どうも、レボログです。
今回は、個人的に前々からちょっと気になっていた治験をテーマに1記事お届けします。
というのも、
この間、知り合いが2週間ほど治験に参加したという話を聞きまして。
なんでも彼はちょっと糖尿病の気があるみたいで、
2型糖尿病の治験に2週間ほど参加した結果、症状が改善したらしいのですよ。
「一時的なものにせよ、血糖値の値は下がったし、生活リズムが整って体調もよくなった!おまけに結構な報酬ももらえてマジラッキーだったよ。」
というのが本人談。

私も甘いもの好きだし他人事ではないのですよね、マジで。
そもそも治験ってなんですか?
治験とは言い換えると臨床試験のこと。

逆にわかりにくくなっとるぞ
失礼しました。
私たちが普段使っている市販のお薬は、すべて厚生労働省の承認が必要なのだそうです。
そして、その承認を得るためには、その薬に問題がないか実際に臨床試験を行って確かめなければなりません。
その臨床試験のことを治験と呼びます。

げ…なんか人体実験みたいじゃね?
これを聞いてそう思ったのは私だけではないはず。
でも、そこはご安心ください。
そんな危険なマネ今の時代するわけないので。
そもそも治験はものすごーく厳しいチェックを行ったうえで実施されます。
アレルギーがないか、今使っている薬との相性はどうか(被験者が現在、薬を服用してる場合)。
そういうことを細かくチェックしたうえで問題なし!と判断された場合のみ臨床試験が行われるので、健康リスクには細心の注意が払われているといっていいでしょう。
治験ってアルバイトじゃなくてボランティアなんです
これって、意外と知られていないけど結構大事な話な気がするので最初にお伝えしておきます。
治験って、実はアルバイトじゃなくて、ボランティアという体(テイ)で行われているのですよ。

ン?どう違うんだ?
アルバイトってのは、正当な労働に対する対価を支払うというものですが、
治験は、リスクある臨床試験に善意で参加してくれるボランティアの方を募(つの)って行うというものなんですよね。
ボランティアってことはタダ働きですか?
いや、さすがにタダ働きに興味持つほど私もヒマじゃないので(笑)
本来ボランティアであるはずの治験。
しかし、ある程度長期にわたって時間的・肉体的に拘束されるので、その対価として規定の協力費が支払われるという形態になっています。

医療機関に2週間かんづめとか、そういうやつか。
この協力費が普通のアルバイトと比べるとかなり高額。
学生の時分に、
「治験ってオイシイよね」
「金ねえんだったら、治験でも行ってくれば?w」
みたいに冗談を言い合ってたのを思い出しますが、実際に知人の話を聞いてみると

ホントにけっこう割のいいバイトじゃん。
という気がしてくるというのがホンネ。
治験の協力費っていくらくらいもらえるの?
これは治験の種類によってさまざま。
一般的な相場は一日1万円~2万円ほどといわれていますが、やっぱりさまざまです。

知人の例だと、1週間で10万円ほどだって言ってましたね。
ただ、まあ治験の場合、
ボランティアなのでアルバイトの給料などと違い基本的には税金が発生しないというメリットもあるようですね。
中にはこれを利用して、治験だけで生計を立てているという猛者もいるほど。
とはいえ、危険性もあるんでしょ?

はい、もちろん。
いや、ほぼほぼ安全ですけど、
「治験について書くならある程度脅しとけ!」というのが知人からの伝言でして。
中にはこのようなリスキーなケースもあるようなので、一口に治験といっても、その内容をよくよく調べたうえで納得して参加しなければなりませんね。てかこういうのは最初から参加しちゃダメ。

オイシイ話には裏があるってことですね。
とはいえ。
これが治験の実態かというと、決してそんなことはなくかなり極端な例だと思っています。
実際に、
私が知る限り、友人・知人で治験のモニターをして副作用が出たという話は聞いたことがありませんし、むしろ、医療機関の管理のもと規則正しい生活をすることになるので多くの場合体調がよくなったり、持病がある場合は症状が改善したりとメリットの方が大きいように感じています。
持病のある方の場合タダで治療が受けられるというメリットも
治験って、
新薬や新しい治療法の効果をテストするわけですから、
いってしまえば普通に病院に通って病気の治療をするような効果も期待できてしまうわけです。

結果的にですけどね。
そう考えると、高額な治療代が浮いて、
なおかつ報酬がもらえるというのは一挙両得…あんまりこういうこと書いちゃいけない気がするけど。
しかし、ごくまれにアレルギー反応が出たり、体調を崩したりといったケースもあるようですので、やっぱりそこはご自身の体調と相談ということになるのでしょう。
参加手続きとかめんどくさくないの?
一般的な治験の参加ルートは

そのうえで
結論:リスクを理解したうえでなら、金銭的なメリットはある
とはいえ、最後に伝えておかなければならないのは、
どんなに安全性を考慮しても、万が一薬の副作用が起きてしまって…といったリスクはゼロではないということです。
まあ、それは基本なんでも一緒なのだとは思います。
車に乗るなら交通事故のリスクはゼロではないし、
めちゃくちゃ確率が低いとはいえ飛行機に乗れば墜落する可能性はゼロではない。
そういうことです。
なので、
「リスクゼロじゃないなら参加しねえ!」
という方はやめといたほうがいいです。
まあ、リスクゼロでオイシイ話があるなら、私だって今すぐ乗りたいですけど…
リスクをとった分だけリターンの期待値も上がるというのは、この世界の鉄則ですからね。
そのあたりはご自身の判断でお願いいたします。
というわけで、今回はこのへんで。