【リオ五輪】バスケ女子が20年ぶり8強入り!

2004年のアテネ大会以来、3大会ぶりのオリンピック出場となる”アカツキファイブ”ことバスケットボール女子日本代表チームが、リオの地で、見事な快進撃をみせてくれた。

予選Aグループでの初戦となったベラルーシ戦に77-73で競り勝つと、その勢いに乗って予選リーグを3勝2敗で突破し見事準々決勝進出を決めたのだ。
準々決勝進出。

つまり日本が世界のオリンピックで世界のベスト8に立ったのは、1996年のアトランタ大会以来、実に20年ぶりの快挙だ。ベスト4をかけたアメリカとの準々決勝では、オリンピック5連覇中の絶対王者に46点差と実力の差をみせつけられはしたが、最後まであきらめずに立ち向かう挑戦者の姿勢は、見ていて胸が熱くなるものだった。

グループリーグは、対戦相手によって結果が大きく左右される。しかし、今回は戦った相手が凄かった。

日本が予選で当たった相手はいずれも格上の強豪国ばかり。
にもかかわらず、※FIBAランク10位のベラルーシFIBAランク7位の開催国ブラジルFIBAランク4位のフランスに立て続けに勝利し、世界を驚かせた。

※FIBAランキングとは?
また、予選では、アメリカと並んで金メダル候補の1角と目されていたFIBAランク2位のオーストラリア相手に92-86と惜しくも敗れはしたものの、高さとパワーで上回る世界の強豪を最後まで苦しめた。

日本バスケ界に表れた救世主

日本の快進撃を語る上で、やはり渡嘉敷来夢(ラム)の存在を忘れるわけにはいかない。

身長193センチ、練習ではダンクシュートも難なくこなす彼女は、日本女子バスケ界100年に一人の逸材ともいわれ、日本がオリンピック出場を決めたアジア予選でも優勝の立役者となった。もともとインサイドでの圧倒的な強さには定評のあった彼女だが、さらなるレベルアップをと2015年から挑戦を始めたアメリカのWNBAでは、自分より大きな選手たちと対戦する中で、ゴール下のみならず、ミドルレンジからスリーポイントまで打てるシュート力を磨いてきた。それにより、オフェンスの幅が格段に広がり、よりアンストッパブルな選手へと成長を遂げた。

世界の強豪と比較すると、どうしても高さやパワーで押し切られる展開の多かったこれまでの日本代表とは違い、渡嘉敷のいる今回の日本女子チームは、インサイドでの攻防やリバウンド争いなど、高さでも対等に渡り合う場面が多くみられた。

それにより、ポイントガードでキャプテンの吉田を中心としたスピード感あふれる速攻や、パスランからのスリーポイントなどもより効果的に機能していた。

特に、世界4位のフランスとの一戦は、序盤こそ相手の高さに苦しんだものの、渡嘉敷13得点7リバウンドとゴール下で踏ん張り、司令塔の吉田がスティールからの速攻などスピードを生かしたオフェンスでチーム最多24得点7アシストをマークするなど、高さとスピードが融合するまさに日本が目指してきたバスケットの形が存分に発揮された試合だった。

そして、強豪相手に負けて流した悔し涙。

日本がオリンピックでベスト4、そしてメダルに手が届く日もそう遠くないかもしれない。あらためて、そう予感させてくれるような素晴らしい快進撃をみせてもらった。

それでは、また次回。