前回のブログで、リポビタンDの″ファイト不発″CMについてちょっと触れたけど、今回はその続きで、今流行りのいわゆる(有名)企業による自虐ネタをテーマとして扱ってみようかなと。
まず、最初にこのブームに火をつけたのはどこかって話なんだけど、やっぱり話題性でいうと、「リポビタンD】の「ファイト不発」ってことになるんでしょうかね。
そして、次点でこの辺かな?
今朝、情報番組で、自虐キャッチコピーが流行っていると見かけました。
自社製品を自虐するなんて、信じられません…!!!#自社製品を自虐してみた pic.twitter.com/gSZNRFynBC— ノザキ(ノザキのコンビーフ)【公式】 (@nozaki1948) 2017年9月12日
ただ、コンビーフって小学生の調理実習以来食べてないんだよね…なんか、ゴメンね。
もしくは、こんなのとか
名前があったのね #ぺんてる #クーピー #自社製品を自虐してみた
【32,497RT】ぺんてる公式が自虐してみた「クーピーと呼ばれがち」「ペペとルル、名前あったのかとよく言われる」www https://t.co/W8Lm5ONM8A
— ネフェル🐈 (@zulmno1) 2017年9月21日
まさにキング・オブ小学生あるあるのひとつ。
あ、そういえば肌色って薄だいだいっていうんですね…まさにジェネレーションギャップやわ~。
ただ、コロンブスの卵よろしく、こういうのって、最初にやり始めたトコだけ称賛に値するわけで、その流行りに後追い便乗で自社製品ディスリ始めたのがバレることほど寒いことはねえっすね…と感じてしまうのはオレだけだろうか。
また、一言で自虐ネタといっても、商品によって笑えるものとそうでないものとがある。
まず、そのコピーを目にした人が心のどっかで「そうそう、それずっと思ってた。まあ、敢えて言わなかったけど(笑」のようにポンと手を打てる内容でなくてはならない。
それゆえ、どことは言わないけれど、
例えば、商品の開発者しか知らないマニアックな情報を「実は…」みたいに自虐されても「へぇ~、そうなんすね」くらいで終わってしまってあまり響かない気がする。
というと、結局どれだけその商品が認知されているか、つまりは売れているかってことになるんだよなぁ…あとは企業側はどれだけ自社製品の価値を客観的に評価できてるかってことも大事になってきそう。
(´-`).。oO(何度聞いたかわからないセリフ……。#自社製品を自虐してみた pic.twitter.com/cdAXUlwjaG
— 有斐閣 営業部 (@YUHIKAKU_eigyo) 2017年9月12日
毎年ポケット六法を買い替える法学部の学生あるある…というマニアックなとこ攻めた自虐ネタ
こういうの見てると、
別に世間で流行ってもないし、欲しくもないけど、とりあえず必要なものだから、買わなきゃいけない…けどホンネいうと買いたくない(笑、みたいな商品こそ自虐ネタの対象として最高なのかもしれない、とも思える。
ただ、企業側も「どうせツイッターだし、まあ一瞬でも盛り上がればいっか」ぐらいの軽い気持ちでつぶやいているのだろうな。基本、宣伝費ゼロだしね。おまけに自虐ネタは炎上リスクも低そうだし。
とはいうものの、中小含めこのまま便乗する企業ツイートが増え続けると、玉石混合で、このブームも急速に鮮度を失っていく…ってことになりそう。
弊社も流行にのって作ってみました(^-^)i
#自社製品を自虐してみた pic.twitter.com/gMwHWhC3nc
— カメヤマローソク【公式】 (@kameyama_rosoku) 2017年9月12日
そうなると、世の人々も
「ああ、またあのパターンね…」
と、あっという間に白けちまうことが予想できるわけで…となると、きっともうじきこのブームも、終わりがくるんだろうな。
んで、そうなると、またこれもカンタンに予測できることだけど、今度は敢えて自社製品をべた褒めするコピーなんかが流行るのでないかと。いうなれば#うぬぼれツイートブームの到来ですな。
ああ、でもやっぱりそうはならないのかな、いくらトレンドの逆張りを狙うったって、さすがにリターンよりも炎上リスクの方が高そうだものね(笑。
自虐ネタにしろ、自分褒め系ツイートにしろ、こういうものって、要は「斬新さ(目新しさ)」と「希少性(誰もやってないこと)」がカギだったりするので、まあ、もしこの予想に当てはまるようなトコが出てきたら、どうぞ
「ハイハイ、でたでた」
とか思いながら、どうぞ生暖かく見守ってあげてください(笑
ということで、今回はこの辺で。
ではでは。