どうも、レボログです。
突然ですが、
人間には、それぞれ意思決定をするときのスタイルがあるのをご存じでしたか?
私もメンタリストDaigoさんのコチラの本を読んで知ったのですが。
しかも、このスタイルは物心ついたころに身につき、
そのあとは基本的に一生変わらないんだそうです。

マジか。
意思決定の5つのスタイル
合理的スタイル
データを照らし合わせ、論理的に考えて選択する
直感的スタイル
データよりも、「これだ!」という自分の直感を重視するタイプ
依存的スタイル
物事を決めるとき、その分野の権威や成功者、信頼している人の意見を参考にして決定する。とくに重要な選択ほどほかの人の意見に依存しがち。
回避的スタイル
意思決定を先延ばしにするタイプ。できれば誰かに決めてもらいたがり。
自発的スタイル
とりあえず、意思決定はスピード命派。決断は早いがデータを照合したりしないので、後々後悔する場合も。

う~ん、私の場合、根っこのところでは依存型かもしれない。
たとえば、本にあったランチ決めを例に出すと、こんな感じになるようです。
合理的スタイル「午後イチで会議があるから、軽めにそばでササっと済ませたい」
直感的スタイル「今日は朝からカレーの気分だったんだよ。カレーにしようよ」
依存的スタイル「みんなで決めたのでいいよ」
回避的スタイル「そばもいいけど、カレーもいいよね」
自発的スタイル「決まんないから、いつもの定食屋でよくない?」
ここで、そばになるか、定食屋になるかはその人たちの関係性によるんでしょうが。
これまた本に書いてあったことなのですが、
ちなみに、ボーリング・グリーン州立大学の研究チームによると、「私たちは正解を追っているように見えて、じつは自分の意思決定スタイルを満たす選択肢を選ぶ傾向がある」とも指摘しています。
だそう。
これは、結構怖いことですよね。
先ほどのランチ決めの例でいうと、合理的な選択をした人以外は、最初からバイアスのかかった選択肢しか目に入らなくなっているということですから。

ランチ決めぐらいさっさと終わらせたいという意思決定スタイルありきで、定食屋という判断がなされている。ランチ決めぐらいならどうってことないが、もっと重要な選択となると…つまり自分の意思決定スタイルを自覚できていないと、無意識に先走って後悔する選択を続ける可能性があるわけじゃな。
合理的な選択をした方が後悔しにくいらしい
私の場合、それぞれのメリットデメリットを比較検討した結果、Aのほうがいいというのは頭ではわかるんだけど…なぜかBの方が魅力的に思える…みたいなことが結構あるので、これは為になるお話でした。
本でも指摘がありますが、まず大事なのは自分の意思決定スタイルを自覚すること。
そのうえで、できるだけ合理的な意思決定スタイルに近づけていくことが後悔しない選択をする道だそうです。
合理的な選択は、周囲の人から見ても、合理的、論理的で納得できるものが多く5つの中で最も評価が高いといいます。
その一方で、一番評価が低いのは「直感的スタイル」。
本人にしか選択の理由がわからないことが多いからでしょうが、
周囲の人から見ると
「どうして?」と疑問に思うケースが多いのでしょう。
確証バイアスの罠(わな)
たとえば、直感的な意思決定をするタイプの人は、自分が正しいと思ったことを肯定する情報だけを信じ、否定する情報を避けたり、無視する傾向があるといいます。
心理学では、これを確証バイアスとよび、判断を歪めてしまう原因の1つと考えています。
ベテラン刑事の勘はは当てにならない!?
よく刑事ドラマで、ベテラン刑事が
「俺の長年の勘がコイツだと言っている…」
みたいに、勘を働かせて事件を解決するシーンがありますよね。

いわゆる刑事の勘ってやつ。
そこで、刑事の勘は本当に当たるのか?という実験が行われまして。
その実験によると、刑事が他人のウソを見抜く確率は54%だったそう。

え?高くね?

そう思います?
実験では、さらに素人が他人のウソを見抜く確率も調べていて…なんとそちらも確率は54%だったのです。
つまり、この実験からは刑事の勘(ウソを見抜く能力)は当てにならない。
ベテラン刑事と素人の観察眼に大きな差はない。
ということが判明してしまったというわけです。
もちろん、この実験だけから直感的意思決定スタイルを全否定することもできないと思うけど、
「俺の直感がそう言っている・・」
はあまり当てにならないということも覚えておくと役に立つでしょう。
ちなみに、本によると、この54%という数字、
表情分析を体系的に学び、表情やボディーランゲージに現れるウソのサインを見抜く訓練を積んだ人の場合、90%近くまで達することもわかっています。

こわ…逆にこういう人とは付き合いたくないな。
ただし、最終的な意思決定はやはり自分流でするしかない
さて、今回の結論。
もちろん、データや一般論では合理的な選択肢を選んだほうが後悔は少ない、ということになるのだと思います。
ただ。
もし、あなたや私が合理的な選択肢をとった結果、

うーん、やっぱり別のほうを選んだほうがよかったかな
と思ったとしても誰も責任は取ってくれません。
なので、最後は自分なりにその時点で納得できる方を最適解として選んでいくしかなさそうです。
スペック女史A子さんの話
私の知り合いにスペック女史A子さん(仮名)がいらっしゃいまして。
その方、名前からも察しの通り、付き合う男性を家柄や地位や学歴で判断するようにお母さまからキツ~く言い聞かせられて育ったらしく…
「わらしべ長者のように、もっといい男が居たらどんどん乗り換えるのよ」
というのがお母さまの教えだっていうんだから、なかなかすごいです。
そんなA子さん。
ある時、東京の某有名国立大を卒業し、これまた誰もが知るような有名企業に勤めている男性(T君)とお付き合いすることになったそうです。

あー、これでA子さんのわらしべ物語も終わりかな。
そう思っていたら、半年後、結婚しましたとのお知らせが。
しかし、相手は例のハイスペック男子様ではなく、失礼ですがどう見てもスペック的にはその方よりも見劣りする男性S氏。
後日、A子さんと話す機会があったので、それとな~く聞いてみたのですが、
当初(私が勝手に)結婚するだろな、と予想していたハイスペック男子T君には別段不満はなかったそうです。
暴力をふるうわけでもないし、むしろやさしく、料理も得意。
しかし、その後中学の同窓会で久々に会ったS氏と意気投合し、
「結婚するなら、この人だな。」と直感的にビビッと来てしまったらしい。

まさに、直感的選択スタイル。
どうやらA子さん、中学時代からS氏のことがちょっと好きだったようなのですよね、いわゆる初恋の人。
本人から直接聞いたわけではないので、あくまで話している雰囲気からの推測ですけど。
「お母さんはさすがにちょっと不満そうだったけど、娘の選んだ道だし、最後は応援してくれたの。私も今すごい幸せで後悔なんて1ミリもしてないわ。」
もちろん、3年後A子さんがこの結婚をどう思っているかは、まだ誰にも分りません。
後悔しているかもしれないし、すごく満足しているかもしれない。
でも、確かなのは、それはもはや他人がとやかく言えることではないということ。

だって、A子さんの人生の舵を取るのはA子さんなんですから。
もちろん、傍からみたら、ハイスペックなT君と結婚するのが合理的…ということになるのかもしれないけど、それだと、きっとスタートから初恋の人S君の顔がちらついて、だいぶ関係がぎくしゃくしそうな気もするんだよな…。
というわけで、やはりあの時点でA子さんは自分にとってベストな選択をしたのだと思います。
ま、それで、もし後悔が残ったとしても、
「後悔する~素敵じゃ~ない♪」と笑い飛ばせれるくらいの大らかさがあればこっちのもの。
人生、死ぬこと以外はかすり傷ともいいますし、後悔したらそれを生かしてまたやり直せばね、よいのではないでしょうか。
というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また。