。

 

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