太陽光発電はアリ?それともナシ?




ここ数年、日本も亜熱帯気候になったのではないかと言われている。
ホント、去年はそれくらいの猛暑日が続いた。
連日35度を超える温度計。
そんな日には当然、太陽なんかもサンサンと照り付けるわけで。。。
でも、ちょっと待てよ…もし、この太陽光を使って金儲け発電なんかできたら…

           「あち~ウゼ~まるで地獄~」
                  ↓

            「うふふ、発電の夏、猛暑大好き。」
こんなふうに、連日の猛暑日に対する認識もずいぶんと好意的なものに変わるのかもしれない。
もし、仮に太陽光発電を導入しするとしたら…
もちろん、どのくらい儲かるのか節約になるのかは気になるところではあるけれど、
まず、私が気になったのは、
ズバリ初期費用とそれを回収するまでにかかる期間についてである。
その疑問に答えるべく、さっそく調査を開始。

◇太陽光発電の初期費用はいくら?

まず、気になるのが、太陽光発電を始めるためにいくらくらいお金がかかるのかってこと。
数万円ってことはないだろうけど、数百万円となるとさすがに二の足を踏んでしまう。
初期費用の一例をあげると
太陽光発電メリットデメリット解説というサイトでは、太陽光発電を始めるためにかかる費用の合計額ととして、2011年では181万円という数字が示されていた。
これを高いとみるか安いとみるか…なんとも微妙な価格設定ではある。
しかし、設置にかかる費用自体は年々安くなってきているようで
2001年では267万円だったのが、2006年には239万円となり、
そして、2011年はお伝えしたように181万円にまで下がっている。
太陽光発電がメジャーになれば、さらに設置にかかる費用は安くなることが予想される。
ということはもう少し待ってみるのが吉?
ただ、設置費用が安くなると、その分電力の買い取り料金が安くなったりするので
一概にそうともいえない。う~んムツカシイ。

◇え?太陽光発電って補助金がもらえるの?

ちなみに、現在太陽光発電を始めると、太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)というところから補助金がもらえるらしい。

なお、同サイトには、補助金の目安として次のようなものが紹介されていた。
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この表の見方としては、

例えば3.5kWの太陽光発電システムを導入する場合、導入にかかった費用が210万円だったら、1kWあたりの費用が60万円となり補助金をもらうことはできない。

また、導入費用が175万円の場合は、1kWあたりの費用が50万円となり、1kWあたり1.5万円、つまり3.5kW×1.5万円=5万2500円の補助金を受け取ることができる。

同様に導入費用が138万だった場合は1kWあたりの費用は41万円以下となり、1kWあたり1.5万円、つまり3.5kW×2万円=7万円の補助金をもらうことができるということらしい。
あれ?初期費用が安いほどもらえる補助金の額が増えるの?

逆に、導入にかかった費用が高くなると補助金がもらえなくなるの?どゆこと??

まあ、一応補助金の目的なんかもみてみると

「地球温暖化防止を目的に、太陽光発電の導入目標を達成するため及びその後の太陽光発電の大量導入を可能とするため、住宅用太陽光発電システムの価格低下を促しつつ市場の拡大を図ること」
出典:J-PEC(太陽光発電普及協会)

う~ん、これを見ても初期費用が安いほどもらえて、高いともらえない理由は分からないまま。やっぱ財源の問題だったかな??

◇補助金終了のお知らせ


ここまで、さんざん補助金がどうのこうのと書いてしまったが、
経済産業省のホームページを見ると、

住宅用太陽光発電システムの価格低下を促しつつ市場拡大を図るため、経済産業省の補助を受けて太陽光発電普及拡大センター(J-PEC)が行ってきた住宅用太陽光発電導入支援補助金の補助金申込書の受付は、平成26年3月31日(当日消印有効)を以て終了となりますので、国の補助金を活用した住宅用太陽光発電システムの導入をご検討されている方は、予めご注意ください。
なお、上記の申込期間中であっても、申し込まれた補助金の総額が予算残額を超過することが明らかになった場合には、補助金申込書の受付は終了となります。

との記載あり。

どうやら、この制度はずいぶん前に終わっていたらしい。期待した方、ゴメンナサイ。

◇補助金終了まで(おまけ)

補助金の助成が始まってから、終了までを簡単にまとめると次のような感じだろうか。
1.太陽光発電を促進させるためには、価格を低下させる必要がある→補助金の導入
2.設置費用が安いほど補助金を多くもらえる謎のしくみ→当然ユーザーは安い方に流れる
3.それにより販売会社やメーカーは価格を抑えなければならず、価格競争でさらに価格が低下
4.補助金の財源がなくなり終了
4は私の勝手な推測だが、まあ、太陽光発電の普及という目的を達成して終了ということではないと思うのでまあ、そう見当違いともいえないだろう。

◇太陽光発電の買い取り価格は年々低下


太陽光発電メリット・デメリット2016年【最新版】によると
太陽光発電の買い取り価格は毎年少しずつ安くなっている。

おまけに、システム価格は下げ止まりで、初期費用が今後目に見えて安くなることもなさそう…。
となると、もう太陽光発電を導入するうまみはないのだろうか?

◇太陽光発電は現状アリ?それともナシ?


何となく、年々雲行きが怪しくなってきている気もしないでもない太陽光発電だが、
ここで、今まで見てきた点などを参考に、あらためて太陽光発電はアリかナシか考えてみたいと思う。

判断のポイントとしてメリットとデメリットをまとめると

デメリット

・買い取り価格が年々低下している
・国からの補助金が無くなった
・初期費用がまだまだ高い
・初期投資回収まで10年くらいかかる

メリット

・自治体からの補助金はまだまだ期待できる
・初期費用が年々低下している
・固定買取制度※で今から10年は買取価格が保証されている
・10年以内に初期費用を回収すれば、あとはメリットしかない。
※固定価格買取制度とは、再生可能エネルギーによる電力供給を、20年間等の長期に「固定」した価格で、電力会社に買い取ることを政府が義務づけるしくみ。これにより、太陽光発電導入から10年間は一定以上の価格での電力の買い取りが保証される。

以上の点を踏まえると、

自治体からの補助金があり、固定買取制度が機能している現在のところ、初期投資を回収するまでの数年間を耐える余裕があるのなら、まだまだ太陽光発電を導入するメリットはあるといえるだろう。

◇初期投資回収の目安は10年

ただ、国からの補助金同様、自治体からの補助金もいつ打ち切られるか分からないこと、そして固定買取制度の期限である10年を過ぎると電力の買い取り価格がどうなるか不透明であることを考慮すると、あらかじめ10年で初期費用を回収する計画を立てておいた方がいいといえるだろう。というかこれは多分マスト。

◇おわりに

いかがだっただろうか。

エコだとか、再生可能エネルギーの利用を推進する流れは、今後もますます加速するとみてほぼ間違いない。だって、黙ってたって資源は枯渇していくわけだし。

システムや制度の不備で、イマイチ普及に時間がかかるとしても、やがては、各家庭で太陽光発電が導入される時代が来てもおかしくないと思う。

個人的には、10年という投資回収までの期間がネックとなり、今のところ、導入はまだ先送りかなという感じではあるが、初期投資を回収し終わった後には夢の売電&自家発電生活が待っているわけだから、何とも夢のある話ではある。

「買いたいときが買いどき」とはよくいったものだが、太陽光発電が気になっている方は、まさに今が買い時なのかもしれない。

それでは、また。