今までこのシリーズにはいわゆる最適解が存在していた。
と言っても私がオンラインに参戦し始めたのは2k15からなのでそれ以前のことはよく分からないのだけど、おそらくそれ以前もあったのだろうと推測する。
ちなみに、2k15では7フィートSF(まあ、後にDEMIGODと呼ばれる7フィート3インチのチートキャラで溢れかえることになるんだけれどそれはそれとして)、2k16では6’7ポイントガード(アウトサイドタイプ)が最もキャラパワーがあるとみられていた。
そして、いよいよ2k17である。
まず、今シーズンの大きな変更点として、プレイヤータイプが11種類に分かれたことがあげられる。
それぞれについてみていくと
まず、ポイントガードとシューティングガードは、「スラッシャー」、「シャープシューター」、「ロックダウンディフェンダー」、「ショットクリエイター」、「プレイメーカー」の5種類の中から選択することになる。
次にSF。
SFはプレイメーカーが選択できない代わりに、新たに「ポイントフォワード」と「ポストスコアラー」、そして「グラスクリーナー」というタイプが加わり計7種類から選ぶことになる。
最後にCとPF。
この二つのポジションは共通で
「アスレチックフィニッシャー」、「ストレッチビッグ」、「ペイントプロテクター」「ポストスコアラー」「グラスクリーナー」の5種類の選択肢が用意された。
前作までは、大まかなキャラクタータイプはあったものの、基本的にはプレイヤーが「アウトサイドシュート」、「インサイドスコア」、「運動能力」、「ボールハンドリング」、「リバウンド」、「ディフェンス」の6項目を自由に選択して強化するシステムが採用されていた。
自由にと言えど、有効な育成法というのは大体2種類くらいに収れんするもので、せいぜいリバウンドを強化するかインサイドスコアをとるかの実質2択だった。
それに比べ、今年は、タイプごとに能力の上限が細かく決められており、ドリブラーはシュート力に不安があり、シューターは動きが遅く、ディフェンダーはオフェンスが壊滅的など、よりじゃんけんの要素が強くなったように思う。
2k側としては、ワンマンショーではなく、チームとしてプレイする流れを作りたいのだろう。それでもドリブルが強化されていたりと、ちょっと矛盾を感じる部分もあるのだけれど…私的には大歓迎(笑
事前に動画などをチェックしていた限りでは、今年は最大身長のセンターでも相当早く動けるようになったようで、ただ勝つことだけを考えるなら、おそらく7’3ストレッチビッグが無難な選択肢だろう。
ストレッチビッグはオープン3とミドルでそれぞれ91という驚異的なレーティング設定がされており、2k16のアウトサイドセンターをさらに強力にしたような印象を受ける。
私は個人的にドリブルこそがこのゲームの大きな魅力だと考えているので、メインで使うならばドリブルで火力が出せないポジションは避けたい。となると、やはりSF以下のポジションということになる。
そして、さらにこのゲームで重要な要素がディフェンスとリバウンド。
この点、身長の低いガードでは、仮にディフェンスやリバウンドのレーティングが高くても身長差でビッグマンに太刀打ちできない。
それゆえ、毎年頭を悩ませるのが、ドリブルの威力と身長との兼ね合いを見極めることなのだが…。こればかりは実際に試してみるしかないのですぐには分からない、というのは毎度のこと。
とりあえずキャラクターを作ってみないことには始まらない。
ということで、まず最初に目に留まったのが、新たに設けられた「ポイントフォワード」である。
イメージ的にはまさにレブロン。
身長を高めに設定してもボールハンドリングが損なわれない点が魅力だ。
他のタイプと比べてリバウンドやシュート力はあまりパッとしないが、まあそこはブーストやら何やらで補うこととして。
ちなみに、前作まではウィングスパンは能力に影響を与えなかったが、今作から手が長いほどシュート力やら何やらが低下する謎のペナルティが採用された。
そのせいで、ウィングスパンを最短に設定するプレイヤーが続出しているようで(笑
毎年、パークで最初に思うことは、「みんな、手長っ!」だったが
今年のパークは手の短いプレイヤーたちで賑わいそうである。