どうも、タカハシです。
最近、私の身の回りはめっきり寒くなってきまして…
とはいえ、石油ストーブ引っ張り出してくるにはまだ早い…となると、
部屋でも、ついエアコンの暖房機能のお世話になることになるわけですが、
エアコンっていろんなモードがあって、どれがいいのか、いつも迷ってしまうのです(汗
ドライはともかく、自動モードがあるのに、なんで暖房とか冷房とか別にあるんだ~とかね。
ということで、さしあたって、自動モードと暖房とはどっちがいいんだろうかと、ちょっと調べてみることにしました。
自動モード最強説は本当か?
私が目にした範囲では、一般的に、エアコンは冷房も暖房も自動運転モードが一番省エネになると言われているようです。
もともと、エアコンで消費するエネルギーは常に一定、というわけではなく、最もエネルギー(電気代)を要するのは、つけはじめから設定温度に到達するまで。だそうで、
自動運転では、設定温度まで一気に室温を上げて(下げて)、その後は、省エネモードで、その室温を維持するとのこと。
「ということは、もしかして、エアコンをつけたたり消したりするより、いっそつけっぱなしにした方が電気代やすくなったりするんじゃない?」
エアコンをつけたり消したりするということは、当然、最もエネルギーがかかる初期動作を何度も繰り返すことですからね、当然そんな疑問もわいてくる。
そして、そんな疑問にこちらの記事がひとつの答えをだしてくれました。
行われたのは、ほぼ同じワンルームの部屋で、1か月エアコンの自動運転つけっぱなしと、必要に応じて付けた場合とで、電気代はどちらが安くなるのか。という実証実験。
結果的には、
実験前の月の電気代 | 実験した月の電気代 | エアコンの電気代(実験前と実験後の差) | |
---|---|---|---|
筆者の家(24時間つけっぱなし) | 3,005円 | 4,487円 | 1,482円 |
同僚の家(必要な時だけつける) | 2,646円 | 3,533円 | 887円 |
と、エアコンをつけっぱなしにした方がわずかに電気代が高くなるということになったようですが、これは思ったよりも差がないかなという印象で、ちょっと驚き。自動モードの省エネ機能ってそれだけすごいってことなんでしょうかね。
エアコンは24時間つけっぱなしにすべき?
いや、さすがにそれはないでしょう(笑
外気温が-20℃とか、あるいは逆に50℃とか、そういう過酷な環境にお住いの場合は別でしょうが、日本で平均的な気候の地域に住んでいるならば、つけっぱなしがベストってことはないんじゃないかなあ。
むしろ、仕事や用事などで長時間家を空けるときには、積極的に消してった方がいいんじゃないかと思います。
それよりも電気代節約・省エネのカギを握るのは、むしろ、いかに一日のうちでオン・オフの回数を減らせるかという事なんじゃないでしょうか。
つまり、設定温度に達してからの省エネ運航をどうやって長く維持するかってことで、それを極めたのがつけっぱなし…ということだったのでしょうね(笑
個人的には、家に帰ってきたら、つけっぱなしにして、出かけるとき(3時間以上の外出)は消すという半つけっぱなし生活がベストではないかと考えます。
この辺、先ほどの著者にならっていろいろ実験してみるのも興味深そうですね。
同じつけっぱなしでも夏と冬とでは意味が違ってくる
また、同じつけっぱなしでも、外気温との温度差がある冬の方が、夏よりも当然電気代は高くなるといいます。
たとえば、外気温30℃の場合に、室温25℃にするためにエアコンで5℃下げるのに必要なエネルギーと、外気温5℃の場合に、室温25℃まで20℃上げるエネルギ―とを比較すると、単純に4倍のエネルギーが必要であることがわかります。うん、私でもわかる。
先ほど、極端な環境に置かれている場合には、つけっぱなしもありかもしれないと申し上げましたが、それは、初動で設定室温までもっていくのにかかるエネルギー(電気代)と、その後の室温維持モードに入ってからのエネルギーの差が激しすぎるからでして、やはり北極や南極の地なんかで生活される場合には、つけっぱなしにした方がいいのかもしれません(笑
生活スタイル別エアコン・オン/オフの目安
先ほどの著者の意見を参考にまとめると、
生活スタイル | ずっと家にいる | 5分~30分程度の外出のとき | 数時間部屋を空けるとき | 仕事など、半日以上外出するとき |
---|---|---|---|---|
エアコンのオンとオフ | つけっぱなしが◎ | つけっぱなしが◎ | いったん消すのが〇 | 消してから出かけるのが◎ |
ということになるでしょうか。
この表をみると、1時間~2時間程度の外出の際にどちらにするかちょっと迷いそうですが、私だったら、外気温30度以上もしくは5度以下くらいだったらつけっぱなしにして、それ以外だったら消してから出かけると思います。
外出時±1度設定でさらに電気代を節約
エアコンの設定温度に関しては、設定温度を1度下げると電気代が10%も下がるといわれています。
先ほど1時間程度の外出時にエアコンをつけっぱなしにしておくかどうか迷うという話をしましたが、そんな時におすすめなのが、設定温度を1度低く設定してから出かけること。
こうすることで、外出時の電気代を節約するのと同時に、室温をほぼ変わらずにキープしておくことができ、その後、室温を元に戻す際にも余計なエネルギーを消費せずに済みます。
部屋を暖めるなら、エアコンの風は下向きに
もともと暖かい空気は上の方に溜まる性質があります。
そのため、エアコンで部屋を暖める際には、風向きを下にすることで、部屋全体を暖めることができます。
ちなみに、冷房の場合は、風向きを上に向けることで冷気を部屋全体に送ることができますが、暖房の季節になっても、そのまま風向きを上にしていると、天井付近ばかり暖まり、足元が冷えたままなかなか部屋全体が暖まらないということが起こるため注意が必要です。
他にもちょっとした工夫で電気代の節約に
エアコンを日常的に使うのなら、ぜひフィルターの掃除はこまめに行っておきましょう。
フィルターにホコリが溜まると、エアコンからの送風がうまくいかず、内部で熱がたまり故障の原因にもなります。
また、ダニやハウスダストを部屋中にまき散らすことにもなりかねず、お子さんがいる場合には、アレルギーなどの原因になることも。
余談ですが、以前私が一人暮らししていた際、温度だけ上がって部屋が全然暖かくならないということがしばらく続いたことがあったのですが、
エアコンのフィルターを開いてみたら、ホコリがどっさり詰まってました(笑
慌てて、掃除したところ、以後は部屋があたたかさを取り戻しまして、掃除って大事だなーとあらためて気づかされた次第です。
また、夜間はしっかりカーテンを閉めることで室温の低下を防ぐことができます。
窓ガラスは、部屋の暖気が最も逃げやすい場所だと言われているため、特に寒い時期には気を付けたい箇所になります。
また、景観などが気にならないようであれば、窓を断熱シートなどで覆ってしまうのも効果的な省エネ対策になるでしょう。最近では、断熱素材を使ったカーテンなどもあるため、そちらも併せてご活用いただければと思います。
「自動」モードと「暖房」はどちらがお得か?
エアコンはいずれのモードでも、室温から設定温度へと到達するまでに一番電気代がかかることは、ここまでお伝えしてきたとおりです。
じゃあ、結局、暖房と自動運転と、同じ温度設定ならどちらがお得なのでしょう。
暖房を弱で運転するくらいなら、自動モードの方がいい、らしい。
暖房の「弱」運転は、言ってみれば目的地(設定温度)までゆっくりと進む鈍行列車のようなもの。反対に自動モードでは、設定温度まで新幹線のように一気に室温を上げ、そのあとは、トロトロと鈍行(省エネ)モードに入ります。
そう考えると、節約を考えるなら、弱運転の暖房より自動モードの方がおススメということができます。もちろん、この辺は機種によっても違いがあるでしょうから、必ずしもあてはまるというわではありませんが、一般論としては、そんな風にいえそうです。
まとめ
以上、エアコンの自動運転モードと暖房機能について、いろいろとみてきたわけですが、
今回の結論としては、
「とりあえず、迷ったら自動運転にしとけば、同じ温度なら電気代節約になるよ。」
ということが言えそうです。
まあ、もちろん、ご自身の使ってるエアコンで1か月とか、暖房と自動運転とをそれぞれ使い分けて検証してみるのがイチバンでしょうけどね(笑。
また、節電のためには、こまめにつけたり消したりを繰り返すよりも「つけっぱなし」がいいということも、意外…といえば意外な発見でしたし。
とはいうものの、貧乏性な私としましては、どうも違和感がぬぐいえない…。
実際に、検証実験された方もいらっしゃったし、頭ではわかってるんですけど…、ま、事実だからしょーがない。頑張ってつけっぱなせるようガンバります(汗
余談ですが…
ただね、どうも自動運転ってあんまり温かくない気がしてしまうのですよ。
なんていうんだろう、お風呂で言うと、ずっとぬるま湯につかってて全然体が温まらない…どころか長時間浸かってると段々冷えてくる…みたいな(笑
暖房だとそんなことはないんですけどね。おんなじ温度でもちょっと違うのかなあ。
それはともかく、当面は、自動運転で暖をとってみたいと思います。ただ、自動モードだとたまに冷風が吹いてるような気がするんだよなぁ…気のせいかなあ。
というわけで、今回はこのへんで。
それでは、また。