どうも、タカハシ(@revolog_T)です。
突然ですが、”アミノ酸スコア”という言葉をご存知でしょうか?
その前に、アミノ酸ってなに?
アミノ酸とは、タンパク質を合成する最小単位を構成する成分です。
37兆個もの細胞で作られる人間の体ですが、健康な肉体の維持に欠かせないタンパク質、そしてそれを構成するアミノ酸の数は意外と少なく、実は20種類ほどのアミノ酸によって、血液や臓器、さまざまなホルモンや神経伝達物質などがつくられています。
アミノ酸スコアって?
アミノ酸スコアとは、簡単に言うと、アミノ酸の栄養価をはかるための指標のこと。
もともと、タンパク質を構成するアミノ酸は、必須アミノ酸とそうでないもの(非必須アミノ酸)とに分かれますが、
このアミノ酸スコアは、その中でも体内で生成することのできない必須アミノ酸の必要量を元に計算されます。
必須アミノ酸の種類は全部で9種類
人の健康を保つのに欠かせない栄養素であるタンパク質。
そして、タンパク質を構成するアミノ酸。
先ほど、必須アミノ酸という言葉が出てきましたが、
ここでもう少し詳しく見ていくことにしましょう。
必須アミノ酸がなぜ必須なのかというと、それは体内では作り出すことができないため。
そのため、食品やサプリメントなどを利用して栄養素として取り込む必要があります。
体内ではつくりだすことができない必須アミノ酸は全部で9種類あるとされています。
具体的には、イソロイシン、トレオニン、ヒスチジン、バリン、リジン、トリプトファン、メチオニン、ロイシン、フェニルアラニン
の9つがそう呼ばれるものです。
では、残り11種類はなんなのかというと、これらは必須アミノ酸と区別して、栄養学上、非必須アミノ酸(ちょっと言いにくい・・・)と呼ばれています。
ただし、この必須、非必須という区別の仕方はあくまで栄養学上のもの。
非必須だから軽視していい、体外から取り込まなくても平気というわけではないのでご注意ください。
たとえば、必須アミノ酸ではありませんが、アルギニンという成分は、特に乳幼児では体内で必要量を作り出すことができないため、準必須アミノ酸と呼ばれることがあります。
同様に、チロシン、システインなども準必須アミノ酸と呼ばれる成分です。
さて、では、最後にアミノ酸スコアの算出方法について、ちょっとだけお話させていただきます。
今回の記事でキーワードとして登場してきた必須アミノ酸ですが、
栄養学上、その9種類すべてに理想的な必要量というものが定められています。
そして、その必要量をそれぞれ食品に当てはめたとき、いかに9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでいるかという観点から、スコアをつけていきます。
なお、アミノ酸スコアは100を最高得点として計算されます。
ちなみに、どのような食材に必須アミノ酸が多く含まれるかについては「タンパク質不足の方必見!アミノ酸スコアが高い食材はこれだ!!」という記事でもお伝えしていますので、ぜひあわせて参考にしてみてください。
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といったところで、今回はアミノ酸スコアの基礎の基礎についてのお話でした。
それでは、また。