「ミニッツメン再興のためにリーダーを引き受けてくれないか?」
ミニッツメン?義勇団のようなものか?
サンクチュアリに定住してほどなく、先日、ともに移住してきたプレストン氏から、そんなやや重たい要請を受けるも、柄じゃないと丁重にお断りする。
勝手知らぬ序盤ではやくも方向性を決められるのも本意ではないし、まあ、殺戮や略奪を好むわけではないけれど…善人という縛りはやはり窮屈だ。
何より今は、この世界を自由に自ら足で歩き、見て回りたいという気持ちの方が強い。
相棒は名犬ドッグミートだけで十分である。
すごい!モノホンそっくり(笑
目下、ラジオを聞きながら、気ままにホームタウンであるサンクチュアリ周辺を散策するのが気分転換にもちょうどいい。今から数百年後の未来のセカイで、主な娯楽が、今でさえレトロなラジオ放送というのも何とも皮肉な話ではあるが…。
この世界に生息する野生動物の一種。放射能の影響か、頭部が二つある。
さて、話は変わるが、この間、拠点のメカニック担当(?)であるスタージェス君(移住してきたメンバーの一人でもある)から、
「みんながグッスリ眠れるベッドを作ってくれないか?」
と頼まれたことをきっかけに、クラフト作業に着手することとなった。
すると、それに便乗して、ママ・マーフィー(例のサイトで未来が見える系占い師おばさん)も椅子が欲しいと宣(のたま)う。
ママンの依頼はスルーして、体力回復という実益も兼ねてベッドだけは人数分作成することに。
その後、作成したことをスタージェス君に伝えると、礼もそこそこに、次は、清潔な飲水を確保したいから井戸が必要だという。
いかんいかん、このままでは気ままな冒険が、よくあるお使いゲーになり下がってしまう…。
体力回復は、ベッドで十分だから、井戸は気が向いたらね。
お気に入りの椅子に座りご満悦な様子のママン
当初、あまり本筋とは関係のないクラフトには手を出すまいと思っていたのだが…ただ、始めてみるとこれがなかなか楽しい。
廃墟と化したサンクチュアリの街には、いたるところに錆びた車やタイヤ、朽ちた木製の扉や家具など散乱しており、目下、それらを片っ端から解体し、片づける作業に勤しんでいる。
解体した家具類は、すべて資源としてクラフトに再利用できるのが嬉しい。
気分は、まるで古民家を生まれ変わらせることを託された駆け出しの職人といったところ。
冒険の合間に少しずつ街を生まれ変わらせていくという新たな楽しみが生まれつつある。
街の掃除中に、偶然通りかかったプレストン氏。見回りご苦労様です。
それにしても、なぜにダイヤモンドシティラジオのパーソナリティー(トラビス君というらしい)はこんなにおどおどしているのだろう。まるで素人が恐る恐るマイクを握って話しているかのよう(ただ何だか初々しくて好感が持てる)。
まだ足を踏み入れてはいないが、ダイヤモンドシティに行けば、もしかしたら、彼に会えるのかもしれない。
それも、また楽しみにしておこう。
現在レベルは7。少しずつできることが増えてきつつある今日この頃…。