クリード/チャンプを継ぐ男

倒されても倒されても、決してあきらめることなく、何度でも立ち上がり、挑戦者として最強の王者へと挑んでいく。

人は、いつの時代もそんな不屈の男の雄姿に心をグッとつかまれてきた。

そして、映画においてそんな不屈の男の代表格として、必ずと言っていいほど名前が上がるのがシルベスター・スタローン演じるロッキーである。




もちろん、作品名は知っていたものの、今までロッキーシリーズをそこまでしっかりと観た記憶はない。せいぜいテレビのロードショーで放送されていたのを何となく観たことがあるかな~くらいの印象だ。

では、なぜ、そんな私がこの作品を見てみようと思ったかというと、主演がNBA2K17のジャスティス君役でおなじみのマイケル・B・ジョーダン氏だったからだ。
彼が演じるのは、かつてロッキーと熱戦を繰り広げた伝説的王者アポロ・クリードの息子アドニス。

『うお!?ジャスティス君がさらにいい体になってボクシングしてる!』
と最初は違和感ありまくりだった(笑

トレーナーとして、かつての盟友の息子アドニスを指導するロッキー。ボクサーから指導者へと立場は変わり、老いてなお、その言葉のひとつひとつには、決してあきらめることなく闘い続けてきた男ならではの重みと説得力がある。

そして、この映画の一番の見どころは、何といってもほぼノーカットの長回しで魅せるアドニスとチャンピオンとの息をのむファイトシーンである。まるで本物のプロボクサーの試合を観戦しているかのようなの迫力とスピード感があり、思わず固唾をのんで見入ってしまった。

ジャスティス君…じゃなくて、マイケル・B・ジョーダン氏は、きっと、この映画のために相当なトレーニングを積んだに違いない。その威容、鍛え上げられた肉体とボクシング技術…まさにプロフェッショナル!の一言に尽きる。




作中、ロッキーが体調を崩したことをきっかけに病院で検査を受けた結果、癌であることが判明するシーンがある。

「自分はもう終わった人間だ」と、
生きる意義を見失いかけていたロッキーは、当初、治療に後ろ向きな態度をみせていた。

しかし、そんな中、様々な葛藤を抱えながらも真摯にボクシングと向き合うアドニスの姿に励まされ、やがて自らも病気と闘う覚悟を固めていく。世界戦の大一番の最中、

「自分も決してあきらめずに病気と闘うから」と、
セコンドとしてクリードへエールを送るシーンは、見ていて清々しいものがあった。
ロッキーシリーズに疎い私でも十分楽しんでみることが出来たのだから、過去作から、ロッキーとアポロの関係を理解しているファンならばなお一層楽しめるに違いない。

おそらく、セリフ回し一つとっても、過去のロッキーシリーズへのオマージュが多数ちりばめられているであろうことを思うと、それを理解できないことが無性に悔しい。

なので、これを機会に、ぜひ過去のロッキーシリーズにも触れてみたいと思っている。その上で再びこの作品を見返すと、また違った発見があるに違いない。まずは、ラストシーンの意味するところから解き明かさなくては。

それでは、また。



コメント

  1. より:

    自分も見てみようと思います!レボログさんの2K愛はスゴイですね!

  2. タカハシ より:

    >あさん
    コメントありがとうございます!
    ここまでくると、もはやタダの変態ですね(笑
    さすがに、ちょっと気をつけないと…。