どうも、タカハシです。
今年も、今まさにアメリカでは『E3 2018』が開催中でございます。
日程は6月12日~14日の3日間。
場所は、エンタメの聖地ロサンゼルス。
…行きたかったなあ…。
大注目の新作ゲームの数々が世界に先駆けて発表される大イベントなわけですから、ゲーマーならぜひともチェックしないわけにはいかないでしょう。
ということで、今回は、その中からソニーのショーケースで発表された作品をチェックしてみることにしましょう。
そもそもE3ってなに?
名前だけは聞いたことあるけれど、E3って何それ美味しいの?(小並感)
という人もいるでしょう(ハイ、どうも私です)。
そんな人と私自身のために、
ここでE3とは何かについておさらいしてみることにしましょう。
ということで、例のごとく”E3”でググってみると、
トップに表示されたサイトが1問1答形式で分かりやすかったので、そのまま引用させていただきます(ページ自体は2015年に書かれたものだけど、説明内容は今も当時と変わらずタメになるので)。
このサイトの説明によると、
・E3とは、Electronic Entertainment Expo(エレクトロニック エンターテイメント エキスポ)の略で、頭文字3つの略称であること Eが3つでE3…分かりやすい。
・そして※ESA主催でアメリカ・ロサンゼルスで開催される世界最大規模のゲーム展示会であること。
・1995年から開催されている割と歴史のあるイベントであること
などが分かりやすく解説されています。
このページを読むまでは、こちらの記事に登場する記者さん(インタビュアー)と同じく、私もE3って東京ゲームショーのアメリカ版だとばかり思っていたのですよ。
でも、関係者しか入場できないという割と”クローズド”なイベントだったのですね。
まさにプロたちのための見本市ってわけだ。
ちなみに、2017年度から一般公開が開始され、初年度の来場者数は、68400人と発表されています。
2018年も前年に続き、2月より一般来場者用のチケットの発売されており、前年度を上回る来場者数が見込まれているとか。まあ、しばらくは勢いに乗って年々拡大するでしょうな。
ただのゲーム展示会かと思いきや…
かのスティーブジョブスは、完璧なプレゼンをするために、自宅で何度もリハーサルを繰り返したといいます。
そして、E3の映像を見ていて気付いたのですが、これはもはやゲーム業界版TEDというか、
いかに自分たちのつくるゲームおよびエンターテイメントがユニークでいまだかつてない体験を提供するものかプレゼンする真剣勝負の場でしかなかった…。
それゆえ、ゲームの発表会と思いきや、いきなりライブで楽器の演奏会が始まっちゃったりするわけです。多分ゲーム音楽なんだろうけど…なんか贅沢。
でもね、実は、メーカー各社が行っているプレゼンは、厳密にはE3には含まれないらしいのですよ。詳しいことは一番最初に紹介した参考記事に載ってますので、気になった方はよかったらもう一度目をとおしてみてください。
ちょっとネタバレになりますが
あ、ネタバレが気に入らない方はこの項は飛ばしていただいて。
個人的に『ghost of 津島』のショーケースの冒頭、外国人ミュージシャンが、編み笠をかぶった山伏のような姿でたて笛を演奏する演出には、かなりグッとくるものがありました。
バックスクリーンに映し出されるリアルなススキの映像がどこか物悲しい和の雰囲気を引き立てます。
なんだろう、ふいに流暢な日本語を話す外国人に出会ったとき、
なぜか、それだけでたまらなくその人を好きになっちゃうような…
(ああ、この人、めっちゃ日本のこと好きでいてくれてるやん。)
みたいな嬉しさがありまして(笑
日本人である私も、もちろん、この手の侍たちの物語は大好きですけど、
外国の人たちの目にはどう映っているのでしょうか…
もし、脳内にデバイスを入れて他の人の感情をトレースできる時代が到来した暁には、ぜひ彼らの感覚を追体験してみたい気がするです…ハイ。
ま、今しばらくは、英語で書かれるであろうアマゾンのレビュー見て我慢ですね(ザ・アナログ~やな笑
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レボログ的『E3 2018』注目タイトルは?
では、ここで「E3 2018」で発表されたタイトルから気になったものをいくつかピックアップしてみましょう。
ラストオブアス2
E3でSONYといえば、まずはこのタイトルですよ。
前作、ラストオブアスは、ストーリー、設定、キャラクター、声優すべてにおいて素晴らしい出来で、個人的にゲーム史上もっとも感情を揺さぶられた作品のひとつでした。
その続編となれば、当然期待しないわけにはいなかない。
余談ですが、
もうね、今から、この作品のためだけに4kモニター+PS4proを新調する覚悟でいますよ(笑
ホライゾン ゼロドーンが出たときも一瞬心がグラついたんだけどね。
【関連記事】
【E3】ラストオブアス2はぜひ4K対応モニターで楽しみたい!
ソニーも当然その期待は裏切らず、今回のカンファレンスでも、
いの一番にお披露目となりました。
もう、冒頭のバンジョーの生演奏から拍手とともに会場暗転、
↓
そしてそのままゲーム映像へ
という会場をも巻き込んだ計算されつくした演出が憎らしすぎる。
そして、ゲームと現実がリンクするかのように張り巡らされたパーティー仕様の照明も相まって、会場にいる人たちは、食い入るようにスクリーンを見つめ、一気にゲームの世界に引き込まれていきます。
なんて贅沢な体験…うらやま~。
所々に感じられるあの作品へのオマージュ
今回のE3で発表された映像冒頭では、すっかり大人の女性へと成長したエリーとウォーキングデッドシリーズのグレンを思い起こさせるようなアジア系青年とのやり取りもみられました。
彼もまた、物語のカギを握る人物となるのか…。
また、女の子同士のキスシーンなど意味深な場面も。この辺、どのような人間ドラマが繰り広げられるのか興味深いところではあります。
”ポストアポカリプス”な世界でLGBTというと、
ウォーキングデッドシリーズのタラと今作のエリーとを重ねてしまうのは…私だけでしょうか?
圧倒的な映像美と臨場感あふれるサウンド
またベタな…もうちょっと手垢のついてないマシな表現はねえのかと、自分でも思うんですが、だって本当にそうなんですもん(笑
木々の隙間から差し込む木漏れ日、
触れるたびに繊細に揺れる森の草木
まるで実際に森に入り込んでしまったかのように錯覚してしまう鳥や獣の鳴き声。
そのどれをとっても、すでに芸術的な完成度を誇った前作を圧倒的に上回るクオリティーで、見ていて思わず笑いがこみあげてくるほど。
重ね重ね、1080pまでしか表示できないのが歯がゆいですが、それでも映像だけで十分すぎるくらいの驚きがあるのだから、4K対応のモニターで見たらどうなっちゃうの?って感じ。
もう現実世界に戻ってこれなくなりそうで、怖さしかない(もちろん褒め言葉)。
パート2は”対人間”の物語か?
今回、出展された映像では、冒頭のパーティーのシーンから一転、
森での戦闘シーンの映像が映し出され、最後再びパーティの場面に戻るという構成がとられており、前後のつながりや詳しいストーリーなどは明かされませんでした。
しかし、ゲームプレイ動画をみた限りでは、立ち向かう相手はモンスターではなく、どれも人間。
つまり、ウォーキングデッドシリーズと同じく、ゾンビに対する対抗手段を見出した後の世界(part2)では、人間同士の生き残りをかけた争いがテーマになるということなのかもしれません。
ただ、かなり残虐な描写も見られるので、国内で発売される際にどの程度の表現規制がかかるかが心配なところ。
それによって、みなさんの評価も変わってくるでしょうから。
Ghost of 津島
続いての注目作が、タイトルからも明らかなとおり、日本を舞台にしたアクションアドベンチャー『ゴーストオブ津島』
仁王など、これまでも西洋人から見た東洋をモチーフにした作品はいくつか見られましたが…あ、今回のE3では仁王2のリリースも発表されてましたよ。
今作ほど、
”日本人”
あるいは
”サムライ”
という言葉を意識させられる作品も、
意外なことにPS4が発売されて以来なかったんじゃないでしょうか。
それくらい純度の濃い和の雰囲気が画面から伝わってきます。
西洋人から見た日本再発見。
あるいはジャパンリスペクトという意味で、ここまでインパクトのある作品というと、私の中では映画『ラストサムライ』以来久々かもしれない。
【関連記事】
個人的には、初見での感想はそんな感じでした。
美しい自然が残る日本の原風景の表現はもちろんのこと、
妙に男前過ぎない主人公がまたリアルでいい。
馬にまたがり山野を駆ける。
雰囲気的には、ウィッチャー3のサムライ版といった感じ…って何それ、最高かよ(笑。
また、デモプレイ中には、縄を高所に引っ掛けて、敵のアジトに天井から侵入するというアクションも確認できました。
日本が舞台ということで、かつてプレイステーションで一世を風靡した『天誅シリーズ』のような隠密行動の要素が加わったりしたら、アクションゲームとしてもだいぶ深みのある作品に仕上がりそうで今から楽しみです。
ただ、ひとつだけ。
アメリカ開催のイベントとはいえ、日本人のサムライ同士が、流ちょうな英語で会話するのは、さすがにちょっと違和感がありました(笑
というわけで、どうせなら欧米版でも、こだわりをもって日本語音声のみ+英語字幕という硬派なつくりにしてほしかったけど…さすがにそこまではね。
ま、英語の中に所々挟まれる日本語の発音がカワイイから許せちゃいます(笑
キングダムハーツの新作は2019年1月29日発売
これは気になったというか単純にキャラが豪華で楽しそうだな~という印象。
日本で言うと…少年ジャンプオールスターズみたいな感じですかね?…ってちょっと違うか(笑
アナ雪からもさっそく…ってスクエニとディズニーがコラボしてるんだから当然と言えば当然か。
それと主題歌は、宇多田ヒカルさんかな?英語だけどあの独特の声質は多分そう…。
さらに発売を記念してキングダムハーツデザインのPS4(限定品)まで発売されるという熱の入れよう。このシリーズはやったことないんだけど、ちょっと気になるかも。
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でも、いろんな話から主役級を集めて一つの物語をつくるのって…いろんなところに気を遣わなければならないだろうし…ライターさんはさぞかし大変だろうなあ…。
どうぞ無難なものになりませんように。
スパイダ―マンは異次元の体験をリテイク
今回のE3でも、完成度の高さでひと際注目を集めていた作品。
言わずと知れたマーベル原作のスーパーヒーロー”スパイダーマン”の活躍を描いたアクションアドベンチャーでございます。
よく大作ゲームをして
「まさに動く映画だ!」
なんて評したりしますが、今作ほどそのような賞賛が当てはまる作品も珍しいでしょう。
美麗なグラフィックともはや実写を超えたと言ってもいいほどの滑らかなモーションでヌルヌルと動くスパイダーマンを自由自在に操り、悪をバッタバッタとなぎ倒す爽快感たるや…想像するだけで脳汁出まくりだぜ…。
特に、高層ビルが立ち並ぶ摩天楼をフリースタイルでビヨンビヨン飛び回る体験は、
我々に人類がいまだかつて経験したことのない圧倒的な浮遊感を味あわせてくれること間違いなっし!!(大袈裟か)。
おわりに
というわけで、
今回は、E3の中からSONYのカンファレンスに収められた映像を見ながら記事を書いてみたわけですが、
おそらく現地に赴けば、
「ああ、この時間は、A会場ではソニーのプレゼンやってて、B会場では任天堂の発表会やってんだ…」
ということが肌で分かるんでしょうね。
う~ん、いつか現地レポートとかしてみたいぜ(笑
とりあえず、
15分くらいずつ各社サクッとプレゼンしていただけると分かりやすくて助かるのですが、
今後は、どこ主催のカンファレンスかということよりも、発表されたゲームタイトルごとに記事をまとめていこうかと思います。その方が、分かりやすい気がする。
とはいえ、改めてゲームって本当に素晴らしいものですね~(オイ笑
毎年一度は確実にワクワクできるお祭りが待っているというのは、ゲーマーみょうりに尽きるというべきでしょう。
というわけで、大分長くなりましたが、今回はこのへんで。
ご覧いただきありがとうございました。
それでは、また。