ネトゲでイラつかないために効果的な3つのこと

ゲーム


ゲーム業界では、現在オンラインプレイがすっかりその主流を占めるようになった。
対戦型のゲームはもちろん、かつては一人で黙々と楽しむのが定番だったRPGでさえ、初めからオンライン要素ありきで作られる時代である。

そして、オンラインゲームをプレイする上で避けては通れないのが、対人戦ゆえのイライラである。本来楽しむためのゲームが、ストレスにしかならないと嘆きやめていくプレイヤーが後を絶たない。

だが、せっかくのゲームを1回や2回の敗戦でやめてしまうのは、少し勿体ないことだ。
課題や目的をもって取り組めば、ゲームは達成感や上達する喜びなど多くのものを与えてくれる。

今回は、対戦型オンラインゲームでイラつかないために効果的な3つのことをお伝えさせていただこう。

1.敗因を自分に求めてみる

ときおり、敗戦の原因をラグやチームメイトのせいにするプレイヤーを見かける。

確かに、それらは負けたことと全く無関係ではないかもしれない。

だが、オンラインという環境で見知らぬ他人とプレイする以上、ラグやチームメイトのミスという要素を完全に消し去ることはできない。

にもかかわらず、負けの原因を自分以外の要素に求めてしまうと、どうしても”自分は悪くない”という思考に陥りがちになり、その分上達のスピードは鈍ってしまう可能性がある。

勝ったのはチームメイトのおかげ、負けたのは自分のせい。

これは、チームスポーツに携わるプレイヤーが、謙虚さを失わず常に冷静でいるための心構えの一つだ。

そして、オンラインゲームをプレイする上でも、やはり謙虚さと冷静さは大事な要素だと思う。

たとえば、過去の対戦の様子を動画として残しておき、他人の行動はさておいて自分のプレイに改善点はなかったのかチェックしてみるというのも、怒りを鎮め冷静さを取り戻すためにおすすめの方法だ。

負けた試合なんてムカついて見てられるか!
と思われる方もいるかもしれない。

だが、そういう方は、おそらく対戦ゲームに向いていない。

勉強でも、スポーツでも、解けなかった問題、勝てなかった試合にこそ、成績向上のヒントが眠っているものだ。

対戦ゲームの楽しみとは、そのような宝を掘り起こし、さらなるレベルアップにつなげる過程を楽しむことに他ならない、と私は思う。

そして、それが結果的に、勝つよろこびにもつながっていく、とやはり私は思うのである。

2.対戦相手をAIだと想像してみる

ある程度、対戦経験を積んでいく中では、

確かに、人間的に尊敬できない相手というのは存在する。

 

たかだか数試合の結果だけ見て、負けた相手に対して見下すような態度を取ったり、舐めプと呼ばれるような相手をおちょくったような行動を繰り返す様な相手もいる。

ただ、知り合いでもない限り、オンライン対戦では、相手と直接顔を合わせることは無い。

だからこそ、匿名性を盾にそのような厚顔不遜な態度をとれるという面もある。
そんな時には、相手を人間ではなく、良く作りこまれたAIか何かだと思い込んでみてはどうだろう。

よくもまあ、こんな憎たらしいプレイをプログラミングできたものだと、開発者を褒めたいような気持になり、怒りもそれほど感じなくなるかもしれない。

たまに、自分に勝って、画面の前でニヤついている対戦相手を想像して激しい怒りを感じるという意見を目にすることがあるが、そんな想像は百害あって一利なしだ。

知り合いと遊ぶのでもない限り、ゲームのことはゲームの中だけで完結させておこう。
闘っているのはあなた自身ではなく、あくまでゲームのキャラクターであることを忘れずに。
たとえ敗戦したとしても、それは現実におけるあなたの価値とは全く関係のないことだ。

3.勝つことよりも良いプレイをすることに集中する

勝ち負けにこだわりすぎるあまり、負けたときに怒りが抑えられないということもある。
そんな時には、自分が何のためにゲームを始めたのかを再確認してみてほしい。

それは、純粋にゲームを楽しむためではなかったか。

私が考える対戦ゲームの魅力のひとつに、”上達する楽しみ”がある。
ゲームに勝ち負けはつきものだが、勝っても負けても、それを上達につなげることは可能だ。

そして、上達した結果、前より勝てるようになればうれしいし、負ければまたそれを糧にして前に進めばいい。

そう考えると、勝とうが負けようがプラスでしかない、と捉えることもできる。

私の経験上、勝つことに執着していたときよりも、結果はともかく自分の持てるベストのプレイをしようと考えて臨んだ方が対戦成績は不思議とよかった。

結果に執着しないことで、余計な力みがとれ、本来持っている実力が発揮しやすいということがあったのだろう。

逆に、勝ちにこだわるとどうしても置きにいったようなどこか萎縮したプレイになりがちで、遊び心のある大胆な手は繰り出しにくいものだ。そのような行動は相手に読まれやすく、結果にもつながりにくい。

おわりに

 

ゲームであれ、スポーツであれ、人と人が競いあえば、そこに勝敗はつきものだ。
そして、顔の見えないオンラインゲームにおいては、時に相手への敬意を欠く行動が見られることも多い。

だが、そのような相手は意に介せず無視しておけばいい。
感情をコントロールするコツは、怒りを感じたときにこそ、他者ではなく、自分のプレイに集中することだ。

もし、心の中で相手を罵倒する暇があったら、その時間で出来なかったことを練習しよう。
そうしているうちに、冷静さを取り戻し、次への課題もまた見つかるだろう。

そして、好きこそものの上手なれ。
ゲームは何よりも楽しんでプレイするのが一番である。

それでは、また次回。



コメント

  1. 匿名 より:

    スポーツとゲームをごっちゃにしてませんか?

  2. タカハシ より:

    >匿名さん
    おっしゃりたいことは何となく理解できます。
    ただ、
    自分なりの課題を見つけて克服すること、出来なかったことを練習によって可能にすること、対戦の結果を次に生かすことなど、ゲームとスポーツにはいろいろと共通点が多いとも感じています。近年ではe-sportsという言葉も徐々に普及してきていますし、もはや全くの別物とも言い切れない現状にあるのではないでしょうか。