これってホントに助六ですか??

先日、母が買い物に行くというので、ついでに助六を買ってきてと頼んだところ、
買い物から帰った母から手渡されたのはかんぴょう巻きといなり寿司のセットでした。
ラベルを見ると確かに助六(198円)と書かれています。
でも、なんか思ってたのと違う…。
私のイメージした助六は、太巻きといなり寿司がセットになったもので
その太巻きには、かんぴょうだけでなく、卵や、キュウリやシイタケなどの具がギュッと詰まっていたはず…。
これは、店側が勘違いしたのだろうか。それとも私の助六に対する認識が間違っていたのか…。
そういえば、好物でありながら、今まで助六についてあまり考えたことがなかったかもしれません。助六ってなんぞや?ということでさっそくググってみましょう。

そもそも助六の由来って?

実は、助六の由来はもともと有名な歌舞伎の演目にあるようです。

語源由来辞典によると助六に関して次のような解説がされていました。
助六所縁江戸桜(すけろくゆかりのえどざくら)」の通称で、主人公の名前でもある「助六」に由来する。 助六の愛人は吉原の花魁で、その名を「揚巻(あげまき)」という。 「揚巻」の「揚」を油揚げの「いなり寿司」、「巻き」を海苔で巻いた「巻き寿司」になぞらえ、この二つを詰め合わせたものを「助六寿司」と呼ぶようになった。
一説には、助六が紫のハチマキを頭に巻くことから「巻き寿司」に見立て、揚巻を「いなり寿司」に見立てたともいわれている。「揚巻寿司」ではなく、「助六寿司」となった由来は、江戸っ子らしい洒落であえて助六の名を使ったという説や、この演目の幕間に出される弁当出会ったからという説もあるが、単に外題が「助六」だからと考えても不自然ではない。
なるほど。
助六という名前には、なかなか奥深い由来があったということですね。
今やすっかりブログ神となられた市川海老蔵氏による歌舞伎十八番「助六」。
ちょっと見てみたい気もします。

ということで、助六とは巻き寿司といなり寿司のセットのことを指すということが判明しました。
すると、かんぴょう巻も巻き寿司だから、母が買ってきた助六も、一応正式な助六ということになるんでしょうね…。でも、なんか胸のモヤモヤが晴れないんだよなあ…。
やっぱり助六と言えば私の中では絶対コレです。

次に、頼む機会があったら、一体何と頼みましょうか…。
“ちゃんとした”助六買ってきてね。
もしくは、
“残念じゃない方の”助六お願いしますね。
で通じるでしょうか(笑

まあ、自分で買ってくるのが一番間違いが無くていいかもしれませんね。
とか言ってるうちにまた食べたくなってきました。

食べ物の話をするとお腹がへっていけませんね。
それでは、また。