「ガッツはレッドオーシャンだから、そこで勝負しても無駄だよ」
最近、わりとレッドオーシャン戦略とブルーオーシャン戦略ということを考えているボクです。
まあ、理由はいろいろあるんですが、

競争って疲れるし不毛だなー、どうせほか人と何かやるなら互いに奪い合うんじゃなく、補い合うとか高めあうとか癒し合うとかそういう関係の方が絶対に楽しいし長続きするよな。
と思っていたところにきて、
落合陽一さんの本に触れたことが大きいかもしれない。
レッドオーシャンでもがくより圧倒的にブルーオーシャンを目指すべき
これは腑に落ちましたね。
ちなみに、レッドオーシャンとは、めちゃくちゃ競争の激しい分野のことで(血で血を洗う的なイメージ?)、反対にブルーオーシャンとは、競争相手がいなくて(もしくは少ない)、自分(たち)が割と独占して快適に過ごせる場所(分野)のこと。
もちろん、ボクにも欲望やエゴみたいなものはあるから、
競争の激しいレッドオーシャンで勝ち上がりたいみたいな気持ちはなくはないけれど、
どう考えてもしんどいし、長続きはしませんね。
たとえば、オリンピックで金メダルを目指しても1競技につきそれを獲れるのは1選手(もしくは1チームだけ)。
本人にめちゃくちゃ才能があって、スゲーがんばればイケるかもしれないけど、アスリートでもない限りそもそも世界一になる必要はないわけです、フツーに楽しく好きなことをしながら生きていく分には。
加えて、メダリストのその後…みたいなドキュメンタリーとかを見ると、
選手生活から引退後、悪い大人の口車に乗せられて事業を始めて失敗して借金まみれだったり、目標を失って廃人同然の酒浸りみたいになってたりするケースがあったりして、結構割に合わないかなーと。
ちなみに、なぜAI時代にガッツ(努力・やる気)がレッドオーシャンなのかというと、
AIは人間よりも圧倒的に事務処理が得意だからです。つまり無個性な作業を努力や根性でこなすことに価値はなくなると。
ガッツがあるのは当然の前提(だって競う相手はAIなんだから)で、
大事なのはモチベーションの有無にかかわらずそれを淡々と続けられることになるらしい(だってAIは弱音なんてはかないしウツにもならないんだから)。

(しんどい…)
そう感じながら仕事をすること自体がリスクなので、自分がストレスなく淡々と続けられる分野を見つけるべき、とボクなりに解釈しました。
その努力(※)、10年間続けられますか?
そういえば、以前、プロゲーマーのウメハラさんが、ご著書の中で
いい努力の基準として
その努力を10年間続けられるか。
というのを上げてました。
ウメハラさん自身、プロゲーマーになりたての頃は、それこそ1日16時間とかゲームに打ち込んでいたそうです。
しかし、それで結果がついてきたかというと、
精神的にも追い詰められて顔にできものができたり、体調を崩したり。
大会での結果も振るわずに、このやり方では無理だな、と痛感したといいます。
これを読んでも、やはりガッツ(努力)はレッドオーシャンなのだなと。
自分を痛めつけるだけの努力をしてはいけないな、と思わされる。
言い換えると、自分の個性を理解して、ムリなく続けられるやり方を選ばないと、必ずどこかで無理がたたるということなのかもしれません。
アナタのフツーがみんなのフツーじゃない場所で勝負せよ
ただ、一言で無理なく続けるといっても、フツーに誰でも無理なくできることをムリなくやっても突き抜けることはできませんよね。
歯磨きを毎日無理なくおこなっても、フツーは何も起こりません。
まあ、虫歯にはならないかもしれないけど。
そこで大事なのが、自分が好きもしくは得意な分野で、なおかつほかの人がガッツなしでやるのはしんどいけど、なぜか自分はそれを苦も無くやれる分野を見つけること。
これぞ、まさにブルーオーシャンを発見することですよね。
もし、その分野に興味のある人が全体の1%でも日本全体の人口でみたら結構な数になります。
というわけでニッチでもためらわず進んでいいと思う。

もちろんニッチなんだけど、市場価値があればいうことはありませんね。
私の場合は、何かなーと考えると…
この辺は、毎日やっても特に苦痛はないというか、むしろ今となってはやらないとなんとなく気持ち悪いというか落ち着かない感じなので、人にはない強みといえばそうなのかもしれません。

ちょっと前に、友人にブログ書いてることをチラッと話したところ、
「え?それって毎日、夏休みの読書感想文書いてるようなもんだろ?俺には絶対無理だわー」
的なリアクションが返ってきたので、意外とレアな個性なのかもしれませんね(変態的な)。
わりといろんなことがマネタイズできる時代
私の知り合いに、一日中ペーパークラフトでかばん(かご)を編んでいる女性がいて、会うたびに

そんな上手なんだからユーチューブで編み方の動画出しなよ!メルカリに出品してみなよ!
と勧めているのですが、
「趣味でやってるんだし、恥ずかしいし、アンチコメとか来たら悲しいし‥いいかな。」
と、スルーされている今日この頃。
ただ、彼女に限らず、
今はユーチューブやSNSでどんなジャンルでも、情報発信することができるので
自分の好きなことで生きていく!というのはある程度可能だと思っています。
コンビニアイス評論家なんて職業がなりたつなんて、5年前は想像すらできませんでしたから(笑)
とりあえず、狂おしいくらい好きなものがあったら、ブログやユーチューブで思う存分情報発信しまくってると、3年後くらいに思わぬいいことがあるかもしれません。
AIに無いのは狂おしいほどにバカっぽい偏愛だ!
たとえば、映画を1日3本観るのなんてなんともないとか、
365日ラーメンだけ食べても全然幸せとか、
NBAプレイヤーのロスターを眺めながら、GM気分で妄想してたら朝になってたとか。

前に、マツコさんがテレビで語っていた『夜中に自分がプロテニスプレイヤーになって現役生活引退するまでを妄想してたら朝になってた』話とか。
人間にあって、AIに無いのは、そんな偏愛…つまり狂おしいほどにそれが好き!
という気持ちです。合理化なんてク〇くらえ!笑
もうね、嫌々仕事してる場合じゃないんですよ。
最初は、損得すら考えるべきじゃないかもしれない、全く金になさらなそうだけど死ぬほど好きでやめられない、とまらない、カル…。
そんな感情、多分100年後の超優秀なAIにもねーですからw
勝負をかけるのはそこです。
近い将来、いわゆる中間管理職的な仕事はすべてAIにとって代わられるといいます。
何の個性もアイディアもいらない事務的な業務を嫌々する必要もなくなる一方、それでは生きていけなくなる。
じゃあ、人間はそこで何をするのかというと、
ニッチな偏愛をひたすらに追い求めつつ、そこから価値を生み出していくしかない。
いまんとこ多くの人が生活のために嫌々やっている仕事がなくなるのだから、必然的に好きなことをとことん追求して価値を生み出す以外ないわけです。
これから2,3年以内に発生しそうな職業を妄想してみる
たとえば、ゲームのメンターサービス(少人数制の個別指導)あたりは来そうですよね。
今やこれだけe-スポーツブームだし、ゲーム実況も大人気。
ゲームに関する産業はどんどん拡大していきそうです。
もちろん、将来的にはそのゲームのトッププロみたいなものも生まれるかもしれません。
しかし、そうなるゲーマーの割合はごく少数だし、年齢的に見ても10代後半からせいぜい20代前半くらいと選手寿命は決して長くない。
野球の話でいうと、プロ野球選手になるプレイヤーはごく少数、これはプロゲーマーになるプレイヤーが少数であることと同じ理由です。
じゃあ、一方で高校や大学、社会人も含め野球のコーチとしてコーチングで食っている人の割合はというと、明らかにプロ野球選手より多いはずです。
となると、ゲーム業界でも、トッププロを目指すばかりがマネタイズルートではなく、コーチングを生業として生計を立てていく、みたいな戦略もアリなのかなーと。
これは、ゲーマー全体に占める割合を考えてもニーズがあることだと思っていて。
なぜなら、トッププレイヤーを目指す層より、カジュアルゲーマーで今よりちょっとだけ上手くなりたいと考えている層の方が圧倒的に多いからです。その点からいっても上級者ではなく、初中級者に訴求するサービスを展開するのは理にかなっています。
しかも、現在はまだまだ未開拓なブルーオーシャン。

攻めない手はありませんぜ。
ここからさらに話を広げていくと…
ゲーム以外にも、これまでなかった分野でのコーチングが流行る可能性があります。
なぜなら、AIによってヒマになった大量の人たちが、趣味やどーでもいいことに割と真剣に打ち込みだすかもしれないからです。
そこで発生する流れとして、
というのがありそうかなと。
将来的には、ゲームメンター専用のプラットフォームみたいなものが生まれる可能性も高いでしょうね。すでにユーチューブでもメンバーシップという形で有料でサービスを提供する仕組みが導入されていますし。

サクランボのタネを世界一遠くに飛ばす方法とか、
エアギターの上手な弾き方講座とか、
ゲートボールでとなりのじ〇いに勝つ戦略をまじめに考えた(80歳ユーチューバー)とか…

茶柱立つまで茶入れてみた…投稿してみようかのう…

…ちょっと見てみたいかも。
というか、ボクがおじいさんになったら、じじいの嗜みとしてゲートボールとかやるんだろうか…いや、やらなそうだな、フツーにゲームしてそうですね笑
まとめ
それでは、また。