どうも、レボログです。
今回は、バスケットボールで最も大事なディフェンスのお話。

オフェンスは水ものだけど、
ディフェンスにスランプはないというからね。
特に、このところレボログ的にお勉強中の
ゾーンディフェンスについて少々カジッたことをまとめておこかなと。

ゾーンディフェンスだ?そんなん基本中の基本やろ?
俺なんて256種類くらい知ってるわ。

という人にはあまり役に立たないと思うよ、
ということを最初にお伝えしていく…そういうスタイル。
まずは、ディフェンスの超・基本的なお話から
まず、バスケットボールのもっとも基本的な守り方に、
マンツーマンディフェンスというものがあるのをご存知ですよね?

…知らん!

なるほど、ではまずはそこから。
マンツーマン(よく略してマンツーねbなんて言われたりする)とは、
MAN to MANの文字通り、1人を1人で守るディフェンスの方法。

要するに1対1ってことね。
たとえば、
ガードのプレイヤーには、同じくガードのプレイヤーがマッチアップし、
センターには、チームで一番大きな選手がついたりします。

もし、チーム全員が優れたディフェンダーなら鬼強!なディフェンス方法だよな。
てか、マンツーだけでよくね?
なるほど。
確かに、マンツーはシンプルですしね。
ただね、バスケットボールはチームスポーツ。
そして、その宿命として、必ずミスマッチというものが起こります。

特に強い相手とやるときにはね。
そうなると、どうしても1対1では止められないところも出てくる。

やべ、またジョー〇ンに50点取られちった(ゲームで)

終始アイソでボコられてるのに、そのまんまとか目も当てられないな。

ボコられるって…まあ、たしかにそうなんだけど。
そういうの食らって、
「ちくしょう!こうなったら個の力で上回る相手をチームで止めてやろうぜ!」
って決意した時に、威力を発揮するのがゾーンディフェンスなのですよ。
ゾーンディフェンス=人ではなくエリアを死守するんやで
たとえば、バスケットボールで代表的なゾーンディフェンスの陣形に2-3ゾーンと呼ばれるものがあります。
2-3ゾーン

japaneseclass.jp
2-3ゾーンでは、その名の通り、
メンバーが図のように前に2人、後ろに3人という形で決められたエリアを守ることになります。
じつはコレ、
バスケでは最も有名なゾーンディフェンスの1つ。
なので、

ゾーンディフェンスといえばコレ!
と思い浮かべる方も、きっと多いことでしょう。
2-3ゾーンは、
チームで最も大柄なセンターを中心に中に3人を配置するため、
ゾーンディフェンスの中でも特にインサイドの守りに優れたディフェンスとされています。

相手センターがキープレイヤーだったら、特に有効だね。
ゾーンディフェンスが威力を発揮するシチュエーション
ここからは、2-3から離れて、
ちょっとだけゾーンディフェンス一般についてのお話。
まず、ゾーンの基本的な考え方として、
1対1の不利をチーム全員のちからでカバーする。
というものがあります。
たとえば、相手のSGが1オン1に優れたプレイヤーだった場合、
もし、1人が抜かれてしまっても、すぐに、もう1人がヘルプに行ける。
そんな風に、1人に対して、1.5~2人でプレッシャーをかけられるのがゾーンディフェンスを使用する大きなメリット。
ただし、デメリットも…

マンツーに対する攻め方は練習してきたけど、ゾーンディフェンスを崩す練習は…えへへ。
そんな相手には、ゾーンディフェンスはさぞ威力を発揮することでしょう。
ディフェンス側は、いつも通りシステマチックなことを決められたとおりやればいいので、
テンパってる相手に対し、落ち着き払って心理的な優位をとることもできるかもしれません。
ただ、一方で、
じつは、ゾーンディフェンスには特有の弱点というのもございまして…。
ゾーンディフェンスの弱点その1.アウトサイドシュート主体のチームに弱い。
ゾーンディフェンスは、その性質上、
特にスペースを広く使えるアウトサイドで、
どうしても1人がカバーしなければならないエリアが広がってしまいます。
そのため、外側で素早くパスを回してスリーを狙う戦略には苦戦してしまいがち。

ちなみに、この間、NBA2k19というゲームの5対5で、堅守速攻狙いの1ー3ー1ゾーンを試してみたんですけど、シューターのレンジがアホみたいに広いので、コーナーと45度のスリーを同時にケアできず、結果、全く機能しませんでしたとさ。残念!
ゾーンディフェンスの弱点その2.相手にオフェンスリバウンド取られがち
ゾーンディフェンスは、
人に対してディフェンスするわけではない(エリアを守る)ので、どうしてもボックスアウト(スクリーンアウト)しにくいという、もうひとつの弱点があります。
そのため、飛び込んできた相手オフェンスに連続してオフェンスリバウンドを許してしまい…
塚本さんから、
「よくないですね~。」
と選手がお叱りをうける場面…というのをトップチームの試合でも何度か見た気がするゾ。
ゾーンディフェンスではコミュニケーションが重要
ゾーンディフェンスの一番のカギは、
チームメイト同士でのディフェンスの受け渡し。
たとえば、ゾーンのちょうど間のエリアに相手がドライブしてきたら、
どちらの選手がディフェンスしに行くか。

お見合いしてどちらも人任せってのが最悪のパターンな。

とはいえ、ゴール下に3人いっちゃって、サイドの選手がドフリーってのも、それはそれで致命的だね。
じゃあ、どうするのかって?
そこはもちろん、チームメイトとのコミュニケーションですよ。
「ドライブ僕ケアしますから、サイドカバーお願いします。」
「うしろスクリーン(来てるよ!)」

おk、まかせろい!
そんな風に、チームで意思を共有することが、
このディフェンスには欠かせないのだ!

あの…僕、コミュ障なんで…
もちろん、そんな甘えは許されません(笑)
ガンバって声出しましょう。
ゾーンとマンツーのハイブリッド!マッチアップゾーン
ここでまた、
ゲームの話をしちゃいますけど。

あれだけ遠目からスリー決められるんだから、普通にゾーンディフェンス敷いても機能しねえな…。
てことは、マンツーしか選択肢はねえのか‥‥でも、ゾーンの良さを何とか生かせないものかねえ…。
なんて、ぼんやり考えていたわけですよ。
そんなとき、ふっと目に留まったのが、高校バスケ界の雄!福大大濠の若き知将・片峰ヘッドコーチ監修のこちらの動画。

ダイジェストだけどね。

なるほど、マッチアップゾーン…その手があったか!
