湯シャンって意外と"アリ"なのかも

脱・シャンプーへの道


最近、“湯シャン”が気になっている。

湯シャンとはその名のとおり、お湯だけを使って髪を洗うこと。
シャンプーを使わないんだから”湯シャン”っていうネーミングは正直どうなの?というツッコミはともかく、シャンプーが要らないというのはミニマリストを目指す者としては魅力的に映る。

シャンプー代も、品質の良いものにこだわって選ぶと結構バカにならない。
そして、いかに髪に良いかを気にしてアレコレシャンプーを試していたけど、結局はノーシャンプーがベストだったとしたらそれは何とも灯台もと暗し過ぎる話。

なぜ”湯シャン”なのか?

湯シャンが気になった理由としては、もちろんシャンプー代の節約になるという経済的な面もある。しかし、それ以上に、お湯だけで洗うことが頭皮と髪にとってメリットがあるという話にそそられた。

簡単に言うと、毎日シャンプーを使って髪を洗うのは正直洗いすぎだということ。
頭皮には、もともと地肌と髪の健康を守る働きがあるが、シャンプーのもつ強力な洗浄成分は、頭皮の汚れだけでなく地肌を守るために必要な脂分まで洗い流してしまうのだという。

一方、湯シャンでは、当たり前だが、お湯しか使わないので、汚れは落としても脂分まで落としきることはなく、髪がパサつく心配もない。

シャンプーが先かベタつきが先か

シャンプーしないと髪がベタついて気持ち悪い!という方もいるだろう。
しかし、頭皮の状態が正常ならば、本来の髪は必要以上にべたつくことはない。
ベタつきの原因は、ズバリ、シャンプーのし過ぎ

シャンプーによって頭皮から必要な脂分が奪われると
頭皮は防衛のために過剰に皮脂を分泌するようになり、それがベタつきの原因になるのだとか。

また、湯シャンに切り替えたからといって、永遠にベタついた状態が続くわけではない。個人差はあるが、数週間から1ヵ月程度で頭皮が湯シャンに慣れ、余分な皮脂を分泌しなくなることで徐々にベタつきも気にならなってくる。

有名人にも多い湯シャン愛好者たち

当初、”湯シャン”と聞いて私が抱いた感想は「でも、湯シャンなんて普段人前にあまり出ない人がこっそりやってるもんなんでしょ?」だった。
しかし、フタを開けてみると、意外や意外。普段人前に出ることの多い芸能人や有名人の中にも湯シャンを実践している方々がいるという事実を知ることとなった。

・森田一義(タモリ)

湯シャンを実践している方の中には、お昼のテレビ番組でのタモリさんのトークがきっかけで湯シャンを知ったという方もいるのではないだろうか。メディアを通して湯シャンを広く世間に知らしめたという意味では、まさに湯シャンの宣教師的存在。

芸能界でも物知りで有名なタモリさんが実践しているとなると、湯シャンにも箔がつくというか、なんだか説得力がグッと増すような気がしてくるではないか。

 

・福山雅治

歌手で俳優の福山雅治氏も実は湯シャンを実践するひとりだそう。
日本を代表する男前が実践してるんだぜ?もう試さないわけにはいかないでしょう、男性諸君。

・ミランダ・カー

ファッション・アイコンとして有名なミランダ・カーも湯シャン派。
海外では、シャンプーを使わないことをノー・プー(NO poo)と呼ぶそうで
彼女は「ノープーでもノープーロブレムよん」とノー・プー派を公言しているんだとか。

・ジェシカ・シンプソン

美へのこだわりが半端ない!でおなじみのジェシカ・シンプソンも”ノー・プー”実践者。
彼女の場合は、1ヵ月に一度シャンプーを使うというハイブリッドタイプ。

・You

美容院が苦手で自分で髪を切ってまっせ発言でおなじみのタレントYouさん。
彼女は湯シャン派ではないものの、髪を洗うのは1週間に一度のペースだそう。
洗いすぎはよくないというコンセプトは湯シャンと通じるものを感じたため、ここで紹介させていただいたが、週一回のシャンプーだけで若々しい髪を保てるとしたら女性にも朗報なのではないだろうか。

おわりに

今回は、私が湯シャンに興味を持つようになったきっかけについて、簡単にお伝えをさせていただいた。

今まで毎日のようにシャンプーを使っていたところからいきなり湯シャンに完全シフトするというのも、なかなか難しいことかもしれない。

頭皮環境が湯シャンに適応するまでは、多少ベタつきや匂いが気になることもあるだろう。
個人的には、最初はシャンプーと湯シャン1日交代くらいから始めて、徐々に湯シャンの日を増やしていくというスタイルだと、無理なく湯シャンに移行していけるのではという気がしている。

気になる方は、ぜひ。お小遣いやへそくりがちょこっと増えますよ。
それでは、また。