【書評】『雑談のルール』はぜひ学校の教科書にすべき

人呼んで「聞き方の達人&営業心理学の達人」松橋良紀氏による、いわゆる雑談攻略本。

読んでみて、なるほどと思った点

・会話が苦手なタイプの人は、無意識に自己否定している場合が多い。

・会話が苦手な人は意識のベクトルが大体自分に向いてる。得意な人は相手の反応をしっかり見ている

・雑(中身の薄い)な会話だからこそ、雑談。

・会話は中身(情報)よりも感情のやりとり(盛り上がったかどうか)の方が大事

・雑談の目的は関係を潤滑にすること

読後の感想など

まず、雑談の理想形としておばさん同士の井戸端会議を上げている点が面白かった。
確かに、内容のない会話を無限にループさせて盛り上がれる技はあるイミ最強のトークテクかも(笑

自分の経験から振り返ると、飲みの席なんかで
たまたま話題が思い入れの強い分野に及ぶと、ついムキになって雑談が議論に発展してしまうことが何回かあった。

そんな時は、決まって険悪なムードになり…二日酔いも相まって気分は最悪…。
雑談はあくまで関係を良好にするためのもの。手段と目的を取り違えたらあかん。これは確かにその通り。

特に、会話の中に「いや」とか「でも」というような否定語が目立ち始めたら、そろそろ話題を変えるタイミングにさしかかったことを意識するようにしよう。




つまるところ、雑談が苦手な原因は、完ぺき主義にあるのかもしれない。

自身のことを振り返ってみても、
「さて、何を話そうか…これを話したら相手はどう思うかな…」

なんて考えだしたら、途端に会話はシンドいものになることが多かったし、盛り上がるなんて土台無理な状況になることも多い。
雑談で盛り上がるためには、皮肉なようだが、ゆるくテキトーに内容を吟味しないでとりあえず口にしてみることがポイントだというのは、体験と照らし合わせても納得できるご指摘。
マズったら、相手の反応を見ながら、適宜その場で修正していく能力こそ、結局は話上手と言われる方々がおもちのアビリティなのだろう。
そういった感性を一朝一夕で磨くことは難しいかもしれないけど、
普段から、いろんなジャンルに興味を持ってネタを仕込んでおくと、いざって時に役立つ…かもしれない。
とりあえず、
本に出てくる「キドニタチカケシ衣食住」は、覚えておいて会話に迷ったときに思い出そう。